PRESSな時間

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2013-03-26 21:19:21 | 社会

3/26「たんぽぽウオッチング」
最近東京に行くと植え込みをじっと見つめる時間が多くなった。

通行人の多くはそのような事には全く興味がないと思うのだが、
一昨年の6月頃、後楽園駅の植え込みから発見されたたんぽぽに興味を持って以来、

通年でたんぽぽの観察をして来た。

そう言えば黒澤明監督の「夢」と言う映画で原発が次々に爆発した後に巨大なたんぽぽの映像が出て来た。
当時私は2回程あの映画を見たが、
まさかあの映画がリアルな形で自分の目の前に出現するとは想像もしなかった。

さて、
今年のたんぽぽは総じて早く成長している。
と思っている。
昨年の同じ時期より花のさく頃が早いからだ。
そうして、葉は切込みが大きく細長いのが特徴だ。
そして、ドーム型のタンポポにも初めてお目にかかった。

3月末にあってこんな状態なので4、5月になったらどうなってしまうのだろう。
と考えると心配だ。

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2013-03-25 23:00:53 | 社会

3/25「地元の苦悩」

今日参院議員会館内で「大飯原発仮処分」裁判を盛り上げようと言う集会があった。
昨今、原発関係の話題が大手マスコミから全くと言って良い程なくなっているの
にこんな話題があるとは私自身忘れていた
(すいません)

 冒頭アイリーンさんから
今回の裁判に対して地元おおい町にビラまきをした結果が報告された。

「逃げ道が1本しかないのに福井県内に留まらなくてはならない。不安だ」
「地元では声を上げにくいが、地元に来て頂ければありがたい」
と言う切実な声があり、

さらに
「京都では避難を受け入れると言っているのに福井県側が拒否している」
と言う様な情けない発言もあった


。共同代表の小山さんからは「制御棒のシュミレーションに理解しがたい」
「裁判所も私達の主張にうなずいている」
と言う発言があった。

同島田さんからは
「あらゆる手段で関電、福井県,規制委員会に抗議行動をやりましょう」
と言う趣旨の発言があった。

今回の仮処分の判決は今週中ー4月初旬らしいが明日かもしれず
、東京、関西の連帯行動が判決を左右すると思われる。

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2013-03-24 19:08:55 | 社会

3/24「避難の権利」

今日日比谷野外音楽堂では「被災者と支援者の集い」があり、福島では「県民健康調査」説明会があった。

野音での集会に行こうと思ったのだが、
何となく気が乗らなかったので配信を見ていた。
案の定、安倍首相が福島入りしているらしく、
自民党の議員がしきりにその事を自慢している。

そして二言目には「帰還して復興」と言う。
それに対して妙に大きな拍手が聞える
。しかし、参加者の多くは中高年で母子避難などの姿は一向に見えない。

「子ども被災者支援法」に関しての話も
「法律を作った」
と言う以外に話はない。
ツイートにも「カラスが飛んでますねぇ」
という空しい(?)言葉が出ている。

日本全体の人口が減るのに
「以前よりもおおきくなる」
などと言っているのが可笑しいと思わないのかと言う
疑問も沸き上がってくる。

そう言えば、県民健康調査説明会でも人は少なかった。
「逃げる人はもう逃げてる」
と言う役人の留まっている人をバカにしたような言い方は
私が聞いても納得がいかない。
そして、「検査した」
と言う事実を自画自賛している県立医大の呆れた回答に

この参加者の少なさの根本が見えているとしか言いようがない。
先日も書いたが、
誰にでも「権利」がある。
それは権力者の暴走を抑える為だ
。原発事故と言う暴走は「帰還して復興」とか「検査した」と言う単なる事実の暴走を抑える為にある。
「避難の権利」
はその権力者の暴走を抑える為の私達の権利でもある。


PRESSな時間

2013-03-23 22:37:56 | 社会

3/23「囲い込み」
日本は島国なので、
領土的には「囲い込まれている」
しかし、憲法その他によって、国民一人一人は一応さまざまな「自由」が保障されている。
9条の「交戦権はこれを認めない」?条「表現言論の自由」、、
つまり「囲い込まれている」のは政府、官僚の方であり,

そこで初めて「主権在民」と言う言葉が理解されていると思う。

しかし、今回の一連の出来事である、
原発事故やTPPは
私達が「主権者」である事がまるで「違憲」かの様な錯覚さえ感じる出来事だ。

,原発事故に関しては人間が生きる為の情報が必要な時に隠され、
子々孫々の事を考えるととてつもない被害である。

TPPに関しても、
まず、条約の中身が全く見えない。そしてかなりの不平等条約であるらしい。

そうなると「囲い込んでいる」のは政府であって、
「囲い込まれている」のが私達である
と言う事になる。

それでは本末転倒なのではないだろうか。

この事を象徴する人々が「福島県民」だと思う。
福島県内では、
原発事故によってまず,健康や農地が様々な囲い込みにあっている。
「県民健康調査」「子どもの健康調査」「避難区域の設定」、、
そして最後にはTPPによる医療格差、、

どれを考えても
時既に遅し、
で明るい未来など築ける見込みはない。

このような状態の中で今日
二本松市の母親が長男を殺傷すると言う痛ましい事件があった。
理由は不明なのだが、
考えられるヒントの一つに「囲い込み」があると思っている。
「囲い込まれた」家畜は「ただ,死を待つだけだ
。私達も最終的な死を待つものとして

せめて原発事故と言う,またTPPと言う囲い込みから逃れたいと思うのだが、
世の中はそんな甘いものではない。

PREESSな時間

2013-03-22 20:11:07 | 社会
3/22「抵抗権」

今日経産省前テントひろばではテント撤去の前提となる「仮処分」の抗議集会があった。
福島からも私が以前お世話になった「菅野さん」を始めとして、

全国から「テントを守ってほしい」と言う悲痛な叫びが経産省を取り囲んだ。

中でも、福島の女性達が口々に言った言葉は

「私はこのテントがあったお陰で立ち直れた」と言う事だ。

私もそうだが,最近とみに感じるのは
「原発事故の風化」だ
。先日もフクイチの停電騒ぎで「いよいよか」と友人にツイートをしたが、
その事故も新聞の一面を飾る事はなく、ネット上だけが騒がしかっただけの様な気がする。
私はたまたま病院に行く用事があったので,バスや地下鉄の乗客の様子を垣間みる事が出来た。
しかし、
少なくとも、バス、電車の中でその事に関した会話はなかった。
マスコミもアワプラネットTVの白石草さんが
「この期に及んで0000」
と原発推進者がテレビの解説者に出て来たと
呆れた様子でツイートをしていたが、
その他、新聞紙上では大々的に報じてはいなかった。

私も一寸拍子抜けした様な感じがしたが、
最終的には
「事が起きなければそれでよし」と言う、
いかにも日本的な解釈を自分自身の頭の中で解釈して家路についた。

しかし、福島県民に取っては重大な事故であり、
私達の想像をあるかに超えた恐怖だったに違いない。

だからこそ、
その不安との闘いの中で「理解しあえる仲間」がいるテントが必要なのである。

テントの仲間は
国に抵抗しているのではない。
原発、放射能に抵抗しているのである。
国はその事を理解してほしい。