24、25日の衆参予算委員会閉会審査で、国家戦略特区制度を活用した学校法人[加計学園]
の獣医学部新設計画を安倍晋三総理がいつ知り、[加計ありき]ではなかったかの疑惑の論議が行なわれました。
また、南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報問題について、稲田朋美防衛大臣が日報保管の事実を知ってたのか、隠蔽に関与していて拒否答弁したのかの論議がありました。
衆参予算委員会審査で、『記録に無い、記憶に無い』の答弁が目立ち国民に分かりやすい議論になっていなかったように思いました。
加計学園、防衛省の問題のカギは公文書として、BS日テレ深層ニュースで、前・内閣府特命担当大臣で去年まで公文書管理を担当した自民党・行革推進本部長の河野太郎氏、政府の公文書管理委員会で委員長代理をつとめる、三宅弘弁護士が番組に出演され[公文書のずさんな管理]について、意思決定の過程記録が定めたにも関わらず無い、1年未満保存期間を超えたものは破棄しても良いと日本の民主主義の基盤確立のために重要な公文書のあり方を加計学園、防衛省の問題から知る事が出来ました!
“ずさん”な文書管理は国のトップや、大臣の支持で改善す事が必要と両氏が発言しておられました。
菅官房長官が、怪文書みたいなものと言われた文章、メモ、どこまでが公文書なのか線引きは難しいでしょう。
ただ、官邸に出入りした名簿が無いから記憶に無いと言うのは、真実だとしたらテロ等危機管理に欠けると言わざるを得ないです。
更には、文章が行政のモノなのか、個人のモノなのかも含め、電子データを共有サーバーに管理していない事が問題だと三宅弘弁護士が言われたのには同感です。
まして国防省は国民の生命財産に関わる重要なことが、省内で共有出来ていないことを国民が知ってしまいました。
アメリカとの50年以上の文章管理の方法の差があり組織内での管理の指摘があり、第三者のレコードマネージャーと呼ばれる文章管理局の[会議の日程、場所]まで管理する専門職員がいると紹介がありました。
日本は専門機関に予算を付けていない実態と1年内に公文書管理のあり方についてガイドライン発表について電子データの保管のあり方電子中間書庫構想を提言をトップがすべきだと言われていました。
「歴史に重要かどうかは後世の人が判断することで、今の人が勝手に判断するべきではない」
「今回の岩盤規制を打ち破る、新しい駆けつけ警護というPKO派遣任務を終えたという歴史的に重要な案件にもかかわらず、文章管理があいまいであったことについて、行政実務のなかで政治家も官邸も謙虚に改める必要がある」と三宅弘弁護士のご意見に感銘を受けました。
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