さくまひろしのBlog

小浜市在住 さくまひろしの個人ブログです。

新幹線小浜、京都ルート決定と琵琶湖若狭湾快速鉄道

2017-01-20 15:42:34 | 日記

 

昨年12月20日に北陸新幹線小浜、京都ルートが決定されて、小浜市は関西からの北陸の入り口となり大きな恩恵を受けることが期待できます。

 小浜に造られる新幹線駅は各駅停車の「はくたか」が止まり、小浜-京都間は所要時間が十九分、料金が二千百十円。小浜-新大阪間は三十四分、五千五十円となるようです。
 所要時間と料金がともに改善されることで小浜が京都の通勤圏となり、人口減少対策や地域活性化など大きな期待が広がります。


一方、若狭町と滋賀県高島市を結ぶ新線琵琶湖若狭湾快速鉄道は1993年からの敷設計画が一向に進みません。

事業主体が決まらず、財源の確保が難しいのに加え、滋賀県側が敷設への意欲が低いのが要因でしょう。

北陸新幹線の若狭(小浜)ルートが熱を帯びる一方で、住民たちの願いは二十年以上もかなわないまま、福井側の積立金だけが膨らむ状況になっています。

 

私が37才若狭青年会議所時代のこの新線運動の最初の火付け役としてこいのぼり鉄道運動と称し、未来の子供たちの為にと1994年の5月5日に開催して以来、夢を追い続けて琵琶湖若狭湾快速鉄道実現住民会会長もさせていただき、署名活動を数年にわたりとり直し西川知事に署名請願すべきと訴えてまいりました。

2006年には建設同盟会会長の当時の村上市長のリーダーシップのもと嶺南自治体、嶺南の商工会議所などが約二十二万六千人分の署名を県や県議会に提出に私も小浜住民会会長として同行しました。

その時の県会議長が現在の小浜市長で、私と共に青年会議所時代新線運動の副委員長をしていた松崎市長です。

そして、小浜に続き、高島市や若狭町でも住民の会ができ、それから数年は機運が高まり盛り上がりました。

それから、2016年に私が市議会議員になって最初の議会で一般質問に立った内容がこれです。

問 村上市長の琵琶湖若狭湾快速鉄道の展望(何年が目途なのか)と不退転の思いをお聞きしたい。

また、北陸新幹線の敦賀以西のルートが琵琶湖若狭湾快速鉄道の敷設に影響されるのか閣議設定されている新幹線若狭ルートについても市長の見解をお伺いしたい。

北陸新幹線の敦賀以西のルート問題との因果関係に、閣議決定されている嶺南の夢の新幹線若狭ルート市長の見解をお伺いしたい。

先月の20日に福井市で県北陸新幹線建設促進大会が模様されて、自民党整備新幹線等鉄道調査会前会長、小里貞利参与の「今や正念場に立つ新幹線」の基調講演の中で「まずは南越敦賀までの許可を取り付けることに全力をその工事がなされる間に決ればいいことで考える余裕がある。」と述べられています。

敦賀から以西に新幹線が着くのは30年、50年先とも言われ、閣議決定されている嶺南の夢の新幹線若狭ルートと、10年先の時系列の大きく違う琵琶湖若狭湾快速鉄道を駆け引きの材料にされてはいけないと思いますが如何ですか?

 

三菱総研のまとめにも,若狭地方が京阪神とつながる新線が双方にとってポテンシャルの高いものであるとしています。

環境にやさしい電車、通勤通学が可能になれば京阪神の大学に通う学生の仕送りがなくなる親の負担の軽減、さらに企業誘致がなされた時の社員、小浜病院の先生等優秀な人材が、大阪から75分京都から55分で来てもらえます。

お医者様が車では通勤してくれません。便利なところに人は集まり、地元に帰ってくる人も増えます。

この熱い思いは市長も同じだと拝察いたしております。

そこでその為に何が必要で何が課題なのかをお聞きします。

と懐かし文書が残っていました。

そして、閣議決定から43年、新幹線小浜、京都ルート決定を受けて嶺南6市町でつくる嶺南広域行政組合管理者の松崎小浜市長が「北陸新幹線小浜・京都ルートが決定し、琵琶湖若狭湾快速鉄道は必要性がなくなりつつある。

今後は、新幹線を大阪まで早く開通させる運動に力を入れたほうが良い」「リゾート新線は関西圏との移動時間短縮や滋賀県湖西地域との交流拡大を目的に推進運動を行ってきたが、新幹線が整備されると目的の一つは達成されると」説明をされました。

北陸新幹線が小浜、京都に決定によりJR西日本は特急が走っている湖西線を並行在来線とみなし、三セク鉄道にするような事も言っているようです。

私が嶺南地域の交通体系の整備の遅れ訴え活動してきて、やっと決まり喜びは計り知れません。

一時は、新幹線は無理だから琵琶湖若狭快速鉄道だと政治に翻弄さてきた嶺南地方の20数年の歴史を振り返ってみる良い機会だと思っています。

福井県が小浜線の電化など鉄道三点セットと称し、「鉄道促進基金」が27年度末に嶺南6市町で30億5230万円と福井県50億1990万円で合計    80億7220万円円の基金の取り扱いについてどうするか県としっかり交渉していかなくてはなりません。

北陸新幹線小浜・京都ルートについて、国は2030年度末の北海道新幹線札幌開業後の着工を想定していますが、福井県は札幌開業より早い完成を求めています。

この財源問題をクリアしない限り、国の想定通りなら完成は約30年後の45年になります。

もし、北陸新幹線金沢―敦賀と同時に整備し、工期を10年に縮めれば、札幌開業より早く完成することが出来ます。


公共事業費に占める整備新幹線の国費はわずか1%で、最大の壁は国費を増額するしかありません。

金沢開業で整備新幹線は優良な公共事業であることがあらためて証明されたし、JRの法人税はこの5年で2倍に増えました。

国費を倍増することが、北陸新幹線の大阪延伸開業が北陸のみならず、関西地方にもたらす経済波及効果は計り知れないと思います。

30年も過かって地方創生のチャンスを逃さないために、何としても15年で開業をしなくてはいけません。

今後は、国、県に小浜駅の場所と、財源確保の要望活動をしっかりと取り組んでまいります。

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
地域住民がイニシアチブを取れる社会システム構築を‼️ (杉本憲彦)
2017-01-21 04:30:07
3セク上等‼️地域を将来的に豊かにするためには、土地の人自らがアグレッシブにあらねばなりません。国に頼って小浜線の廃線を待つより、地域住民が纏まって世界中からクラウドファンディングでも利用して民間投資を募り、湖西線を買収する方が地域のためには有効だと考えます。だって、観光客数世界トップ20に入る観光地の30分圏内で1平米100ドル以下で取得出來る土地は今現在世界中探しても、小浜しか無いのですから‼️その場合、後に権利行使しやすいよう最低20パーセント以上のファンドを作ることが望ましいです。地域住民はもっと自信を持ちましょう‼️地震大国の日本において、小浜は地政学的にも必ず発展します。我々が死んだ後かも知れませが‼️
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感想 (はいあき)
2017-04-27 18:47:12
敦賀~東小浜~京都~松井山手~新大阪の小浜京都南ルートで決定。
これにより若江線ルートもほぼ消えた。

芦生の森を避けるために八つ峰付近を通り、
北から南に京都駅を貫くルートになりそう。

個人的には
敦賀~近江今津~堅田~京都~新大阪の湖西フル乗り入れルートで
敦賀からまっすぐ近江今津に向かって山岳トンネルを貫き、近江中庄~近江今津は湖西線と重層高架。近江今津に東海道山陽新幹線用の車庫併設。高島市内は単独高架で走るが、大津市は湖底~堅田駅~市街地と大深度地下を走る。京都駅は東から入り東海道新幹線に乗り入れる。
敦賀以南3セク無しで若江線もJR西運営で建設。新快速が播州赤穂から近江今津を通って若江線経由で小浜に行く。
こちらの方がよかった。
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