キミと一緒に、歩いてゆこう

ミニチュアダックスの千姫(せんひめ)と暮らし、その日々を綴っています。

珍しいお客様

2012-09-12 06:58:08 | 日記
カアチャンが、まだ今のお家ではなく

県営住宅に住んでいたころのことです。

住んでいた部屋は、南側に2部屋、北側にお勝手ともう1部屋の3DK

南側の2部屋にはベランダがあり、ひとつは雪国らしく窓で覆われていました。



こんな感じです。

窓で覆われたベランダから、隣の部屋のベランダへは戸が付いていて

その戸を明け放しても、部屋の中は見えないので、

よくカアチャンはその状態で、風を入れてお昼寝をしておりました。

その日も、風の気持ちの良い秋の日でした。

目が覚めると、私のほんの1m先に何かいます。

猫です。猫がいます。

あわてて、そばに置いておいた携帯で写真を撮りました。



これがその時の写真です。SDカードの奥に残っていました。

一階に住んでいたので、ベランダから、開いていた戸を通って

部屋の中まで入ってきたようです。

それにしても、落ち着いています。

私が動けば逃げるかと思ったけど、

ちっとも逃げません。

それでも、私が立ち上がると、猫も立ち上がって、

家中をぐるっと回ってから、ベランダに出て

そこで毛づくろいをゆっくりして

どこかに行ってしまいました。

近所のおうちの猫だったようですが、

それからたびたび見かけるようになりました。

人懐っこい猫で、子供たちに撫でられていました。

でも、もう家の中まで訪ねてくれることはありませんでした。

今のお家は、窓にはすべて網戸があるし、網戸を開けると虫がひどいから、

さすがに猫を待つことはできません。

もう、あんなことはないのでしょう

たった一度、猫に訪ねてもらった時の思い出です。