平成24年3月5日(月)の新聞に、原発から10㎞圏の6町村に、
備蓄されていた安定ヨウ素剤の配布状況についての記事が掲載されました。
富岡町では昨年3月12日午後、避難していた川内村などで、
40歳以下の希望者に配布していたことは、
以前、このブログでも書かせて頂いていました。
(その際、富岡町と三春町だけ配布したと明記)
今回の報道では、双葉郡6町村のうち、安定ヨウ素剤を配布したのは、
富岡町・楢葉町・双葉町。
富岡町は12日午前、川内村に避難する時に万一に備えて、
役場倉庫に備蓄していたヨウ素剤を持ち出していたそうです。
でも、ヨウ素剤は国・県からの服用指示がないと配布出来ません。
12日午後の1号機水素爆発後、外部との連絡があまり取れず、
テレビやラジオからの情報だけで、指示を仰ぐための連絡もつかず、
放射線量も分からない中、原発関係の企業で働く町民が、
ヨウ素剤の備蓄や効果に関する知識を持っていた為、
「早く、ヨウ素剤を配布して欲しい」と要望があったそうで、
法に従っている時間はないと判断したとの事。
その他に、三春町といわき市も、国や県からの指示を待たずに配布。
三春町は14日午後、ヨウ素剤配布を決めたが、翌15日朝、
2号機のプール付近が損傷の可能性有りとの報道で、
町内の高台に吹き流しを設置し風向きを監視する一方、
三春町に避難してきていた大熊町職員から原発事故状況や
ヨウ素剤使用のアドバイスを受け、県にヨウ素剤の提供を要請、
服用の指示を決断。
いわき市は、平成11年の東海村JOC臨界事故を受け、
独自に安定ヨウ素剤を備蓄していたそうで、3月18日に配布。
しかし、「指示があるまで服用しないように」との文書と口頭指示付きで。
避難してきた原発周辺の住民がヨウ素剤の配布を受けていた事などが、
配布の判断の一つだったそうですが、自己判断で飲んだ人もいるらしいと…
電気不通・電話不通・情報無しの災害の現場で、
住民の安全を確保する為に自治体の皆さんが、
配布や服用について決断を迫られていたのだとあらためて感じました。
備蓄されていた安定ヨウ素剤の配布状況についての記事が掲載されました。
富岡町では昨年3月12日午後、避難していた川内村などで、
40歳以下の希望者に配布していたことは、
以前、このブログでも書かせて頂いていました。
(その際、富岡町と三春町だけ配布したと明記)
今回の報道では、双葉郡6町村のうち、安定ヨウ素剤を配布したのは、
富岡町・楢葉町・双葉町。
富岡町は12日午前、川内村に避難する時に万一に備えて、
役場倉庫に備蓄していたヨウ素剤を持ち出していたそうです。
でも、ヨウ素剤は国・県からの服用指示がないと配布出来ません。
12日午後の1号機水素爆発後、外部との連絡があまり取れず、
テレビやラジオからの情報だけで、指示を仰ぐための連絡もつかず、
放射線量も分からない中、原発関係の企業で働く町民が、
ヨウ素剤の備蓄や効果に関する知識を持っていた為、
「早く、ヨウ素剤を配布して欲しい」と要望があったそうで、
法に従っている時間はないと判断したとの事。
その他に、三春町といわき市も、国や県からの指示を待たずに配布。
三春町は14日午後、ヨウ素剤配布を決めたが、翌15日朝、
2号機のプール付近が損傷の可能性有りとの報道で、
町内の高台に吹き流しを設置し風向きを監視する一方、
三春町に避難してきていた大熊町職員から原発事故状況や
ヨウ素剤使用のアドバイスを受け、県にヨウ素剤の提供を要請、
服用の指示を決断。
いわき市は、平成11年の東海村JOC臨界事故を受け、
独自に安定ヨウ素剤を備蓄していたそうで、3月18日に配布。
しかし、「指示があるまで服用しないように」との文書と口頭指示付きで。
避難してきた原発周辺の住民がヨウ素剤の配布を受けていた事などが、
配布の判断の一つだったそうですが、自己判断で飲んだ人もいるらしいと…
電気不通・電話不通・情報無しの災害の現場で、
住民の安全を確保する為に自治体の皆さんが、
配布や服用について決断を迫られていたのだとあらためて感じました。