北海道立近代美術館はうちから(地下鉄5分くらい乗車)+(徒歩3分)とけっこう近く、地下鉄西18丁目駅を最寄駅とする北1西17。
隣接して知事公館とかもあって、ま~ハイソな雰囲気のするロケーション。ちょっと気取ったデートにはピッタシかもです。
ビーナスの夢 ←これって中学校か高校の美術の教科書に載ってたんでなかったっけ?誰もがなんとなくどっかで目にしている絵です。
これを見ただけでもこのダリ展に来たかいがあったとゆーもんです。広島県立美術館所属のものだそーですが、はるばる海越えてやってきました。
大きさは(240×480)cmと巨大です。ド・迫力もんでした。この絵が1930年代に描かれたなんて、ちょっと信じられません!!
ダリは単なる画家でなく、グラフィックアーティスト、デザイナーでもあり、また著述家でもあります。彼の作品が創造する多面体と言われるのは、彼自身が多岐にわたる才能に恵まれていて、多面体人間だったからかもしれません。
若い頃のダリの写真を見ると、単に美形とゆーだけでなく、大勢のスタッフといる中でも、妖しげでなんだか異質な妖気を放っています。
おそらくその時代にあっては変わり者だったかもしれませんが、彼の活躍した時代は、ちょうど60年代のヒッピーブーム、フラワーチルドレンの出てきた頃。時代の雰囲気とマッチして、大ブレークしたのかもしれません。
現代にあっても今年あたりはなんとなくサイケ柄の60年代ファッションが流行ってるから、そうしたことからも現代とダリの全盛だった時代がリンクしてこの展覧会は大成功したのかもしれません。
ビーナスの夢以外に、印象にのこったのは、家具のデザイン。
真っ赤な唇型のソファとか奇抜なデザインのイス。そして外国のダリの常設美術館を紹介する映像ブースが凝った演出でした。
以前ゴッホ展を見に行った時と比べて、こっちの方がずっと見ごたえあって、満足しました。人の混みよう以外は。(これは土曜日だから仕方ないか。)
最後にロビーのところでダリのグッズ見ましたが。ダリのミニチュア香水コレクションが欲しくなって困りました。昔バブルの時、ひと目でダリってわかるペパーミント色で唇形の香水をよく振りかけて、ブンブン言わせてたことがあったので、懐かしくなったのですね~。(*^m^)o==3