下記の記事はnoteオンラインからの借用(コピー)です
何の話かっていうと、息子がコップの水をこぼした話なんですけどね。
うちの息子は偏食and水分摂取拒否っ子でして。
食べてるモノから水分がとれて足りてしまっているから飲みたがらないのだろう、と病院やら療育やらで言われました。
おしっこはガンガン出てるし快便なので、排泄があれば無理をしてやらせなくてもいいということなんですが、何せ昨今の暑さは尋常ではありません。
もうすぐ3歳の息子、少しでもいいから何か飲めるようになってくれないかな…と思い、息子の機嫌の良い時を見計らってはちまちまチャレンジしているのですが、まあ飲まない。笑
療育でもコップでお茶を飲む時間というのがあるのですが、うちの息子だけコップで遊んでおしまい。
(ちなみにこういう時、威圧的に叱ったり無理やりやらせようとすると逆効果なので、無理強いはしないこと、と療育で教わりました。)
そんな息子が最近私がガラスのコップで水を飲んでいるのを見て、興味津々な顔をして近寄ってくるようになりました。
療育でおともだちが飲み物を飲んでいるのを毎週見ていて刺激を受けたのかもしれないし、単純に私のガラスのコップが気になったのかもしれません(療育では怪我や事故防止のため、プラのコップ指定です)←家でもそうしていました
あれ?もしかしたら飲むかもしれない?と思って口元に近づけてコップを傾けたら、ちょっとだけ飲んだのです。
それも、3回ほど続けて。
今までそんな事はなかったので本当にビックリ。
『自分で持って飲みたい』というような仕草をしたのですが、大人用のガラスのコップに水をなみなみと入れていたので持ったら重くて落とすのでは?と思い、息子用のプラのコップに同じように水を入れて渡したのですがそれは拒否。
どうやら、どうしても私の持ってるガラスのコップがいいらしい。
ここでダメといってしまってはせっかくのチャンスを逃してしまうかもしれない…と思い、コップの底をそっと手で支えて息子に手渡しました。
コップの中の水に指をつけてみたり、ぺろっとガラスのコップを舐めてみたり、とにかく興味津々。
そして息子が水を飲もうとした瞬間、盛大にこぼれました。笑
口に若干コップがついていなかったのです。
息子の服から床からビショビショ。
こぼした本人は突然ぬれてしまったこと、うまく飲めなかったこと、多分思ったより勢いよくこぼれて水がなくなってしまったことが不思議だったんでしょう、フリーズしていました。笑
その姿がどうしても可愛くて、おもしろくて。
うっかり大笑いしてしまいました。
するとさっきまでフリーズしていた息子が、私を見ながらニコニコ笑い始めました。
そのあと服が濡れたから着替えるよ、と伝えて新しい洋服にかえて、床が濡れたから拭くよといって床を拭きました。息子はその横で『もう1回水をくれ』という仕草をするのでもう一度(今度は水を少なく入れて)渡したところ、2回目も盛大に失敗。結局また着替えて、床も拭き直し。でもチャレンジしようと思ってくれたことが嬉しかったのと、勢いよく飲もうとして失敗する姿が可愛くて、二人でゲラゲラ笑って終わりました。
ふと自分の幼少期を思い出します。
たった2回しかしたことのないおねしょで凄く叱られ、失敗が許されないと思うと親が怖くてたまらなくなったこと。初めて作った手作りケーキの生クリームが上手くぬれなくて、汚いと怒られたこと。
…毎日が窮屈に感じたこと。
私の母からすれば『きちんとした子にしたい』という躾でしかなく、悪意などなかったんでしょうが、私はおねしょに限らず、初めてやることでも(先に書いた初めての手作りケーキのような事)失敗すると怒鳴られ『お母さんが産んだ子なのにこんなに出来が悪いなんて!』と言われました。
死ぬほど嫌でした。
母の期待に添えない自分も、怒鳴られることも、失敗することも。
だから自然と母と一緒に何かするのは怖くて嫌になってやらなくなってしまいましたし、お手伝いひとつが嫌でした。手伝うのが怠いとかそんな理由ではなく、母の中のルール(私にはわからない)から1ミリでもズレると怒鳴られて挙げ句の果てには泣かれるので、それが嫌でたまらなかったのです。
やがて家にいること自体が苦痛、という人間になっていきました。
命に関わること、他人にしてはいけないことなど、そりゃダメだよって事の時はもちろんキリッと叱れる親でいたいですが、それ以外のことではのんびり成長を見守って、日々楽しく暮らせる家族でありたいですね。
私が笑う姿を見て安心してニコニコして笑ってくれる息子を見て、あらためてそう思うのでした。
rem
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体よわよわの1児の母親をやってるヲタクの人。IBS下痢型と不眠症です
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