徒然草庵 (別館)

人、木石にあらねば時にとりて物に感ずる事無きに非ず。
旅・舞台・ドラマ・映画・コンサート等の記録と感想がメインです。

「黒い王子様」の本気を見た!ふるさと祭り東京2017 

2017年01月12日 | グルメ
ご無沙汰をしております。
年末年始は第二の故郷・北イタリアで、ひたすら飲み食い&町歩きをしていた庵主です。
本年も拙ブログをどうぞよろしくお願い申し上げます。



2017年も明けて1月早々、出張が入りました。



時間の余裕がありそうだったので、帰りにこちらに寄ってみることにしました♪





ふるさと祭り東京2017
http://www.tokyo-dome.co.jp/furusato/

2年ぶり~!来れると思ってなかったから嬉しい~! ^^

野球を見ない私なので、東京ドームには「仕事」か「ライブ」、「この手のイベント」でしか足を運ばないのですが、今回もビックリするほど広いグラウンド一面にいろいろなお店が立ち並び、ステージがあり、お祭りやライブがあり、それはそれは賑やかです。


会場全景


日本全国の名産品や隠れた美味珍味はもちろん、各地の旨いビール!日本酒!!ワイン!!!
各ブースをひやかしつつ、看板やポップを見比べつつ、仕事後の一杯、と言わず二杯三杯、最高~♪



島根ピルスナー(スッキリ旨い!)


横浜ラガー(これはホントに私好みのビール!)


前回週末に行った時は歩くのも苦労したものの、平日の夜のせいか、通路やお店はそこまで混みあっている印象はありません。比較的若い会社帰りと思しき男女、男性グループ、女性グループ、私のようなピン参戦も多数。パンフレットを熱心に読み込んでいる外国人観光客も珍しくなく…そして!何せ「食べ物イベント」なので、お店を見て回りつつ、立ち飲みならぬ「歩き飲み」してたって何も言われないのは有難い!(笑)

ちなみに「18時からは女子限定ハッピーアワー」だとか「全国各地のゆるキャラ大集合撮影会」とか「イケメン音楽ライブ」だとか、いろいろアナウンスされていましたが、そっち方面には見向きもしない私…安定の通常運転ですw





和歌山ブースのお兄さんが持っていたパンダパペット。可愛い♪





実は昔、和歌山で仕事をしておりまして。何せ農業漁業が盛んな土地のこと、関わる中には桃、柿、南高梅やみかんの産地に、タチウオの水揚げ量日本一を誇る漁港の町などなど。当時「みかん農家のヨメになれるよ」と言われるほど、みかん作りのあれこれについて勉強したものです。結局ヨメにはならなかったもののw今でも和歌山と聞くと懐かしい思い出がいっぱいです。


そして…本日の主目的。
キャラメルボックスの黒い王子様率いる「最強バイト軍団」見物!(爆)
以下は「酒飲みの、酒飲みによる、酒飲みとCBファンのための」イベントレポートですw





<酒のかまくら>和歌山ブース ※梅酒と柑橘酒のお店



そ~っと覗いてみると、いました、いました!
周囲はお客さんで賑わってます。^^

新人の竹鼻くん!初々しくて可愛い!常時6~7人のお客さんに笑顔を振りまきながら、試飲ボトル片手に頑張ってます。
懐かしい今井さん!どこから見ても営業マンです!(笑)板につき過ぎて、あまりにも自然すぎて、思わず二度見…(^^;
※近藤くんは休憩タイムで不在でした。

そして「歌舞伎町からスカウトされたという都市伝説つき、最強の売り子」達也さん。そこだけ異次元w





いや~…凄い!
流石です。


キャラメル関係のお客さんが多いかと思いきや。普通の方もたくさんいらっしゃっています。
その光景を見た瞬間、彼らの「正体」を知っている私は、思わず笑ってしまったのですが…(^^;

本当に「売り方が全然違う!」これは贔屓目でも何でもなく、他のブースを回れば一目瞭然です。
いわゆる「商売っ気のあるなし」ではありません。「1・対・その他大勢/不特定多数」のワンパターンな声かけしかしていない多くのブースに比べて、ここだけが目立って「声に明確な意思と表情、トーンの変化がある」そして「個・対・個」顔の見える接客だったんですよね。買うにしても買わないにしても、1対1。言うなれば、アナタという人間と、ワタシという人間のコミュニケーションが前提で、そこに「商品を売る・買う」というやり取りが乗っかってくるイメージです。

通りかかった、足を止めたお客さんに「顔を合わせて、目を見て、明るく」勧める。
加えて、ケチケチしない、豪快なまでに気前の良い試飲量!
お客さんの心理的負担感に先回りして「買わなくてもいいよ、美味しいでしょ?飲んでいってね」と笑顔で明言。←これ大事!
いったん立ち去るお客さんにも「また飲みに来てね!」これで実際「また来た~!」と戻ってくるお客さんが多いこと。
結果として買ってくれたお客さんに対しては、気持ちの良い「ありがとうございました!」で感謝。

竹鼻くん「お客さん、お財布出さないでいいから!飲むだけでいいです!」
私「ホントにそんなこと言っちゃっていいの?」
竹鼻くん「…と言うように、先輩が(笑)」
私「(なるほど、ジャイアンの指令だったのかw)」

そんなやりとりを見ていた先輩が一言。

達也さん「こいつは将来のエース候補だから!」
私「えっ!ホントにですか」
達也さん「(黒い笑顔で)…もちろん潰すけど」(爆)


……竹鼻くん、ガンバレ。
そして生き延びろwww(ゴールデンスランバー風味)


それにしても。
営業一番の基本は、見ず知らずの人に「その商品(売り手)を知ってもらう」「ファンになってもらう」に尽きるわけで。
当たり前のようですが、そう簡単なことではないと思います。

このイベントではお酒を扱う店は数多くあります。しかし、ビールでもワインでも日本酒でも、大抵が最初から「1カップ400~700円」に設定されているので、これ興味あるな、ちょっとだけ味見したいな、と思ってもハードルは結構高いものです。しかも胃袋は1つ。お財布も1つ。連れがいないピン参戦ではシェアもできず、そうそう気安く何杯も飲めないですし。

「ほんのちょっとなら」
 →「あ、イイかも?」
 →「気に入った」「こっちはどうかな」
 →「買おうかな」「後でまた来ようかな」

お芝居を生業とする彼らだからこそ、この最初のステップを可能な限り「低く」「手の届きやすいもの」にできているのかも知れません。

しかも!お買上げ品預かりサービスまであるとはビックリ!
ワレモノ+重いから、見て回る間の手が空くのは嬉しいし、何より「コインロッカー・満」の状態でこれはありがたい!!
キャラメルボックスの劇団運営や顧客サービスの精神(キャラメルイズム?)にも通じるものを感じました。

まあ、あの様子を見て誰もが思う「え?ここは歌舞伎町のショットバー!?彼らはホスト?!」というツッコミはさておき。(笑)

私もお客様商売の端くれですので、大変勉強になりました ^^ ありがとうございます。





なお、商品は(ほぼ)全種類試飲ができるとのこと。
遠慮なく右から左まで全て飲ませていただくことにしました。←酒飲みめ!

普段「甘いお酒はあまり飲まない」ので、さんざん飲み比べて、個人的な好みは以下の3種。

☆ウィスキー樽仕込み梅酒
 (かなり重厚感がある、ウィスキーの風味が強くて大変飲みごたえあり!一番好き)
☆柑橘酒「ゆず」
 (完熟ゆずの甘い香りと味わいそのまま!飲むとあとくちスッキリ)
☆柑橘酒「すだち」
 (すだちのシャープな味と香りが最高!意外にも「酸味」は感じず、飲みやすさもあり)


柑橘系は営業マンこと今井さんの担当。ひとくちに柑橘と言っても品種は様々、清見オレンジ(デコポン)や甘夏、はっさく、お馴染みの温州みかん、と産地ならではの新鮮さがぎゅっと詰まったお酒がいっぱい。

今井さん「是非これ飲んでってね~!香りすだちに、味のゆず!」
私「これ美味しいですね~!」
今井さん「良かったら試飲半分残して置いてください、炭酸水で割るとこれまたイケるんですよ!」
居合わせたお客さん「おおぉ~」「ホントだ!!飲みやすい!」

炭酸水割りのすだち酒はサッパリとした飲みやすさで、大人気 ^^

私はいつも食事やシチュエーションに合わせて飲むお酒を選ぶので(和食なら日本酒か焼酎、イタリアンならワイン、食後ならスコッチやジン、グラッパなどのハードリキュールなど)これだけたくさんの種類の「果実酒」を一度にテイスティングする機会は貴重でした♪

なお、これから行かれる方は、ミネラルウォーターのボトルを持参されると良いかと思います。お酒とはいってもやはり「甘い」ので、折々に味覚のリセットもできますし、柑橘酒から梅酒に切り替える時に、カップをすすぐついでにお水を飲むこともできますし…って、試飲でそんなに飲まないぞ普通!(関係各所からのツッコミ)いや…これは…飲むんです!むしろ飲まされるんです!ついつい飲んじゃうんです!(自爆)

《よくあるQA》
Q1. 売り子さんの写真は撮れますか?
A1. 撮れます。売り子さんピンショット、一緒(ツーショット)どちらでも。
オプションで握手またはハグがつくようです。

Q2. 写真のSNS掲載は可能ですか?
A2. 胴元w曰く「じゃんじゃん載せちゃって!」だそうです。
ただ現在劇団員でない方の場合は一般の方と同じですのでご本人に許可を得てからの方が良いかと思います。

Q3. 男子もOKですか?
A3. もちろんです!(笑)





閑話休題。

そうそう気になる 噂の新商品「たつやの汁」!!!(笑)

これ。


棚の一番上にありました。
ファン向けの限定商品と思いきや、一般(笑)のお客さんからもこんな質問が…。

お客さん「すみません、あの『たつやの汁』って何?」
達也さん「あれはボクの汁(笑)です。ラベルは僕の顔なんですよ」
お客さん「(驚いて)えっ!?中身は?」
達也さん「中身は梅酒の原酒です」
お客さん「へ~、あれ気になるな~、飲ませてもらっていいですか?」

その後、私が居合わせた時だけでも、間違いなく一般のお客さんが2組「じゃ、『汁』ください」とお買い上げになっていたのを見ました!
ネーミングの訴求力ってすごい…www(何かが違う気もするけど)



今お買い上げの方には、オリジナル千社札もプレゼント!!(笑)





たまたま隣にいらした他のキャラメル系のお客さんとおしゃべりをしながら、3ループ目くらいの(爆)試飲を楽しんでいたら…ひょっこりやって来たのが、休日モードの鍛治本さん。

劇場で見かける時とは全く違って、ちょっとふにゃんとした、ほろ酔い加減のようです。


達也さん「何飲んだの?」
かじもん「え~っと…ビール」
達也さん「なに、どこの?」
かじもん「よくわかんない…何杯か飲んだから」
達也さん「…まあ飲め!」(と、カップになみなみと梅酒を注ぐw)


カンパーイw


そしてあの有名な「王子様にお酒を注ぐ、下僕感満載な黒い召使様の図」が出来上がったという次第。

そうこれです。


達也さん、次次次回出演作あたり『ミュージカル 黒下僕』なんていかがでしょうか?
もちろん決め台詞は『あくま(悪魔)で下僕ですから』!
黒スーツ姿は世界最強ですから、きっと黒燕尾服も(若干仮装大会っぽく?)お似合いになられますよw ←
折角ですから拳銃のかわりに鞭でも持ってくださいませ。(誰かイメージ画を描いてくださーいw)


というわけで(?!)図らずも大変に楽しい時間を過ごさせていただきました。
もちろん、徹底的に飲み比べをさせて頂いたので、最終的に気に入ったお酒を「相当量」購入させていただきましたw


このあとに行きつけのお年賀回り→ 終電コースが残ってなかったら、おそらく最後までドーム内を徘徊していたことでしょう…(^^;
食べ物にトライできなかったのが勿体なかった~。

そして、達也さん、今井さん、竹鼻くん、ホントにお疲れ様でした!
売上昨年比2000%達成に少しは貢献できたでしょうかw 美味しく頂きます!





酒飲みの(酔っぱらったついでの)余談。

お酒というのはバラエティに富んでいて、飲むシチュエーションも様々。
これは「男性/女性のタイプ」にも例えられるかな、なんて。

〇 初々しくて可愛らしい「ベリー系酎ハイ」
〇 親しみやすくて安心感のある「ビール」
〇 一見お高そうだけど気心知れれば大丈夫「ワイン」
〇 蓄積した時間そのものが魅力「長期熟成シングルモルト」

――― 例えばこんな感じ。さて、アナタはどのお酒タイプですか?(笑)


(おしまい)