勇気。 長野県 乳癌 抗癌剤治療 医療用ウィッグ・かつら オオネダ

「自分の髪のカラーとカットをお願いしたいのですが・・・」

と、Ｋさまからご連絡をいただきました。




僕「こんにちは～。ちょうど一年になりますね～」

Ｋさま「そうなんですよ。今日は、自分の髪をカットしてもらいたくて。ただ、ウィッグを外すか悩んでいるんですよ」

ウィッグを外してもらうと

僕「あっ、結構伸びていますね。前髪も短いといえば短いですが、それでも伸びている方だと思いますよ」

Ｋさま「そうですか～。前髪が短いのが気になっていて、、、。でも、これからの予定を考えると、そろそろ外したいな～って。

ただ、子ども達が、まだ早いよ！って言うんですよね」

僕「あ～、そうか～。お子様たちはウィッグのスタイルに慣れてしまったかもしれませんね」

Ｋさま「そうなんですよね。あと、今までショートにしたことがなくて」

僕「分かります。分かります。それじゃあ、先ずは気になる部分をカットして

（髪を動かしたり、身振り手振りを加えて）クセ毛を生かしたこんな感じのショートヘアにしてみてはいかがですか？

そのときにダメそうだったらウィッグをかぶるのはいかがですか？」

Ｋさま「そうですね。そうします」




と、こんな感じの会話が続き

カットをさせていただきました。

そのあと、白髪が気になっていたのでカラーリング

カラーに関しては、いろんな方法？がありますが

全ての患者様に説明させていただき

現在はリスクの少ない方法でカラーをさせていただいております。




途中、治療中の様子のお話を聞かせていただいたり

現在の日常生活の様子を聞かせていただいたり

Ｋさまにとっては長かった一年だったと思います。




カットとカラーが終わり

僕「いかがですか？」

Ｋさま「あ、良いですね～。やっぱり前髪が短いかな～」

ダメかな～？もう少しウィッグかな？と思っていたら

Ｋさま「これで帰ります。ショートへアー気に入りました。これからも、このスタイルで行くかも。あっ、前髪はもう少し伸ばしますが（笑）」




今までショートヘアーをしたことがないということだったので

簡単なスタイリング方法をお伝えしました。




僕「検査で癌がみつかり、ウィッグをかぶるにも勇気が要りますが、外す時も勇気が要りますね」

Ｋさま「本当ですよね～（笑）最初はウィッグに抵抗があったのですが、今度は（ウィッグが）無いと不安になって。

でも、これからは自分の髪で過ごせます。ありがとうございました。」




Ｋさまからステキな笑顔をいただきました。

この仕事をしていて本当に良かったな～と思える瞬間です。






お知らせ

NPO法人ヘアエピテーゼ協会とメイスガーデンスパがコラボし

「暑さに負けない！治療中の工夫」

をテーマに、ビューティーレッスンを開催します。

詳しい内容がこちらに書いてあります。

こちらからお申し込みくださいね↓

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