土曜日の「美の巨人たち」という番組で、
ル・コルビュジェの「小さな家」を特集していました。
スイスのレマン湖ほとりに建てられた「小さな家」は、
1923年にコルビュジェが両親のために建てた、18坪の最小限住宅です。
これは、リボンウィンドウと呼ばれる水平窓です。
ここからレマン湖とアルプスの山々が見えます。
この景色が、小さな家に奥行きを与えています。
この住宅にはたくさんの工夫がされているようです。
●東側の高窓から差し込む光
●ゲストルームの間仕切り
●納戸
●洗濯場(母が洗濯をしやすいようになっている)
●犬の踏み台と覗き窓
●猫のためのテラス
●断熱効果のある屋上庭園
空間を最小限に切り詰めるからこそ、
快適に生活するためにはどうしたらいいか
人間が住むために必要なものは何か?といったことが
よく考え抜かれています。
この番組では、身長183cmの全身黒タイツを身にまとった、
“モデュロール兄弟”がコルビュジェの建築を紹介していました。
「小さな家」は、映像で見るとまた違う良さがありました。