悪い性格

大阪心斎橋にある、対面鑑定と四柱推命＆タロットスクールの
占い店「占いサロン・イリス」です。

こんにちは、翠川琉妃です。

以前に書いた記事を読み直していて、なるほど～と
しみじみしてしまいました
（アホですけど）

なので、もう一度アップしなおしてみました。


宮本輝さんの「にぎやかな天地」を読んでみました。

発酵食品の本を作ることを依頼されたフリーの編集者、聖司。
それを取り巻く人間ドラマが書かれています。

その中で気になる、というか、
ああ、そうなのか、そうだよね。
という箇所があります。

主人公の聖司と友人のカメラマン桐原との会話です。


　
「アラビアン・ナイト」の中でのお話。
簡単に書きますね。

王様に毎晩面白い物語を聞かせている聡明な女性に対して、
ある意地悪な男が質問を浴びせかけます。

「不治の病とは何か」と、
女性は即答します。「悪い性格」



この箇所を読んで、確かに悪い性格というのは治らないよな・・
と、しみじみ思いました。

また、小説の中では、悪い性格というのは伝染するらしいです。
だからカメラマンの桐原は、悪い性格の人と付き合わないでおこうと
決めたのです。

あるかもですね。
不良？グループに入ってしまうと悪くなる子供たちもいますからね。
悪い行いが常識となるのでしょう。
それが常識となると、他人に対して悪いという気持ちがなくなり
悪い性格と変化していくのかも・・・です。


ちょっと面白かったので、アラビアンナイト調べてみました。

「不治の病」以外にもこういうのがありました。

「剣（つるぎ）よりも鋭いものは何か？」
「人間の舌」

確かに！です。
言葉で人を傷つける人もいます。
この場合、剣よりももっともっと深い傷を心に負わせますから。。


自分の人生であったり、恋愛であったり、家庭や仕事、
もろもろのものが上手くいかないことってありますよね。
それは自分自身の性格が災いしている場合が多いです。

一言多いタイプであれば口を慎む。
人の不幸を喜ぶよりも自分を高みにあげる努力をする。
そういった事が大事だなと思います。

性格を治すことはなかなか出来ませんが、気づく事が大切かな。

けど、「不治の病」だけにはかかりたくない！と思う私です

	にぎやかな天地(上) (講談社文庫)
	クリエーター情報なし
	講談社

	にぎやかな天地(下) (講談社文庫)
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	講談社

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