ナルヴィークから乗ったバスがトロムソに着いたのは、定刻の19:50
シェルヴォイからこちらへ向かって来ているフッティルーテン船の当港への着岸は23:45なので、乗船まで4時間位あります
時間の過ごし方は、天気に合わせていくつかの案を考えてありました
この日のトロムソは曇り
22時まで運行していて、トロムソ島を一望できるというストールシュタイネン山にロープウェイで登っても景色は臨めそうにないかもよ?と
飲食プランに決定 実は肉に飢えていた・・Ψ(`▽´)Ψ
船乗り場を確認した後、スーツケースを入れておくコインロッカーを探しましたがありませんでした
ネット情報で「観光案内所にある」というのを見つけて行ってみましたが、この時間は当然開いておらず真偽はわかりません
仕方なく転がし歩くことになったのですが、結果として3軒ハシゴしたどの店でも問題なく置き場はありました(^^)v
一軒目は有名なマックビール直営のパブ『Ølhallen』
ここには全く食事のメニューは無いので「ちゃんと食事もしたいね」ということになり、2軒目はステーキ&ワインが楽しめるお店へ
夫はサーロインで私はミックスグリル
3軒目はいかにも「港の酒場」といった雰囲気の店に飛び込みました
先客が私に、レディファースト♪.. と
ドアを開けてくれたり(^^)v
カップルが音楽に合わせてダンスを始めたり、気軽に陽気な時間を楽しみました
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フッティルーテンの船は現在全部で12隻あるようです
それらの船が順番に一年を通して毎日ベルゲン(or キルケネス)から北行き(or南行き)に出港
どの船になるか?は申し込んだ時にわかりますが「乗船日と乗船港」で必然的に割り出されるわけです!
私達の船は『MS POLARLYS(ポラリス号)』
11,341トン、7層デッキ(619人乗り)のスタンダードシップ
1996年に建造され、2016年にはリノベーションされてある船で、船内のインテリアも仕様もスカンジナビアデザインで素敵でした ^^
1泊だけの区間乗船なので、ランダムに
内側キャビンが割り当てられると聞いていましたが
広いクローゼットや小物置きのカウンターもあり
とても使いやすく快適な部屋でした
窓は無いものの、私達の部屋はスィートルームがある階と同じ6階
後部デッキにマイデッキのように?すぐ出られる一番端の部屋でした
後部デッキにはジャグジーバスもあり、最上階の広い共用デッキへもその階段からひょいっと上がれてとっても便利☆
出港は夜中の1時半
日没は22時半頃だったはずなのに、うっすらと明るい北緯70度の夜
出港を見届けてから寝たので、ベッドに潜り込んだのは2時すぎだったと思います(^^
翌朝はシャワーを浴びて身支度→朝食のダイニングへ
ものすごく美味しかったです♪
そのあと船内を一通り探検したら、私はだいたいはデッキにいました
寒くなったらラウンジに入ってお茶を飲んだり休憩したり、という感じ
ロビーには、今どこを航海しているかの地図画像や現在どこでオーロラが出現しているかのデータ放映パネルもありました
ノルウェーで見られるオーロラは(条件もありますが)9月~3月
カナダ北部ではこの時期でもまだ見られる可能性がありそうでした
船内には子供用のコーナー、トレーニングルーム、カフェ、それぞれが思い思いに寛ぐスペースが各所に配置されてあり快適そのもの!
あんまり自分たちの写真を撮っていなかったので、自撮り^^;
絶景が続くので、ここまで私はほとんどずっとデッキにいました~~
ちょっと休憩を挟みます
私達が下船するのは、18:30@スヴォルヴァー
その間もいくつかの小さな港にも停泊しながら、物資の積み下ろしや地元の人や個人旅行者の乗り降りがありました
この日のクルーズの一番の見どころは、ラフテンスデ海峡
ヴェストローレン諸島とロフォーテン諸島に挟まれているこの海峡は約20km続きます
16時頃の通過
ここで冷たい雹が振り出し、慌てて屋根のあるところに入ったのですが、その後すぐにきれいな虹が架かりました
こっちにも虹・・
トロル・フィヨルドの入り口
ラフテスンデ海峡を過ぎたらスヴォルヴァーが近いな・・と思っていたら見えてきました、私達がこの日泊まるスヴォルヴァーの町
まとめてあるスーツケースを取って下船します
ふぅ・・この日私は、8時間は甲板にいたように思います
ダイナミックなフィヨルドが目に焼き付いてもう離れません・・
MS POLARLYS ☆ 一日、ありがとう!
降りてからも何度も振り返りました
区間乗船でしたが、フッティルーテンを満喫できたと思います
スヴォルヴァーの宿泊にはロルブーを予約していました
「ロルブー」とはかつては漁師小屋として使われていたものを宿泊施設に改装したものです
まだまだ明るいのでスヴォルヴァーの町を散策しながらスーパーでロフォーテン諸島の地図や食べ物を買ったり、観光案内所に翌日のバスの時間やバス停を確認しに行ったりしました
予め調べていたのと違っていたりすると大変なことになるので^^;
翌日宿泊する Reine(レイネ) のロルブーの
オーナーに改めて到着時間をメールしました
ここ Svolvær(スヴォルヴァー)のロルブーはいくつかの棟に分かれている複合施設になっています
お腹はぺこぺこ!!
夕食は、別棟にあるこのロルブーのレストランで食べました
ウェトレスの女性がとても感じよく、メニューを英語で詳しく丁寧に説明して下さったのでじっくり吟味して料理を選べました
お酒はハウスワイン(白)を1本と、食後には初アクアビット★★★
*鯨のカルパッチョ・パルメザンチーズ添え
*ガーリックチリ味の海老のソティ(マンゴーとの相性も◎)
*干しダラのロースト(干しダラは10日かけて戻してあるそう!)
*Halibut(おひょう:カレイ科の大型魚)とアーティチョークのソティ
大満足でレストランを後にしました
港の方を見ると、私達が乗船した南行きの船ではなく、この日の北行きのフッティルーテンの船がちょうど出航するところでした!!
スタムスンから21:00に到着していたこの船は、1時間だけスヴオルヴァーに停泊し、22:00にストークマルクスに向けて岸を離れるところです
急いでレンズをズームにし、船名を確認してみると「MS KONG HARALD(コングハラルド号)」でした *この明るさ、22時です..
Bon voyage! Ha en fin tur !!
次回は
■『スカンジナビア半島の旅⑤ロフォーテン諸島レイネ その1』です