冷凍耐性とは、冷解凍することによって食品の品質が劣化するのを防ぐことです。
劣化する1原因の1つは、食品中の水分です。水分の少ないものほど劣化は少ないと思いますが、保湿性のあるものを食品に混合することで、ある程度劣化は防げると思います。
保湿成分を加えると、解凍時にドリップが出にくくなります。食品中の水分が流れ出て味を落とすことがありませんので、食材の味を良く保ちます。保湿成分が惣菜に均一に混ざっている場合は問題ないですが、混ぜることが出来ない場合は、保湿成分を溶かした液体に食材を漬けて染み込ませるなどの方法が良いと思います。肉・魚類の固まりを処理するには、漬け込んで冷蔵保管するのが一般的です。
冷凍した魚の変色を防ぐには、酸化防止剤のローズマリー抽出物が良いと思います。生の魚を、酸化防止剤を溶かした水に浸けた後、冷凍処理します。保湿成分は酸化・変色防止には効果が期待できないと思いますので、酸化防止と冷凍耐性の両方を求められる場合は、酸化防止剤と保湿成分の両方を水に溶かして漬け込むなどの処理が必要だと思います。
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