少しづつ

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印象が変わった

2018年12月23日 06時45分51秒 | MOVIR
 久しぶりに見た「明日に向かって撃て」数十年前は見終わって劇場を
でる時に不快感で一杯だった映画。

今回、良く見てみたら最後の場面で字幕が出ないところがあった。
メキシコの軍隊が数十人、レッドフォードとポールニューマンを
撃退に来る場面。 当然、メキシコなのでスペイン語。
字幕を入れなかった場面は将軍らしき人物が
「ところで犯人はどれくらいいるのか?」と現場の部下に聞いて
「ドス(二人です)」と聞かされた場面。
将軍が「ドス?たったそれだけ!」と戸惑った顔と仕草
が滑稽であれは本来笑いが起こる場面。

更に最後のストップモーションで号令と共に規律正しく射撃を繰り返す
場面は最初の銃撃で二人は片付いてしまったので後は空へ向かって空砲を
と解釈すれば最初に見た不快感はすっかり消え去る。

終わりの凄惨さは実際に蜂の巣にされて殺される
「俺たちに明日はない」の方が全然悲惨ではないのは空想で終わらずに
そのままを見せられたからに他ならない。

観客に後はご想像にお任せしますよ、と言う終わり方は毒に薬にもなりうる。

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