駅には当時、南と北の改札口があった
そこから双方階段を少し上り、中央で合流して左右にまた階段が登っていた
ホームへ行くには必然、合流地点を通らなければならない
ある日、二つの改札口左右に明らかに二人組の監視役
都合4人が目を光らせていた
平日、朝のラッシュ時
人の流れを整理するために駅員さんがロープを上で張ってほぼ総出だっただろう
そんな中で連れ去りが起きようと誰も注意は向けない
肘を両側から捕えられた時点で服の下で何かが動いていただろう
あっという間の出来事は直後に風化
今ではその駅もエレベーター、エスカレーターがついて改札口は一つになった