今日から日光です。上班なので戦場ケ原のハイキングの予定ですが、あいにくの天候でどうなるか。でも、子供達にとっては今が一番楽しい時間の様で。20分間のおやつタイムで袋いっぱい食べていたけど、1時間後には昼食です。
気仙沼市本吉町今朝磯は美しい海岸線の続く所でした。
遠くに目をやれば海は碧く澄み、ウミネコが飛びかう長閑な風景にも見えますが、眼下は・・・
今、漁港には一隻の船も無く、土台だけが残された家屋の跡から津波の激しさが伝わり、
想像以上の惨状に言葉も出ません。
小高い丘の上に立つ町民集会所広場には、
がんばろう日本の吹き流しと共に主を失った大漁旗が所在無げに風になびいています。
昨日までの二日間、気仙沼市の浜地区ボラティアセンター(はまセン)で作業を手伝わせていただきました。
ボランティア参加者はさまざまで、
リタイヤして赤帽さんを始めた大宮から参加した方は、6日間の参加で本日帰るも、明日再び物資を運んで来るとのこと。
秋田県から片道3時間の道のりを毎週参加される方。
はるか岐阜から重機を運び込んで参加された解体プロの面々。
福岡県行橋市など市の職員さんも交代で支援に駆けつけているとのこと。
奈良や兵庫、全国各地からの参加者。 本日は総勢60名ほど。
りピーターとして参加された長野県の工業高校の先生は、今回は生徒さん6名と共に参加。
参加者の多くは20~30代ですが、中高年もがんばっていました。
私の参加した班は個人宅での仕分け作業です。
見晴らしの良いそのお宅には、海を一望できる場所に浴室があり、
景色を眺めて湯船に漬かっていたであろうその浴室のみを残し
後は家屋の土台だけが残り、家屋は跡かたもなく消えていました。
重機で粉々になった木材等の山を20名ほどで
貴重品、木材、鉄、プラスチック、瓦、モルタル、可燃物、などに仕分けをしていきます。
作業を開始すると間もなく、木材やガラスの破片の間から大きな安全ピンの様な物が次々に出てきました。
漁に使う道具ですが、ステンレス製で高価な物なので拾い集めるよう指示がでました。
巨大な安全ピンは一斗缶いっぱい集まりました。
一日がかりで仕分け作業はほぼ完了しました。
積み出しの車もボランティアの持ち込みに頼らざるを得ず、台数に限りがあり、
仕分けた物は時間までに搬出しきれず、残りは明日に持ち越しとなります。
流出したショッピングセンター跡地が集積所へとなり、
別のボランティアグループが待機して積み下ろし作業をします。
はまセンのHPに「出来ることはたくさんあります。1時間でも良いです。」のメッセージに
自分にもできることがあるかもしれないと思い、今回参加してみました。
確かに重機など機械の力では出来ない細かな作業は、やはり人の手でやるしかありません。
お茶碗を洗ったり、写真などの貴重品の洗浄作業など仕事は様々でした。
被災された方々に元気を取り戻していただくために、一日も早く片付けが終わるよう今後も
出来ることを続けてみようと思います。
本日は雨が時々降りましたが何とか作業をすることができました。
出発前に用意出来なかった釘踏み抜き防止用の中敷もセンターで貸して頂き二日間の作業無事終了。
これから横浜へ帰ります。体力的にも作業量は僅かですが、これからも出来る事で応援していきたいです。手弁当で参加すべきところですが、昨夜は宇都宮ボランティアセンターからの炊き出しでマグロステーキ丼を頂きました。めっちゃ美味しかっです。ごちそうさまでした。