梅雨明け間近の7月5日、
東松島宮戸島の月浜海岸の清掃に参加して来ました。
6日深夜には帰浜する、車中1泊の日程です。
今回も平塚市の神田交通さんにお世話になります。
そして、何時ものように満席状態です。
行き先の関係で30分遅れの出発。
個人面談が長引いていたKさんも
滑り込みの参加です。
石巻行きキラキラ号の前に私たちの乗る[東松島1便]が。
トランクに、スコップ、レイキなどの道具を積み込み、そして私たちの荷物も。
冬と違い軽装ではあるものの、
装備は一通り用意します。
作業に合わせ手袋だけでも3種類。
強風が吹けば、ゴーグルやマスクは欠かせません。
雨で体が冷えたら仲間にも迷惑を掛けてしまいます。
この時期は、熱中症対策も必須です。
9時30分、東松島に向け、いざ出発。
東松島市は、一昨年の11月に東名の個人宅で、床下の泥だし作業をさせて頂いて以来の訪問です。
ここは、多くは報じられていませんが、
近隣市町村の中で、人口比率からみて最も被害の大きかった所です。
中でも野蒜(のびる)・東名地区の被害は甚大なものでした。
2年4カ月が過ぎた今でも、水が引かず、復旧の目処が立たない地区すら残っています。
<野蒜地区:運河の向こうは海ではなく、未だ水の引かない水田と宅地の跡>
宮戸島は、景勝地奥松島の一つとして広くその名を知るところです。
室浜等と並び、海岸の「月浜」は、これまでにも何度も海岸清掃を繰り返し、
ようやく二週間後の海開きが実現しようとしています。
<海岸清掃前、たくさんの海草が打ち上げられています>
<近寄ると、海草の中には無数のゴミが>
東松島市は、瓦礫の98%を自力処理しています。それ故、分別は徹底しなければなりません。
粉々になったプラスチックや金属等を黙々と、取り除きます。
気の遠くなる作業です。
本日一緒に作業する埼玉県の方が到着。
あら失礼、御着換え中ですね。
気温28度、1時間もしない内に汗で衣服はぐっしょりに、
作業リーダーが2~30分に一度、休憩の声かけ、繰り返し水分補給を促します。
塩あめをみんなで頬張る。
普段はあまり口にしない塩あめが美味しく感じるのも、
身体が塩分を欲してからでしょう。
この間、男子陣は、竹を切りだて杭を打ち、安全柵を作っていきます。
<分別が終わった海草の山>
流失した家の跡地は、車500台を収容する駐車場に。
除草作業も行い、
作業終了のころは、近くに住むご家族連れが
ビーチボールで遊ぶ姿も。
<作業後の月浜海岸>
来週、第2便が仕上げの作業を行います。
今シーズン、何件か民宿も再開し、
海水浴だけでなく、
シーカヤックなどの体験ができる海岸として再スタートです。
次は、是非とも観光で伺いたいと思っています。