23366 今昔の感

2024-02-29 08:31:35 | 23480

 

おはようございます。朝から頭がボオ~~です。飛んでる感じ。

起床したのが4時半ってどうなのか?殆ど寝てない状態。

 

昔と今、感覚的に違うと感じる。映画を観ると昔が良い。

あの頃は、経済状態は悪かったが取り組み方が丁寧でした。

 

そこで、頭に浮かんだのが松本清張の『砂の器』です。

この映画は調べて見ると、約60年前に新聞に掲載された

小説だった様です。

 

話題を呼んで映画化された。この方の小説は実に凄い。

初めて見たときは感動ものでした。それから幾つもの

リメイクで放映されましたが、やっぱり最初の作品が

優れていると思います。

 

時代の状況を感じるのは映像です。ガキの頃には進駐軍の

命令でDDT(殺虫剤)の白い粉を頭からぶっかけられた。

まるで病原菌扱いでちょっと傷ついたが反抗もできない。

 

映像から思い出しながら見ると興味深いものです。

テーマは、ハンセン病と出自です。実に巧妙な作品でした。

 

ある村から追い出され、父と息子が終わりのない旅に出る。

そこには非常に差別的な扱いを受けるが懸命に生き抜く。

 

少年が成長し、音楽の世界で頭角を現す。彼は、出生を

偽り和賀英良(本名:本浦秀夫)として生きる。

 

物語のキーワード「カメダ」です。これを執拗に追及する

刑事との静かな戦いに疲弊する。それが新たな犯罪への傷口

なって進行する。

 

また、テーマ音楽に「宿命」というピアノ演奏も評価高かった。

映画は『Castle of Sand』として世界に発信。永遠に残る傑作の

1つとして、時代を超越した作品だと思います。

 

 

 

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