おはようございます。朝から頭がボオ~~です。飛んでる感じ。
起床したのが4時半ってどうなのか?殆ど寝てない状態。
昔と今、感覚的に違うと感じる。映画を観ると昔が良い。
あの頃は、経済状態は悪かったが取り組み方が丁寧でした。
そこで、頭に浮かんだのが松本清張の『砂の器』です。
この映画は調べて見ると、約60年前に新聞に掲載された
小説だった様です。
話題を呼んで映画化された。この方の小説は実に凄い。
初めて見たときは感動ものでした。それから幾つもの
リメイクで放映されましたが、やっぱり最初の作品が
優れていると思います。
時代の状況を感じるのは映像です。ガキの頃には進駐軍の
命令でDDT(殺虫剤)の白い粉を頭からぶっかけられた。
まるで病原菌扱いでちょっと傷ついたが反抗もできない。
映像から思い出しながら見ると興味深いものです。
テーマは、ハンセン病と出自です。実に巧妙な作品でした。
ある村から追い出され、父と息子が終わりのない旅に出る。
そこには非常に差別的な扱いを受けるが懸命に生き抜く。
少年が成長し、音楽の世界で頭角を現す。彼は、出生を
偽り和賀英良(本名:本浦秀夫)として生きる。
物語のキーワード「カメダ」です。これを執拗に追及する
刑事との静かな戦いに疲弊する。それが新たな犯罪への傷口
となって進行する。
また、テーマ音楽に「宿命」というピアノ演奏も評価高かった。
映画は『Castle of Sand』として世界に発信。永遠に残る傑作の
1つとして、時代を超越した作品だと思います。