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まずは何をしよう

ご来光狙い!丹沢「塔の岳ナイトハイク」 で、考えさせられること 体調をあなどるな2023/08/05

              ご来光狙い!丹沢「塔の岳ナイトハイク」
          で、考えさせられること
            体調をあなどるな
               ・
    「日の出と共に、覆っていた雲が一斉に踊り始めた」

                             2023/08/05
 「これは、凄いことになったもんだ!」 と景色の変化に感動したナイトハイクでした。
まずは、今回ナイトハイクの絶景を…… 
 塔の岳山頂に着いたときには山頂は雲に完全に覆われ、湿った風により眼鏡に水滴が付着して眼鏡を掛けていられない状態でしたが、日の出と共に覆っていた雲が超高速モードで踊り始めて以下写真のように……
 一斉に踊り出した雲に感動した登山記録としたいところでしたが、今回はナイトハイクをきっかけに自分の身体について真面目に向き合い、身体と上手く付き合っていく手段について記述していこうと思います。

 下記写真は、山頂に到着したときの風景です。完全に雲の中状態となっています。



 大倉登山口より登山開始ですが、スタート時にこんな看板があったんですね!
「体力と経験に応じた計画で楽しい登山を!」
此処で言われても…… と言う感はありますが、無理な計画を組んでいる方への戒めかな!

 さてさて、ナイトハイクの始まりです!



         目次
1.日程
2.メンバー
3.体調管理の必要性
 3.1 塔の岳バカ尾根は健康のバロメータ
 3.2 今回体調不良になった過程説明
  3.2.1 出発前の仮眠について
  3.2.2 登山中の体調変化について
 3.3 過去の撤退登山について
  3.3.1 悪天候による撤退登山
  3.3.2 体調不良による撤退登山

 3.4 体調不良の要因
  3.4.1 不摂生による影響
  3.4.2 登山口までの深夜移動(睡眠不足)の影響
    ➀仮眠について
    ②車中泊について
  3.4.3 気候による体力への影響
  3.4.4 年齢からくる適応能力について

4.ナイトハイクについて
 4.1 ナイトハイクするのは何故?
 4.2 ナイトハイクの危険性
 4.3 ナイトハイクのリスクを減らすには
  ➀歩行時の心掛け
  ②生物への対処

5. 今回のナイトハイク頂上からの景色(塔の塔頂上より)

6.まとめ


では、目次に沿って……


1.日程(2023年08月05日) 頂上付近は雲の中、下界は晴☀
大倉からの大倉尾根(馬鹿尾根)ルートです。
《往路》
 大倉登山口1時10分 → 2時 見晴茶屋 → 3時 堀山の家 → 
4時 花立山荘 → 4時35分 塔の岳頂上


 《日の出》
  約1時間朝食と写真撮影
  秦野市日の出 4:52


 《復路》
 塔の岳頂上 5時30分 → 大倉登山口8時20分
 
2.メンバー(2名)
 博士、私
  博士から8/3登山Lineで声が掛かり、他の方は都合が悪く2名でチーム結成
  博士はタイムプラス撮影…… でなく、間隔の長いコマ撮りをする方なので、今回はその写真を沢山使います。時間軸上に写真を埋め込むことが出来るので分かりやすい文章になると思います。また、博士より時間軸、花の名前など沢山の情報を頂いて本文に反映させております。

3.体調管理の必要性
 登山帰宅後に登山記録を書くようにしていますが、今回は前半の山頂まで体調が優れず気分の悪い登山をしたので、その原因を掴むためにナイトハイク特集としました。

 登山しながら…… 予定している縦走登山はこんな情けない体調で大丈夫?
             何で気持ち悪いのかな?
             体調が崩れているところは何処の部位なの?
             花立山荘で撤退かな…… 

 こんなに体調が悪い登山は初めてでしたので分析していきたいと思います。

【注】 日の出と共に体調は復活して下山時は通常登山モードとなりました。

3.1 塔の岳バカ尾根は健康のバロメータ
 今回歩いた塔の岳バカ尾根とは、塔の岳(1,491m)大倉尾根ルート(標高差1,200m)のことで通称バカ尾根と呼ばれています。私の家から1時間も掛からずに登山口まで行けるので食事メニューで言うと箸休めの漬け物と言った存在です。
 なので、馬鹿尾根ルートを登るとその日の健康状態が判るので、本ルートは健康のバロメータとなります。行ってみれば、人間ドックに行ったみたいなもんです。そんなルート登山で過去最悪の健康状態になったので体調管理を振り返る一因になったと思います。

3.2 今回体調不良になった過程説明
 先ずは今回登山中に発生した体調不良の過程を記述します。
  3.1.1 出発前の仮眠について
 出発前に身体を休めるため2時間ほど横になりました。浅い眠りを1時間ほどしたと思われます。家を出て1時間も掛からずに登山口まで車で移動できます。
 この時点の体調:熱くて湿度が高かったせいか? 起床後から頭がさえない状態でした。

  3.2.2 登山中の体調変化について
 ➀見晴茶屋までの1時間
 頭がさえない状態が続いていましたが、ハイペースで歩行

 ②花立山荘までの2時間
 徐々に気持ち悪さが強くなってくる。暗闇の中の平行感覚かな?と考えながら歩く……
 何故かと言うと、今年の春に耳から来るめまいが出て3日間安静状態が続き、その後2ヶ月間ぐらいはジョギング中にふらふら感がたまにありました。後半疲れてきたところに起伏のある場所を走っているときにふらつきを覚えるときがありましたが現在はありません。
 暗闇をヘッドライトで歩いていると、周囲が見えないので平行感覚が狂うのか?……
岩場を歩くと感じましたね! 耳だと気圧変化の関係もあるよね……


 花立山荘到着後は横になりたい気分ありありでしたが……
あと少しなので
日頃の暑さによる体調不良なの? 寝不足のせいなのか?
過去、ナイトハイク自体は日の出を見るために頻繁にやっていることなので……
今回は、何故でしょう?????

 ③山頂までの30分
 体調悪化はせずに気分の悪さは続きます。

 ④日の出後から下山
 日の出後に、日頃の状態に完全に戻りました。写真を撮るのに夢中になって、気付いたら回復していました。
 日の出で、周辺が明るくなったため平行感覚が戻ったとか…… ?

要因:夏バテ、睡眠不足、気圧の変化(低気圧)、気候(温度、湿度)、暗闇による平衡感覚なの?

此処で要因を分析する上でもうひとつのヒント
・バディ博士も調子が悪いと申しておりましたので共通項目は……
 夏バテ? 睡眠不足? 気候?



3.3 過去の撤退登山について
 先ずは、過去の自分を分析します。撤退登山の要因には、悪天候が起因する物と体調不良が起因する物のふたつが考えられるかな

3.3.1 悪天候による撤退登山
 健康に関わる撤退でないので割愛しても良い項目でしたが、この機会に記録として残しておくために記述しました。
➀御嶽山初冠雪による撤退
 途中積雪で撤退
②日光白根山新雪で撤退
 避難小屋泊の予定が、降雪が凄く明朝動きが取れなくなることを避けるため避難小屋より急遽下山
③吾妻山強風により撤退
 山頂目前でしたが、強風により撤退

3.3.2 体調不良による撤退登山
 項目➀に関しては運動不足が明白なので分析データとして削除できますが、項目②の体調不良を考えてみたいと思います。
 50代前半でめまいなど全くない頃でした。行者小屋でテントを張り、晴れ☀マークの中の歩行時にだるさで撤退となったので、日頃の不摂生と寝不足による影響と思われます。

➀甲武信ヶ岳疲労による撤退
 運動不足によるもので登り切れず!単独登山
②赤岳睡眠不足により撤退
 身体が怠くて登り切れず!テント泊後の翌日は予定ルートを消化して下山
夜中の移動後に、そのまま登山をしたのが直接的原因で、間接的には体調不良

3.4 体調不良の要因
 私の日頃の行動、食生活などを振り返って分析したいと思います。以下のことを反省して登山前には万全の体調で臨むようにしたい物です。

3.4.1 不摂生による影響
 胃腸が弱いので夏というテーマだけで不摂生に陥るレベルが下がり気を付けなければならぬ事が多いのです。
 ➀水分を取り過ぎる
・平日行っているジョギング:夏は時間帯(18時~)をずらしていますが多量発汗により水分摂取量が多くなります。 対策:新聞のコラムにランニングの練習量は夏は減らしなさいと書いてありました。もっともなことで、身体の疲れ具合に応じてコントロールします。

・週末の農作業:夏は時間帯(6時~)をずらしていますが草木も成長時期なので作業量が増えて無理をしてしまいます。 対策:畑・果樹園の管理をする上で作業量を減らすわけには行かず難しい問題です。作業効率を上げるのは難しいので…… 取りあえずペンディング

・お酒:冷たいビールの量が増えますね! 対策:代替え品の炭酸水に変える。
【余談】最近、少しのお酒でも身体に悪いことが判ってきたそうです。(「酒は百薬の長」は過去の話?)その記事を読んで「禁酒」しようと思わなかった自分を都合の良い男だと思いました。何故かと言うと……

 私は昔からたばこは吸っていなかったので、健康に悪いタバコを何故吸っているのだ!という立場でしたが、ここに来て酒も同じと分かり禁酒するのが道理!
しかし、今も変わりなくお酒を飲んでいます。「タバコを吸う人の気が知れない」と言っていた自分は…… …… ……
まずいよね! 自分の方向性に反している!
此処で、逃げ言葉を
「ここに来てタバコを吸う人の気持ちが分かったような気がしました!」
信念は何処に行ったのだろう……

3.4.2 登山口までの深夜移動(睡眠不足)の影響
 登山口までの移動をどのようなタイムスケジュールで行えば良いか考えてみたいと思います。
 ➀仮眠について
 三つの仮眠が考えられます。ひとつが「出かける前の家での仮眠」、ふたつ目が「登山口駐車場での仮眠」、最後に「登山口駐車場で仮眠しない」、それぞれについて考えたいと思います。
・「出かける前の家での仮眠」
睡眠不足を補うために誰しもが行う行為だと思うし、正しい行為だと思います。風呂、夕食をとり、出かける前の2~3時間睡眠行為を取りますが、毎度の事ながら浅い眠り1時間出来るぐらいです。

・「登山口駐車場での仮眠」
登山口到着後1~2時間身体を休めて歩き出す行為ですが、上手く睡眠が取れれば正解です。実際の所は、起きる時間が気になって眠れないのが現状です。
実際の使い方は、余裕を持って家を出発して早めに現地に着いてしまったときに行う行為としています。

・「登山口駐車場で仮眠しない」
早く着いても車中でぐたぐたせずに歩いてしまう行為ですが、仮眠するかしないかの選択肢は何なんだろう?アナログ的な感覚できめているようですね…… 
周りの雰囲気、体調・・・
どちらが良いかは判らないが……
確実な選択肢は、
*一人の時は仮眠する確率が高いが、複数人の時は寝られないので仮眠せず。
 *近場の山で移動時間が2時間~3時間の場合には移動疲労度が低いため仮眠せず。(移動時間が短い分、家での仮眠時間が十分取れる。)

以上ですが、身体を休めるという観点からすれば取れるときに仮眠は取るべきだと思います。

 ②車中泊について
 移動時間が3時間以上の場合、最近は歳のせいか車中泊で計画を組むようになってきました。駐車場の混み具合もありますが19時~22時現地着で予定組んでいます。
【車中泊長所】
・出発前に睡眠が確保できる。
・満車前に目的の駐車場に駐車できる。
・周囲が明るいので運転が楽
【車中泊の欠点】
・寝心地が悪い
・夕食の準備が必要
・有料駐車場の場合に費用がかさむ

3.4.3 気候による体力への影響
 今年春にめまい騒動の一件があってから気圧の変化に敏感になりました。2~3日で症状は治まったのですが、1ヶ月くらいは時折ふらふら感をあり…… 徐々に減少して来た経緯があります。特に雨の日はなんとなく嫌な気持ちになりました。
・気圧の低いとき
 頭がもやもやして気分が悪くなる。たぶん耳の平衡感覚にも影響しているのではと感じています。今回の塔の岳ナイトハイクも雲の中に入ってから気持ち悪さが悪化したように感じました。

・夏バテ
今年の夏は特に暑さが厳しく、多量水分摂取により胃腸が弱くなっています。それにより疲労が溜まり体力が落ちていることは明白です。

3.4.4 年齢からくる適応能力について
 60歳を過ぎてから体力の低下を感じるようになりました。還暦、還暦と世の中で騒がれますが、体力の変化点でもあるからなのかなと最近感じております。
最初に感じたのは目の衰えで、カメラで言うコントラストの調整時感が遅くなりましたよ!電気を消した瞬間「一瞬真っ暗」…… 「間を置いて、映像が浮かび上がってくる」 そうです、瞳孔の調整機能が衰えていることが分かります。
 ふらふら感も目の衰えからひも付けられているのでしょうか?
判りません!
 ジョギングをしていて真っ白なコンクリートを走り抜けるときにふらふら感を覚えるときがあります。此処での原因は分かっています。まっ白な平面なので目の焦点が合わないからなので、周りの風景を見て走るようにしています。

4.ナイトハイクについて
 好き好んでやる物ではないですが……
4.1 ナイトハイクするのは何故?
 ナイトハイクする目的は明白で
・山頂で日の出を楽しむため(一般登山者)
 テント泊の時には必ず私がやる行為です。
・一般的に日帰りできない目的地をナイトハイクで実現させる。(トレラン)
・夜中に歩くのが好きな方(限定されます)

4.2 ナイトハイクの危険性
 昼間と違う危険性は
・危険な生物からの恐怖(人も含まれる)
・生活サイクルが違うので身体に負荷が掛かる
・視界が狭くなるので事故、遭難になる確率が高くなる
・休憩が取りづらく、歩くペースがつかみずらい
・人影が少ないため、いざという時に周りの人に頼れない

4.3 ナイトハイクのリスクを減らすには
 初めての登山ルートは避けるべきですね!または、登山道として道がはっきりしているところ(例えば、上高地から涸沢までの登山道)
➀歩行時の心掛け
・一人で歩かないことと、ライトの予備電池は必ず持つ(今回使用したライトは新品電池で3時間で寿命:機種、ライトモードにより寿命は異なる)
・日頃行っているナイトハイクは1時間程度なので休憩は取りませんが、今回のように歩行時間が長いと休憩を取りますが、休憩を取っていると恐怖感が僅かにあります。あらかじめ休憩スポットを決めておくと良い。

②生物への対処
 発生リスクが高い場所には、熊除け鈴、熊スプレー備品を検討する。一人登山の時に、バックパックのサイドポケットになたを入れて登ったときがありました。


5. 今回のナイトハイク頂上からの景色(塔の塔頂上より)

「日の出と共に、覆っていた雲が一斉に踊り始めた」

 塔の岳登頂時の山頂は雲の中



日の出と共に雲が踊り出す





 大山、三浦半島と相模湾





まるばたけぶき



6.まとめ
 今回の登山は、日頃のトレーニングの成果、写真撮影(夜景、星空、日の出)を目的としたものでしたが、歩き始めてからの体調の変化でいきなり出鼻をくじかれましたね!

どうやら塔の岳に
「山と向き合う心構えが甘いよ! 出直してこい」
と言われたようです。

痛烈に感じたのは、
・無理が利かない年齢になった!
・登山前の体調管理は大切だ!

 昨年水晶岳でお目にかかった70台の方を思い出しました。
 元気に歩いていられたな……
 帰りに水晶小屋でTシャツを買って帰ると言っておられた……
 気持ちも若い


     そうだ 
   私もがんばろう!


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