鳥獣被害対策として畑に電気柵(春~秋)と有刺鉄線(年間を通して)をそれぞれ設置しています。昨年は、有刺鉄線の囲いの内側に電気柵を設置しました。下記写真のように約30cm内側に電気柵を設置しましたが、効率が悪いので新たな設置方法について記述します。

語句の定義
・独立型:上記写真のようなそれぞれ独立して設置された電気柵と有刺鉄線
・共有型:同一の支柱に電気柵と有刺鉄線を張り巡らせる。下記写真参照

ーーー 目次 ーーー
1.独立型の問題点
2.共有型による課題解決
3.設置方法
3.1 絶縁手段
3.2 設置方法
4.まとめ
5.電気柵発電部の収納箱
それでは、目次に沿って
1.独立型の問題点
(1)それぞれ支柱を立てる必要がある。
(2)畑を2重に囲んでいるので草刈りがしづらい
(3)鳥獣侵入に対して個々に防止策に気遣う必要がある。
(4)有刺鉄線を外側? 電気柵を内側? どちらが効果があるか迷う
2.共有型による課題解決
前項で独立型の問題点を挙げたが、共有型で問題点が解決できたか検証してみる。
(1)それぞれ支柱を立てる必要がある。
解決策:同じ支柱を使うことで解決した。
(2)畑を2重に囲んでいるので草刈りがしづらい
解決策:2重に囲む必要がなくなったので解決した。
(3)鳥獣侵入に対して個々に防止策に気遣う必要がある。
解決策:有刺鉄線と電気柵を交互に配線することにより侵入経路を狭めることが出来た。
(4)有刺鉄線を外側? 電気柵を内側? どちらが効果があるか迷う
解決策:交互に配線することにより解消した。
3.設置方法
支柱共通化の実現方法について記述する。
3.1 絶縁手段
有刺鉄線の支柱は単管パイプを使用しているため配線を直接単管パイプに巻き付けることは出来ない。
↓
絶縁物を単管パイプに取り付ける必要がある。
↓
安価で取り付けやすい物を探す。
↓
マルチを風から守るストッパーを採用する。
紫外線に強い束線バンドで固定する。

3.2 設置方法
有刺鉄線同士の上下間隔は30cmなので、その中央に電気柵を配線することとした。
配線間隔が15cmとなるので、鳥獣侵入対策としては効果が上がる方向となる。

配線の仕方は絶縁物に巻き付けているだけです。

4.まとめ
自分的には、非常にすっきりした形になったと満足しています。
ここでは、安価な絶縁物を探すのに苦労しました。これが最大の決め手となりました。
5.電気柵発電部の収納箱
余談ですが、畑仲間にケースを造るプロがいて電気柵の箱を造ってもらいました。というか…… 「造ってやるよ」と言われたので、お言葉に甘えたわけです。
写真での紹介です。
【収納した状態です】

【収納前の状態です】

【後方からの】

見たときには驚きました!
2種類頂きましたが……
感謝です m(_ _)m