沢尻エリカ(26)の主演映画「ヘルタースケルター」(14日公開)のジャパンプレミアムが5日に開かれた。先月、メディア向きの試写会を人に紛れて観てきた。
映画の内容はこうだ-。もとはデブでブスの女が上京して騙され、デブ専の風俗店で働かされる。パーフェクトな骨の造作を見込まれ、耳と性器以外の全身に美容整形を施され、トップ女優へ。術後の後遺症や芸能界の軋轢の中、自らの人生を駆け抜ける女ならではの“生命力の凄み”が描かれている。
ところで過日、「第1回整形美48コンテスト」でグランプリに輝いたタレントの久慈あつこが、1回目の整形を済ませ、浅草の私の会社に現れた。
「高須さん、“整形美48”に選ばれた私は、ブス顔と、だらけた肉体の改造のため48カ所なおす必要があるんです」
胸を張り、手順を説明する。
「今回は4カ所手術をしました。まずは、目を二重にし、ナミダ袋をつくりました。次に、顎を少し尖らせました。3番目には、顎の下ぶくれを取りました。最後に、法令線を除去しました」
人気中華店の片隅であっけらかんと整形報告する久慈の声に、他のお客が耳をそばだてた。
「私、少しキレイになりましたか?」
店中に聞こえる声で問われても、何とも返事のしようがない。
「5日には、私の手術後、1回目の公式な写真撮影をするんです」
紹興酒のロックをぐびりと飲み、冬瓜と干しホタテ貝のあんかけを口に運ぶ久慈。
「『ヘルタースケルター』の沢尻エリカさんの様な美しさになりたいの。エリカさんは施術後の私であって、私は施術前のエリカそのもの」
そう言って、あと44カ所残る整形手術に大きな夢をはせた。
ボトルが3本目になったころ、私は「本当に大丈夫なのか…」と独り言を漏らした。
映画の沢尻は完璧な美しさで、女優としての現実と虚構がないまぜだ。自らのスキャンダルも、私生活も、暴言も、そして過去も計算をし尽くしてセルフプロデュースしている。世の道徳、常識、倫理から逸脱したマイナスのイメージなど、いささかも気にしない。清濁あわせ飲む「24時間女優」であって、腸まであからさまにする人生を歩んでいる。これができるのは、もって生まれた完璧な美貌が故だ。
そんな沢尻と自らの立ち位置をダブらせた“ブスの究極”である久慈は、現在「48分の4の沢尻エリカ」だ!!
たとえ28歳になっていたとしても、北海道の十勝から星雲の志で上京したときの「身を立て、名をあげ、やよはげめよ」の送り歌を忘れてはいない。女の欲望は尽きることがない。 (出版プロデューサー)
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何時も何が書いてあるのか意味不明の文章ばかりの高須先輩
我が母校の3年先輩であります。
とうもろこしね唐揚げだそうです☆
これが美味かったんだよなぁ~次回来店の時は注文して見てぇ