goo blog サービス終了のお知らせ 

季節のレシピ “旬を食べる” 

その季節の旬菜を美味しく料理することとレシピを記録するブログです〜

春夏秋冬[秋から冬へ]

2024-11-29 16:08:54 | 日記
 11月22日から小雪、12月7日から大雪です。
 そろそろ私の田舎は、風花が舞う頃でしょうか。
冷たい風が冬を呼んで来る頃、その風で風花が舞います。
何処でもあることか思っていたら、からっ風の吹く群馬や静岡辺りで見られることのようですね。子供の頃、今時分初雪に喜んでいると風花だよと母に言われました。草津白根・万座辺りに降る雪が風で飛ばされて私の住んでいた辺りに舞います。
こんな日は母の作る「お切り込みうどん」がとても温かく、ほっこりして美味しかったものです。
 

お切り込みうどん
群馬の名物(?)群馬県人は大好きだと思います。
まずうどんを打ちます。
地粉を使いたいところでしたが、北海道産の小麦強力粉を使いました。
  
ボールに粉400g、水200g、塩4g入れてこねます。しっかり丸くまとめられたら、ビニール袋に入れて室温で寝かせる。(分量:4人分程度)
1時間ほど経過後ビニール袋を2~3重にして足で踏む。丸める。足で踏む。丸める。(3回程度繰り返す)
                    
3回繰り返して、最後はゆで麺用とお切り込みうどん用に塊を二つにしました。この段階で再度1時間程度寝かせます。
1時間後、一つの塊は、麺棒でのばして、うどん状に切り、大鍋で茹でました(5分程度)⇒ゆで麺
  

もう一塊は、お切り込みうどんになります。
うどんをこねて寝かせている間に汁を作ります。
大鍋に油を入れて、鶏肉、大根、人参、しめじ、ごぼう、油揚げ、じゃがいも、蓮根を炒めます。水を入れて沸騰したらしばらく煮込み、麺汁で薄味に味付けます。
塊を打ち粉をしっかり使いながら伸ばして、うどん状に細く切った麺(茹でると少々膨らむので細く切ると良い)を打ち粉を払いながら野菜が煮込まれた汁の中に直接入れて、麺が柔らかくなるまでに茹で煮にします。
麺のゆで汁と粉とで汁はとろ身がでます。汁をたっぷり作っておきましょう。



丸干しイワシのオリーブオイル焼き

丸干し鰯におろしにんにくを載せて、オリーブオイルをひたひたにかけて180度のオーブンで15分から20分程焼く。

春菊と韓国海苔のピリ辛ナムル

春菊を1分程度茹でてコチュジャンだれ(コチュジャンに味醂と鰹だしを加えてレンジで1分)と韓国海苔を加える。

デザートは林檎パイ
夫の大好物です。紅玉を見ると林檎パイが浮かぶようです。
林檎パイと林檎ジャムになりました。
手作りは、レモンの酸味が爽やかで甘さ控えめのパイになるので私も美味しくいただきます。










春夏秋冬[季節はまさに暮秋]

2024-11-20 18:14:15 | 日記
    銀杏の葉は黄色く色づき忽ち落ち葉になり、地面は黄色いジュータンが敷かれたようです。地面の木の葉は冷たい風に舞いながらどこかに吹き寄せられていきます。
昨日今日ととても寒く冬の気配に縮こまりながら、もうすぐ冬の景色に変わるのかと秋を惜しんでいます。


オリーブの実が美しく輝いていました。


庭のツワブキと小菊
 

11月20日 私の実家(群馬)ではえびす講です。
旧暦10月神無月(新暦では11月頃)
出雲大社に神々が集まる時 土地や人々を守ってくれる留守神様の恵比寿様に感謝を伝えることから恵比寿講は始まったとされています。
恵比寿様は五穀豊穣や商売繁盛のご利益で信じられている神様で農業(正に我がふるさと)や漁業を営む地域で祀られていたと書かれていました。

(田舎のはもっと立派な恵比寿様と大黒様です。一年を通して台所に置かれています)

(京都嵯峨野を歩いていたとき目にとまり購入した物です。)
私の田舎のえびす講は、神棚の前に恵比寿様・大黒様をはじめ七福神を並べ、尾頭付きの魚(秋刀魚)とけんちん汁をお供えし、その前に一升枡を置いて通帳やお財布を入れておきます。何か楽しくありませんか。11月も半ば過ぎると朝晩はずいぶん寒くなる頃に温かいけんちん汁がとても美味しかったのです。

 お供え物は、
お赤飯(小豆煮汁で色づけ。発色が良くない。残念)
けんちん汁(大根、人参、里芋、蓮根、ゴボウ、しめじ、豆腐、ネギ)
尾頭付きの魚(真鯛になりました。)
ぬた(九条葱とイカと薄揚げの甘酢味噌和え)
なます(大根と人参)と柿


リベンジきりたんぽ鍋

きりたんぽ鍋にせりを入れ忘れた翌日再度挑戦。芹が入って落ち着きました。勿論美味しさ倍増。


 きりたんぽ鍋にはトホホ(ふたつの失敗)の思い出があります。

 結婚して最初の年の暮れ秋田の夫の実家に帰省。晩ご飯のきりたんぽ鍋は、上の深皿のようにすでに盛り合わせて銘々に。初めての私は、しばしご飯が出るまでお箸を取らず固まっていました。夫から不思議がられながら「これがご飯だ」と言われました。たしかにきりたんぽはお米でした。

食べ終わって、義母が台所に行ったタイミングでこの深皿を台所に下げたところ義母はザルに盛られた稲庭うどんを持ってきたのでした。お出汁のきいた深皿に残った汁で食べるはずでした(若い頃の苦い思い出でした。)



春夏秋冬【立冬】

2024-11-08 15:39:53 | 日記
   柿の葉は落ち葉になり、花水木に赤い葉がついています。
銀杏の葉が色づき始めました。
小さな畑で秋色に馴染んでいた唐辛子です。たくさん収穫できました。
 

 11月7日立冬
秋が極まり冬の気配が立ち始める頃。
中医学では立冬の欄に「立冬補冬 補嘴空」とあり、冬になったら冬の物を食べて元気を補う。
冬の食材を使ったちょっと温かな料理です。
風邪など引かぬよう元気になる料理にしました。

 新米で出来たきりたんぽの鍋
立冬は「鍋の日」(体を温め、真冬に備える)とも言われているようです。


 最後の最後でこれを入れ忘れました。「せりです」

秋田県人からは「これが無ければきりたんぽ鍋と言えない」と言われるかも。
夫から「せりが無い」の一言で青みが足りない理由がわかりました。せりはこの鍋の重要な存在です。残った具材で再度作って本来の味を楽しんでもらいます。

 柿の白和え(具材:豆腐と柿と春菊と胡麻です)
柿の甘みがあるので、十分に水分を取った豆腐は胡麻だれで味付けただけ。
茹でた春菊はめんつゆで下味を付けています。


 大根ステーキ
柔らかく煮た大根(下味付き)に片栗粉をまぶして、細く切った豚バラと一緒に焼いただけ。肉はしっかり焼いて(カリカリ)塩胡椒少々。大根には味がついているので焦げ目がついたらそのままお皿に。


牡蠣フライと今年の梅雨の頃漬けたらっきょを使ったタルタルソース


 赤大根の甘酢漬けと紫菊のおひたし
この季節、道の駅あたりに行くと赤大根が並んでいます。
ピクルスではなく甘酢漬けに。胃にやさしい食べ方が何とも良いのです。
紫菊は、秋田県人の夫ご推薦のもの。黄菊より美味しいと言います。


デザートは林檎パイ