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870) 私的岩手通史の旅 第55回

2011年02月05日 | 私的岩手通史の旅
 私の彷徨に欠かせない足が自動車ですが、車に欠かせないガソリンスタンドが3箇所以下の「給油所過疎地」が229市町村あり、全自治体の約13%に達するそうです。以前住んでいた盛岡でも市街地のスタンドが次々と姿を消していきました。高速道路のスタンドも減っていますし、常に満タンを心がけねばいかん時代なのですね。


第55回 国見山廃寺跡(北上市)

 日本の歴史は奈良時代から平安時代へ移りましたが、「岩手県の歴史散歩」を読んでも「岩手県の歴史」を読んでも、9世紀半ばから11世紀半ばまでの約200年間に関する記述はあまり多くありません。散発的にエミシの抵抗等はあったようですが。その他はお寺の開基等々の平穏な記述が少しある程度です。

 そのような年代から本日は「国見山廃寺跡」をご覧下さい。同廃寺跡は北上民俗村の南東にそびえる国見山(標高244メートル)を霊域とした山岳寺院の遺跡です。

 「岩手県の歴史散歩」からの引用しますと、「日本文徳天皇実録」857(天安)元年6月3日の項に「陸奥(むつ)国にある極楽寺、定額寺に預かる」と記述されていますが、この極楽寺が国見山廃寺跡だと考えられています。一帯からは多くの遺構が発見されていますが、この後出てくるであろう平泉文化より150年程前に、ここで仏教文化が花開いていたことをうかがわせる発見だったそうです。


(真夏の国見山廃寺跡 -北上市稲瀬町 2008/08/10-)

 仏教文化の良し悪しは分かりませんが、以前にもご覧いただいた国見山にある大悲閣展望台からの眺めは非常に素晴らしいです(以前ご覧いただいた眺めはコチラ)。この風景を見るまでには大汗をかかねばなりませんが、汗のかき甲斐はあると思います。


(展望台から見た北上平野を走る「はやて」 -北上市稲瀬町 2008/08/10-)

 大汗と申しましたが、もう少し季節を選んで行けばいい話ですね。

(国見山廃寺はこの辺りです)


2010年02月05日の一品・・・635)盛岡散歩 綱取ダム’10冬
2009年02月05日の一品・・・446)盛岡散歩 上田一里塚
2008年02月05日の一品・・・170)栃木散歩 大平町(関東・栃木牛乳)

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