君が袖振る

はじめまして、紗佑里です。
日常の出来事や感動したことを共有出来たらと思います。

凄かった!『大名家秘蔵の名刀展』

2009-09-22 12:15:55 | Weblog
20日(日)に富山県水墨美術館に行って
『大名家秘蔵の名刀展』(23日まで)を見てきました。

たまたま『名刀の魅力を探る』という特別講座がある日で
スライドを見せて頂きながら刀のつくりや流行、
作られた時代の説明を受けました。

これだけでも随分と展示している刀の見方が変わってくるなと思ったのですが


な・なんと!!刀剣を持たせて頂きました。


刀剣の取り扱い方の注意を受けてから恐る恐る持ち上げました。
間近で見ると吸い込まれるような美しさがありまるで生き物のようでした。

展示室でも解説員さんが居てくださり
『刀は初めて』という人にもわかりやすく親切に
一点づつの注目点や興味深い解説をして下さいました。

○跡継ぎの誕生や祝い事があると刀を献上したので
 力のある大名の所に名刀といわれるものが集まった。

○上杉家は刀剣台帳(いつ誰から贈られたかなどの記録)が
 しっかりしており景勝の時に家宝として残すものが選ばれている。
 謙信は着るものも華やかなものを好んだが
 所持していた刀にもその趣味が現れている。
 景勝も影響を受けており大河ドラマでも謙信、景勝共に
 刀の手入れのシーンはよく見られた。

○徳川家では謀反に関わった刀に『村正』がたびたびあり
 妖刀とみなされ嫌悪された。
 徳川家の村正は廃棄、民間に残ったものの銘は刷り消されたりした。

などなど素人の私にとっては初めて聞く話ばかりで
これから時代劇の見方も変わってきそうな気がしました。