君が袖振る

はじめまして、紗佑里です。
日常の出来事や感動したことを共有出来たらと思います。

伊賀の組紐産地見学2

2010-06-24 17:18:57 | Weblog
岩野商店さん


こちらでも♪いーとまきまき、いーとまきまき・・・
でもご覧の通り!何本もの糸が束ねられているのですっ!!
これは男の方でないと・・・力強かったです。


次に束ねた糸を撚(よ)る作業『撚糸(ねんし)』の工程です。
撚糸機に♪ジ~グザグザグ・・・と何往復も行ったり来たりして引っ掛けて行かれます。
撚っては糸の張る具合を見て機会の距離を縮めることを何回か繰り返します。



『染色』の工程です。マニュアルに従い温度と色の調合をし糸を染めていきます。
少しづづ色を薄め染め部分を多くしていくと『伊賀の組紐産地見学1』に掲載したような
グラデーションが美しい糸が出来上がります!



出来上がった帯締めに房を付けておられます。この方の胸元に目が留まりました。
組みあがり切断した寸足らずの端の部分を利用し趣味でブローチを作っておられるそうです。
婦人画報社『美しいキモノ』に掲載された方です。

伊賀の組紐産地見学1 

2010-06-24 16:32:09 | Weblog
6月9日(水)産地見学に行って参りました。

前沢組紐さん


♪いーとまきまき、いーとまきまき・・・私の頭の中でBGMが鳴ります。
指先の感覚や糸が途切れたときの処置の速さに驚きです。



こちらの方はひたすら帯締めを組んでおられるだけではありません。
柄を起こすパタンナーです。この仕事が出来る方は今では数少ないそうです。
左右に垂れ下がっている糸玉は60個になるそうです。新しい柄を『綾書き』に記していかれます。
作品が婦人画報社の『美しいキモノ』の裏表紙を飾った号を見せて頂きました。


出来上がった帯締めの糸のコブになってしまった部分や継ぎ目を
平らにする作業はすべて手作業です。


この溝に帯締めをはめ込みローラーを掛けまっすぐ平らに仕上げます。
この器具自体が手作りで大工さんに特注されたそうです。
帯締めの幅に合わせて溝の幅も変えられるそうです。


染め終わった糸が届けられ組まれるのを待っています。



緊張した校長室と元気な子供たち

2010-06-24 13:52:16 | Weblog
6月31日(月)に刷りあがってきたこども教室の参加募集ビラを持って
アポを取った2校の小学校の校長先生と面会が出来ました。

勉強は出来なかったけれど私は学校というところが大好きでした。
でも、この年になっても『校長室』というのがなんとなく苦手で緊張しました。

1校目。マンモス校なのでお忙しくされているのに一生懸命話を聞いて下さり
『“定員になり次第締め切り”とありますが今日配布しても良いのですか?
 公平でないといけませんよね。他校さんにはもう持って行かれましたか?』
と気遣って下さいました。

校長室を出た時、背後から
『あっ!着物姿のお母さんや!誰のお母さんやろ?』
と給食当番の生徒達を立ち止まらせてしまったので
『早く準備しなさぁ~い。』
と先生に注意をさせてしまうことになりました。


2校目。同じように緊張しました。
お昼休みの訪問で帰り際に校長室の前にこども達が順を競うように並んでいたので驚きました。
みんなニコニコしていました。
『お話タイムでも持っておられるのだろうか?私の子供の時と違ってえらいフレンドリーやんか。』

どの子も来校者には挨拶する習慣がつけられていてとても気持ちが良かったです。
『新設校なのにすごい。この子達と一緒に勉強出来たら楽しいだろうなぁ』
と感じたひとときでした。