君が袖振る

はじめまして、紗佑里です。
日常の出来事や感動したことを共有出来たらと思います。

空蝉(うつせみ)

2009-09-01 13:30:08 | Weblog
先日、十二単の紐使いについての授業を受けました。

なかなか現物をじかに見ることはありませんが

舞台用の衣装を使って実演を見た後お稽古しました。

一枚着て紐掛けし二枚目を着て紐掛けした後下の紐を抜き

これを繰り返し最後には裳(も)と呼ばれる衣装に付いた

紐1本で着装しています。

写真はこれをすっぽりと脱いだ状態で『空蝉』といわれます。

源氏物語に登場する『空蝉』の通称で知られる女性がいます。

光源氏の求愛に対し一枚の着物を残し逃げ去ったことを

蝉の抜け殻になぞらえて送った和歌から『空蝉』の通称となったそうです。

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2 コメント

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コスモス様 (紗佑里)
2009-09-07 12:31:27
そうですかぁ。
とても華やかだったでしょうね!
十二単は枚数に関わりなく衿や袖から見える
重ねの色目で季節感を表現するそうです。
女官の身分でも赤、青、緑は位の高い方の色で
上下関係がはっきりしていたそうです。
おしゃれだけど、きびしぃ~っ!
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一つ勉強になりました~! (コスモス)
2009-09-03 10:36:34
そういう状態を空蝉っていうのですね。面白いです。

私は昔、大学を出てから、夜に専門学校に通いながら京都のN会館で受付嬢と館内アナウンスのアルバイトをしていました。そこでは、着物ショーがあったり、観光客相手に普通の着物や十二単の着付けもされていました。私もお正月には会館の着付けの人に振袖を着せてもらいました。シーズンになると舞妓さんも来ていました。十二単と聞いて、昔のことを懐かしく思い出しました。

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