【タイ株】タイ企業、対ＣＬＭＶ投資 を拡大中（月刊資本市場、２０１７．５）

『タイは域内最大の経済力に加え、「陸のＡＳＥＡＮ」のほぼ真ん中に位置するという地理的条件も活かし、ＣＬＭＶ（カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム）との経済関係を一 段と強化している。
　対ＣＬＭＶ貿易は 急ピッチで拡大しており、１５年の輸出額は約２２０億ドルと１０年前に比べ５倍近くに膨らんだ。タイ政府は、成長力に富むＣＬＭＶの活力を取り込み、自国の成長を押し上げたいとの姿勢を鮮明にしている。
　ソムキット副首相は１７年２月にバンコクで開かれたセミナーで、内外投資家らを前に「タイは周辺国と共に成長し、発展を目指す」と力説し、ＣＬＭＶとの経済関係を一段と強化する方針を表明した。
　タイ経済の先行きが不透明な中、「勢いのあるＣＬＭＶが近くに存在するという、タイ経済にとって数少ない好材料の一つ」（地元エコノ ミスト）が着目され、タイでは官民双方で“ＣＬＭＶ熱”が高まっている。』
（月刊資本市場、２０１７．５「注目される「陸のＡＳＥＡＮ」〜躍動するタイ・ベトナム企業〜」）

　＜カンボジア＞
　　ＳＣＧ　
　　　南部カンポ ット州にセメント新工場を稼動
　　ＣＰ　　
　　　西部パイリンに飼料工場を新設（２０１５）
　　ＢＤＭＳ　
　　　首都プノンペンに富裕層を対象とした「ロイヤル・プノンペン・ホスピタル」を開業
　　　（２０１４）

　＜ベトナム＞
　　ＣＥＮＴＲＡＬ　
　　　首都ハ ノイと経済都市ホーチミンに傘下の「ロビン ソン百貨店」を開業（２０１４）
　　　現地の大手家電販売店チェーン、グエンキム・トレーディングを買収
　　ＢＩＧＣ　
　　　仏カジノを買収（２０１６）
　　ＴＣＣ　　
　　　傘下の商社、ルリ・ユッカーを通じ 日本のファミリーマートからベトナムの２４店
　　　舗を取得
　
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