石井光太氏氏が、実話を元に書かれた小説
赤ちゃんを わが子として 育てる方を求む
を読みました。
なかなかの長編でしたが、主人公の壮絶な人生と感動の嵐に本が離せなくなり…3日で読み終えました!
主人公菊田昇という産婦人科医が生まれ育った遊廓から物語りは始まる。
そこで大勢の遊女達は妊娠しても、胎児は堕胎…産まれたとしても分娩室で医師の手で抹殺されてきました。
菊田昇氏は産婦人科医となって、このような子供達を救う為に、子供を望む夫婦との橋渡しを始める。
いわゆる“赤ちゃんあっせん”
それは方を犯すことでもありました。
それがマスコミのスクープで明らかになり国の大事件になりましたが、菊田昇氏は1人で国と戦い続けました。
日本母性保護委員会から除名処分を受けても…
家宅捜索されても…
国会に招致されても…
戦い続けて、ついに昭和62年
「特別養子縁組制度」
を勝ち取りました。
昭和63年1月 正式に実施。
令和元年6月 民法の改正により成立要件が緩和。
実親に育ててもらえない子供達は、別の夫婦に引き取られ、実子として育ててもらえる制度により、棄てられた子供や虐待された子供が大勢救われてきました。
いやー
この本は、ぜひぜひ多くの方に知っていただきたいし、読んで欲しいです。
「この本は、もっと話題になってもいいのになぁ」
と思って発行日を見たら…
4月21日。
あれ!?
もしかして、緊急事態宣言の真っ只中!?
そうか…
現在もですが、世の中はコロナ禍で大変な時だったのですよね。
重ね重ねですが、
本当にぜひ読んでいただきたい1冊です!
Mon“Design-NeT”