こんにちは!
青娥の会在籍生のみどりです(^.^)
10月に入り、金木犀のいい香りがしてきました。
秋は過ごしやすい季節で、いろいろなことにチャレンジしたくなる季節ですよね!
私の場合ですが、今年の秋は読書に力を入れることを決めています。
本を読みたいな・・と思いながらも、毎日の忙しさに後回しにしがちでしたが、自分を豊かにするためにも、眠る前のちょっとした時間に読書をしています。
今読んでいる本は小山明子さんの「パパはマイナス50点」です。
小山明子さんは、大島渚監督の奥様。
大島監督の病に倒れてからと、日々の介護の様子を綴ったエッセイです。
なぜこの本を手に取ったかというと、以前にテレビかラジオで聞いた小山さんの言葉が印象深く、ずっと心に残っていたからでした。
「愛情!、愛情!と言ってやっています。」
確か、このような言葉だったと思います。
体が弱まり介護が必要になれば、鼻をかんだり、痰を排出することが難しくなります。
そのようなとき、小型の掃除機のような器具につないだカテーテルを口や鼻から入れて、吸い取るのですが、これが見ていてとても辛い・・・。
私もその様子を見たことがありますが、患者さん側は苦しそうで、涙を浮かべている時もあるほどです。
でも、これは必要なことなので、やめるわけにはいきません。
それを小山さんは、
「愛情!愛情!」
と言いながら、この作業をご自宅でしているそうです。
私はこの「愛情」介護をどうしてできるのか、とても興味がありました。
そして、この本を読み、分かりました。
夫婦の愛情が強いのだなと。
毎日続く介護は、想像する以上に大変で、精神的に苦しいものですが、
長い夫婦の歴史で育まれた愛情で乗り越えてらっしゃるのです。
女優という華やかな仕事を辞めて、介護に専念する一途さも素敵だなと思いました。
それに、小山さんのエッセイに登場する大島監督は、とても優しい旦那さま。
私の持っていた大島監督のイメージが一瞬でどこかへ行ってしまいました。
もう少しで本を読み終わってしまいますが、素敵な御夫婦に出会ったような気持ちです。
私達夫婦はこんな夫婦になれるかな?
・・・もっと頑張らなければならないかもしれません!
青娥の会-せいかのかい-
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