今日のニュースと言えば読売新聞主筆の渡邉恒雄さんが亡くなったことだ。
ナベツネの通称で知られメディア業界のみならず財界や政界にも幅を利かしていたのは誰もが知るところ。
大正15年の寅年生まれの98歳なので大往生と言っていいだろう。
この方が亡くなったということはこれからメディアの在り方が大きく変わるかもしれない。
私は囲碁ファンであるが囲碁・将棋は新聞との関りが強い。
読売新聞は囲碁では棋聖戦、将棋では竜王戦の主催だ。
この2つのタイトルは優勝賞金が一番高いことから序列が一番高いことになっている。
ファンの一人としてはそういう風に決めてしまっていることに若干違和感があるのだがいずれそういうものがなくなればいいのかなとも思う。
囲碁では本因坊というタイトルが一番古い。
本因坊戦の主催は毎日新聞だが今期から賞金額が下がり序列も3番目から5番目に下がった。
あと思うのは新聞というメディアと囲碁界・将棋界の関係も考え直さなくてはいけないときに来ているのではと感じる。
新聞の発行部数が年々急激に落ち込んでいるからだ。
この先新聞をはじめオールドメディアは縮小していくのは避けられないと思う。
ナベツネさんが亡くなってその加速度が増していくのではというくらい影響力の大きい方だった。
なんにしてもご冥福をお祈りしたい。
それではごきげんよう。