あぁー笑った。こんなに笑ったのしばらくぶりかしら。
11月17日(土)湯の浜の「龍野湯」に、「立川らく次」さんと、「立川志らら」さんの、寄席を見に行きました。
寄席というものが初めてでした。
前の方に座って、恥ずかしくもなく、大きな口を開けて、大きな声で笑った。笑った。
寄席ってこんなに楽しいものだったんですね。大ファンになってしまいました。
「似顔絵を描いてあげましょう。だれかいませんか?」
すぐに手を上げちゃった。大勢見ているのに、よく恥ずかしくもなく手を上げるなんて・・・
「立川らく次」さんが、段の上から、座ってるわたしの顔をじっと見て、サッサッと書いてくださいました。
「前の段に来てください!みなさん、似てますか?」拍手かっさいでした。
私は今まで、お客様の似顔絵は書くけど、自分の顔を書いてもらったことがなかったので、うれしかった。
それに、22歳の時に「中耳炎」の手術が失敗して、左目が開けっ放し、左の顔全体の筋肉が垂れ下がり、口は曲がり、
醜い顔が45年ぶりに手術をして、もとにもどることが出来ました。
10月に荘内病院の形成の「工藤」先生から「よくがんばったね!」と言われて、45年ぶりに目を閉じて寝ることが出来たばかりです。
写真を撮ると少しはまだ曲がるので、手を添えてしまいます。
でも、私に幸せが訪れたんですね。苦しい人生だったけど。
たったひとりしかいない自分を
たった一度しかない一生を
ほんとうに生かさなかったら
人間、生まれたかいがないじゃないか
子供のころに読んだ「路傍の石」