岩手県陸前高田市は、350年前に塩被害で苦しむ農家を助けるため、2キロにわたって数万本の松が植えられた。
「国の名勝」にも指定され、夏には20万人の海水浴が訪れる観光名所だった。
この津波ですべて、なぎ倒されて、奇跡的に1本だけが生き残った。
すさまじい波に飲み込まれながらも、強くまっすぐ伸びる1本の松の、この生命力が国中の人に希望を与えてくれました。
同じ岩手県宮古市は、明治29年の津波では、高さ23メートルの波に1800人以上の人が飲み込まれました。
昭和8年の津波で900人以上の人が飲み込まれました。
そこで昭和25年に立ちあがり、高さ10・65メートルの、ギネスにのった防波堤をつくったのに、努力は自然に勝てなかった。
超高層ビルを建てたり,自然を破壊するばかりで,自然にさからいすぎたのだと思います。
何事も、身の丈にあったほうがいいと思います。