テキサスに住んでいた時、ありがたくないニックネームをつけてもらった。それは、フラワーキラー(花殺し)。
親しくなった友人(わたしより少し年下の知的で素敵な韓国人女性)は花が大好きで、彼女の家の庭はいつも美しい花々で彩られていた。時々彼女はわたしに庭の花をプレゼントしてくれた、「お家に飾ってね」と。
ところが、せっかくいただいた花も、我が家に来たとたん、しなしなっとなっていつのまにか消えてしまう。そのたびに彼女は悲しそうな、というよりあきれ果てた顔をして、ついには"You are a flower killer"!とわたしを呼ぶのだった。
そのあだ名のせいで、というわけではないが、わたしは花を育てるのが苦手だ。やはり野に置け蓮華草、でいいと思っている。
カリフォルニアに越して来て間もない頃、わたしが一目ぼれした植物(花ではない)が、こちらだった。近くの公園でやっていたフェアをのぞいたとき、見つけた"Baby toes"という名前の多肉植物だ。
赤ん坊の足の指。確かにそんな愛らしさも感じられる。このように、日当たりの良いベランダに置いて、大事に大事に育てた、つもりだったが・・・。
1か月もしないうちに、この子達も消え去ってしまった。テキサスでの汚名を返上しようと思っていたのに、カリフォルニアでもうまくいかないなんて。
しばらくは怖くてどの植物にも手が出せなかったが、カリフォルニアは多肉植物王国と言われるくらい、街中のいたるところにいろいろな多肉植物があって、何度も誘惑されてしまった。そして、気が付けばいつのまにか我が家のベランダには多肉植物がぎっしり置かれるようになっていた。
もちろん、今住んでいる家のベランダにも多肉植物が元気で暮らしている。多肉と出会って13年、もはや多肉のない暮らしは想像できないくらい、わたしの人生の大切な要素となっている。
なんといっても、多肉は手入れが楽だ。繊細で美しい花と違い、水遣りは週1回程度でOK。真冬はほぼ水断ち、つまり3か月は何もしなくてもいいのだ(例外もあるが)。こんなに楽な植物はほかにないだろう!ずぼらなわたしにぴったりの植物。
多肉といえば、葉が水分をたっぷりと含んでぷにぷにしているのが特徴だが、この薄っぺらい葉っぱのも多肉。アロマティカスという。名前の通り、とても良い香りがする(ミントとバジルの中間のような)。
わたしが「オーロラジャングル」と命名した鉢。どんどん伸びてどんどん増えるオーロラの中に、たぶんグラプトペタルム系の多肉がちょこっと混じっている。多肉好きの人が見たら、あちこちの枝を切って、きれいに植え直したくなるだろう、はちゃめちゃな鉢。でも、これでちゃんとみんな生きているので、わたしとしては良し、としている。
こちらは千葉に住んでいた時、友達の家で開かれた多肉寄せ植え教室で作ったもの。といっても、半分近くは友達に手伝ってもらった。これもいい加減手入れをしなくちゃいけないんだけど、不器用なわたしがやったらもっとひどくなりそうなので、このままにしている。
こちらは、その友達が作った寄せ植えをいただいたもの。これもみんな好き勝手に伸び放題。友達に見せたら怒られそうなので、秘密にしている。実は多肉にも花を咲かせる種類があり、左手前に伸びているのが花芽。開花が楽しみだ!
おまけ。これは何の鉢でしょう?
正解は、花が枯れて葉っぱだけになったシクラメン。11月下旬に購入し、4月下旬まで頑張っていた花がみんな消え去り、残ったのは濃い緑の葉っぱ。観葉植物風に見えるので、完全に枯れるまでは水遣りを続けてみよう。
緑に癒される。
こんにちは。
まずはシクラメン、花が終わっても葉はちゃんと生きてるなんて立派ですよ。
シクラメンは冬の花だから、私は春になると外に出しちゃって、あっという間に枯れちゃってました。
夏を過ごすことができるか楽しみですね。
また冬に花が咲いたら教えてね。
多肉植物というとサボテン🌵のようなイメージです。
storytellerさんは多肉植物loveなんですね。
しっかり育てられてるから、もうflower killerさんじゃないですね。
家に帰ってきたら、植物が待っててくれるとは嬉しいですねー。
storytellerさんは長くアメリカに住まれてて、よく日本語を忘れませんでしたね。
私は従兄弟がロスに住んでるのですが、日本語が片言になってますよ。
旦那さんは日本人だけど、子供達は英語しか話せません。
私も室内で育てる観葉植物でも探してみますね。🌿
多肉さんは可愛いですよ~。
生命力たくましいところがまたいじらしい。
サボテンさんとは親戚のような関係?
友人にシクラメン育ての権威がいて、その人に
アドバイスされた通りにしてみました。
わたしも去年は4月になる前にだめにしちゃいましたよ~。
毎年、試行錯誤です!
そうですね、日本語。忘れることはないけれど(アメリカにも日本人の友達が何人かいたので)、
読み書き能力は落ちましたね。
それと、ちょっとした表現が出てこなくて困ったり。
かといって英語力も中途半端。
よほど努力しないとバランスの良いバイリンガルにはなれないや、と
痛感しました。
ところで、一つ前の記事へのコメントへのお返事に、
「主人公の2人がゴールイン」と書きましたが、
正しくは「主人公を演じた俳優と女優が結婚した」
でした!誤解を招く書き方しちゃってごめんなさ~い。
コメントありがとうございました♪
今晩は〜
シクラメンの葉っぱ青々していて、storytellerさんは、flower killer ではありませんよ〜^ - ^
シクラメン
環境の変化に弱いらしいので、いまの環境が合っているんですね😊
我家のシクラメンはそろそろ日陰でお休みさせようと思います〜
いろいろな育て方があるらしいです^ - ^
多肉さん
可愛くて育っていますね!
我家は4鉢ありますが、多肉さんの気持ち
が、よく掴めないでいます😅
元気にしていますが😅
植物🪴も相性があるのかなあ😊
ひいこ🪴
今朝も元気いっぱいな我が家の多肉さんたち。
ふふふ、多肉さんの気持ち、ですって。
また良いヒントもらっちゃいました。
今度は「多肉の気持ち」でストーリー書こうかな。
ブログ記事へのコメントは想像力をかきたてる言葉の宝庫ですね、ありがたや。
植物との相性って、やっぱりありますよね。
わたしもそう思います。
花は得意なのに多肉はどうも・・・って知人もいるし。
コメントありがとうございました♪
多肉寄せ植えは簡単な水やりだけですが枯れてしまうようですね
けっこう難しいようです
考えればミニサボテンだと思えば良いと思います
我が家でも植物と相性があるようですぐ枯れてしまう品もあれば一凛そうなのに3年も咲いてくれる花もあります
では~~~
多肉単体なら良いのですが、寄せ植えだとそれぞれ微妙にニーズが
違ったりして、同じ鉢の中で元気な子と枯れてしまう子とに分かれることがありますね。
多肉育ての大家いわく、ニーズの同じ子達で寄せ植えをするのが良い、とのことでした。
相性、人との間だけでなく、植物との関係にも言えるんですね~。
3年続けてお家を彩ってくれるお花、素敵ですね!
コメントありがとうございました♪