Shimmyブログ

♬音楽といろいろ.....♪♪

ハーパーズ・ビザール

2014-02-01 | Rock
そして、こちらもバーバンクの雄、ハーパーズ・ビザール。一聴、当時の軽~いポップス
と感じますよね。ところが、す、すごい不思議な音のつづれ織り、アイディアの宝庫。
当時の録音技術を駆使し、実験しまくったんじゃないでしょうか。WB、太っ腹でしたね

プロデュースはバーバンクの中心人物レニー・ワロンカー。リーダーのTed Templeman
後にプロデューサーとしてドービー・ブラザースリトル・フィートを世に出します。

Harpers Bizarre『The Secret Life Of』 1968

70年前後はセブンアーツという会社の傘下になります。ジャケのマークがWBでなくW7なんです。
『Feelin' Groovy』




Harpers Bizarre - "Bye Bye Bye"


Harpers Bizarre - "When I Was A Cowboy"


ジョン・サイモンは基本プロデューサーなので色んな事をやってますが、ミュージシャン
としてはウッドストック系としましょう。NY州北部の田舎のスタジオを拠点とした人達です。

今又、聴いてバーバンク系とウッドストック系の違いを面白くも悲しくも感じました。
どちらもしたい事は「建国以来のアメリカの様々な音楽を呑込み、再表現する」でしょうか。
しかし手法が違うのかしらね、あくまで個人的な勝手な感想です。その差は微妙な傾向性ね。

W【ウッドストック系】はプリミティブアート的かしら。
B【バーバンク系】は近代アート的かしら。

Wーアメリカの様々な伝統音楽を忠実に理解しようとしている。
Bー映画等を介してのヴァーチャルな伝統音楽を興味深いものとしている。
Wーアメリカ南部の土臭い香りーー中南米や黒人からの影響も強いためか、リズムが強い。
Bーアメリカの大都市N.Y.やL.A.の軽やかな粋な香りーー欧州の影響か、メローでポップ。
Wー楽器の本来の音色、演奏を重視し、録音技術はより良く記録するためのもの。
Bー実際の音色、演奏と言うよりも先端録音技術によって今迄にないものにしている。
Wー好きだからという素朴なモチベーションによる。
Bー再表現者として、、という強いインテンション(意図的な企て)による。

Hungry Chuck - "hat's off, America!"

Hungry Chuck - "Play That Country Music" どうしましょ、この地味さ、いいのよ~

まあ、自分の思い入れ、嗜好が出てしまいます。ウッドストック系びいきです。

バーバンク系人脈は後々のAORやウエストコーストロック発展の立役者になっていきます。
商業的にも業界内の地位獲得においても圧倒的にバーバンク系の勝ちなんですね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ズンバもリトもフリーS.いい... | トップ | カリビア~~ン!! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Rock」カテゴリの最新記事