様々な音楽への入り口だったロック。でも自分に
とって「ロックってどんな音楽?」
自分のようなロック感は聞いたことも読んだこと
もありません。ビートルズやツェッペリンのよう
に「神」になってしまうと、軽々しく書けないか
らなのかしら。
【ビートルズとサイケデリックロック】
実はビートルズの良さと音楽的偉業はよくわから
ないんです。
北米黒人音楽のコピーバンドから始まりますが、
西欧的「歌」をメインにし、1旋律と伴奏という、
ホモフォニー(バッハ時代以降のクラシック音楽
の主流)に変えることによって、北米黒人音楽を
身近なものにしたということかしら。
レコードデビューは1962年
やっぱアイドル的に見えますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/68/c9813310b0606e2b7b0586419f191ef3.jpg)
ビートルズが「歌」に向かいクラシック的に変化
させたのに対して、グレートフル・デッドらのサ
イケデリック・ロックは複数の旋律が同時進行す
るポリフォニーな演奏形式、シンコペーテッドな
引っかかるリズムといった北米黒人音楽の核心を
保ち続けます。
デッドのレコードデビューは遅れ1967年
一気にやばいです。ライブ主体でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/32/9eb641913e80b20a9689ef4415025964.jpg)
【ハードロック】
まさに「コンボ」、コンビネーション演奏だった
初期サイケデリック・ロックからはレッド・ツェ
ッペリンを代表とするハードロックが生まれます。
ツェッペリンのレコードデビューは1969年
50年変わっていない不変スタイルを確立。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/0e/080bc8da3928612d68e1df3697cc2358.jpg)
しかし、ハードロックは「歌」と「ギター」交互
による1旋律と伴奏のホモフォニーです。
「移民の歌」なんかは歌とギター、ベース、ドラ
ムスが同じ旋律、同じリズム、同じ強弱アクセン
トです。これはもうホモでもなくモノフォニーと
呼んでもいいんじゃないでしょうか。完全に確信
犯だと思います。そこが凄い。
全楽器で同じフレーズを演奏することでぶっとい
迫力のある音を作り上げました。スッゲー、カッ
コいい〜でした。が、まさに交響楽の音響手法じ
ゃないですか。ハードロックはヘビメタへとつな
がります。
1970年
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/95/bba680ef0161d421c23ea48eb89542d1.jpg)
【ロックは黒人音楽とクラシック音楽の融合】
ELP等のプログレはクラシック音楽を取り入れ
た、なんて言われてます。しかし、
北米ブラックに慣れ親しんじゃうと、ビートルズ
もハードロックも十二分にクラシック的に聴こえ
ます。
【何故ロックを聴かなくなってしまったのか】
ロックや西欧先進国のポップスの多くは1旋律と
伴奏の形式です。超絶の「ソロ」は別ですが、1
旋律だけの音楽は物足りないんですね。
複数の旋律が同時進行するポリフォニーは聴くた
びに違う聴こえかたがします。複雑に折り重なる
レイヤードな進行、瞬間瞬間で変化する丁々発止
のコンビネーションこそが僕にとっての音楽の楽
しさなんです。
で、先進国の音楽はあまり聴かなくなってしまっ
た。北米ブラックとグローバルサウスばっかり。
友達にデッドのレコードを持ってきてもらったら、
今度は中村とうようの「大衆音楽の真実」CDが
再発されました。このCDと書籍との出会いも大
きかったのかもね。
1986年
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/59/33986fd71f685b40129a60baa8a33ffd.jpg)
【ロックの音楽形式は】
ロックは雑食だからなんでも飲み込み変容してい
きました。
ロックらしさは4分の4の8ビートの循環リズム
とベース、ドラムス、ギター、ボーカルのコンボ
形式ぐらいでしょうか。
少人数、4〜6人編成って意外と新しいんです。
ジャズの編成の一種でビッグバンドに対しコンボ
(コンビネーションの略)と呼ばれました。今で
いう「バンド」。
とって「ロックってどんな音楽?」
自分のようなロック感は聞いたことも読んだこと
もありません。ビートルズやツェッペリンのよう
に「神」になってしまうと、軽々しく書けないか
らなのかしら。
【ビートルズとサイケデリックロック】
実はビートルズの良さと音楽的偉業はよくわから
ないんです。
北米黒人音楽のコピーバンドから始まりますが、
西欧的「歌」をメインにし、1旋律と伴奏という、
ホモフォニー(バッハ時代以降のクラシック音楽
の主流)に変えることによって、北米黒人音楽を
身近なものにしたということかしら。
レコードデビューは1962年
やっぱアイドル的に見えますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/68/c9813310b0606e2b7b0586419f191ef3.jpg)
ビートルズが「歌」に向かいクラシック的に変化
させたのに対して、グレートフル・デッドらのサ
イケデリック・ロックは複数の旋律が同時進行す
るポリフォニーな演奏形式、シンコペーテッドな
引っかかるリズムといった北米黒人音楽の核心を
保ち続けます。
デッドのレコードデビューは遅れ1967年
一気にやばいです。ライブ主体でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/32/9eb641913e80b20a9689ef4415025964.jpg)
【ハードロック】
まさに「コンボ」、コンビネーション演奏だった
初期サイケデリック・ロックからはレッド・ツェ
ッペリンを代表とするハードロックが生まれます。
ツェッペリンのレコードデビューは1969年
50年変わっていない不変スタイルを確立。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/0e/080bc8da3928612d68e1df3697cc2358.jpg)
しかし、ハードロックは「歌」と「ギター」交互
による1旋律と伴奏のホモフォニーです。
「移民の歌」なんかは歌とギター、ベース、ドラ
ムスが同じ旋律、同じリズム、同じ強弱アクセン
トです。これはもうホモでもなくモノフォニーと
呼んでもいいんじゃないでしょうか。完全に確信
犯だと思います。そこが凄い。
全楽器で同じフレーズを演奏することでぶっとい
迫力のある音を作り上げました。スッゲー、カッ
コいい〜でした。が、まさに交響楽の音響手法じ
ゃないですか。ハードロックはヘビメタへとつな
がります。
1970年
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/95/bba680ef0161d421c23ea48eb89542d1.jpg)
【ロックは黒人音楽とクラシック音楽の融合】
ELP等のプログレはクラシック音楽を取り入れ
た、なんて言われてます。しかし、
北米ブラックに慣れ親しんじゃうと、ビートルズ
もハードロックも十二分にクラシック的に聴こえ
ます。
【何故ロックを聴かなくなってしまったのか】
ロックや西欧先進国のポップスの多くは1旋律と
伴奏の形式です。超絶の「ソロ」は別ですが、1
旋律だけの音楽は物足りないんですね。
複数の旋律が同時進行するポリフォニーは聴くた
びに違う聴こえかたがします。複雑に折り重なる
レイヤードな進行、瞬間瞬間で変化する丁々発止
のコンビネーションこそが僕にとっての音楽の楽
しさなんです。
で、先進国の音楽はあまり聴かなくなってしまっ
た。北米ブラックとグローバルサウスばっかり。
友達にデッドのレコードを持ってきてもらったら、
今度は中村とうようの「大衆音楽の真実」CDが
再発されました。このCDと書籍との出会いも大
きかったのかもね。
1986年
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/59/33986fd71f685b40129a60baa8a33ffd.jpg)
【ロックの音楽形式は】
ロックは雑食だからなんでも飲み込み変容してい
きました。
ロックらしさは4分の4の8ビートの循環リズム
とベース、ドラムス、ギター、ボーカルのコンボ
形式ぐらいでしょうか。
少人数、4〜6人編成って意外と新しいんです。
ジャズの編成の一種でビッグバンドに対しコンボ
(コンビネーションの略)と呼ばれました。今で
いう「バンド」。