著莪猫(ShagaNeko)海を渡る【広州編】

夫の転勤にともない始まった子連れ・猫連れの海外生活。
天津で3年、そして広州へ。
ただいま新しい場所で奮闘中。

マカオ旅行:出発編(出発前日~バス搭乗)

2012年08月24日 12時51分22秒 | マカオ
そろそろマカオ旅行の事を書いておこうと思います。
(やっと重い腰をあげた^^;)


駐在日本人の皆さんがお盆休みに入った頃、夫は日本出張に行ってしまって不在。
連休前半には帰宅したのですが、日本に滞在中から風邪をひき高熱を出していた様子。
広州に戻る時にも、香港には着いたものの広州まで帰ってくる体力が残っていなかったそうで深圳で一泊して帰ってくるほどでした。
(高熱を出していたのに入国の際に止められなかったのかが不思議……日本はダメでしょ?)
広州に戻ってから病院で点滴すると熱は下がりましたが、そんな様子だったので今年は(も?)夏休みの家族旅行は諦めていました。

ところが、連休も終わりに近づいた先週後半、朝起きてくると突然「マカオ行くか~♪」。
夫は休みの日は本当に昼近くまで(酷い時は昼過ぎまで)寝ているのですが、たま~~~~に早起きしてくるとこんな感じです。
まだ娘と一緒に布団の中にいた私は慌てて起きましたが、当の夫もマカオに行く交通手段の情報も何も無い状態(^^;)

いろいろ調べると花都区からマカオまでバスが出ているらしい……だけどそれは一日1本(朝7時出発のみ)。
結局その日は行く事ができないと判り(他にも手段はあるにはあるんだけど)、翌日のバスチケットを買い、旅行準備をする事になりました。
チケットは大人も小人も一人150元(≒1950円)……思ったより高い。
他の人のブログで広州市内からマカオまでのバスチケットは大人75元とのことで、花都区は少し遠いけど倍額するとは思えない。
だけど花都区から出ているバスはそれしかないとの事なので、それを買いました。
(ちなみにマカオから花都区に帰って来る時のチケットは大人85元・小人43元だったので、やっぱり高い。
 夫は「バス会社によってバスのグレードが違うんじゃない?」と言っていたけれど、そうなのかな???)

そして家に帰って荷物の準備や下調べ。
だけどネットで調べるマカオ情報って、日本からのツアー客向けの情報ばかり(当たり前か^^;)。
広州からマカオ旅行に~というお役立ち情報はブログに多いです。
とは言ってもブログの旅行記というと、多いのは観光写真やホテルでの食事レポなど。
それはそれで見ていて楽しいのですが、その中で私がいつも見ているブログのかたがたまたま最近マカオに行ったとの事で、しかも記事内容がイミグレへの行き方や遊び場所の紹介など、マカオ初心者には嬉しい情報ばかり!
マカオといえばカジノ旅行だけど(カジノに子供は立ち入り禁止)そのブログのおかげで娘も楽しめそうな情報を得る事ができました。
(ゆぅがおさん、本当にありがとうございます!!!)


その日の夜。
突然あるトラブルが……。

夜中(3時頃)にガタガタと音がするので起きてみると、夫がキッチンでバケツとモップを持っています。
なんと浄水器のタンクと蛇口を繋ぐホースが切れて水漏れ!
たまたま夜中に起きて水を飲もうとキッチンに行った夫が見つけたのでした。
早い段階で発見したおかげでキッチンの床はモップで拭けば何とかなりましたが、問題はこれからどうするかという事。
バケツを置いておいても旅行中はもたないでしょう。
朝7時の出発(家を出るのは遅くても6時半くらい)なので、それまでに修理の人を呼んで直してもらうというのも無理な話。
私は「コレじゃ旅行に行けないじゃ~ん」と半泣き。
だけど夫は冷静に「大丈夫だって~」と言いながら元栓を閉めてくれました。
そっか、元栓を閉めれば良いんだね……思いつかなかった。
とりあえず修理は旅行から帰ってから頼む事にして、その日はなんとか眠りにつく事ができました。


翌日、いよいよ出発です。
バスの時間は朝7時に近くのホテルから。
(このホテルはいろんな方面へのバス発着所になっている)
私と娘は5時起きで身支度して6時過ぎには出発準備を整え(夫は6時過ぎにやっと起きてきて自分は着替えだけ)、家から歩いて10分~15分ほどの場所なので6時半には到着していました。

出発場所ですが、ホテル横がバスの待機所になっているので、そこで乗るか正面玄関前で乗るかという感じで停留所はありません。
前日にチケットを買った時に売り場の人に訊いたら「ホテルの横から」と言っていたし、当日にホテル前にいた案内の人にチケットを見せて訊いても「ホテルの横から」と言うので、そこで次々と出てくるバスを見ながら待っていました。
そのうち人が集まり始めましたが、他の人が持っているチケットがどうも私たちが持っているチケットとは違う様子。
ちょっと気になって、その人たちにマカオに行くのか?と訊いてみました。
すると皆は香港に行く人たち。

・・・・・・あれ?マカオ行きは???もうすぐ時間なんだけど???

それでもう一度ホテル正面にいる人に訊くと、やっぱり横から出るから待っていろと言います。
中国のバスツアーなどでは時間より遅れる事も多いと聞くので、そんなものなのかな?と思いながら待っていましたが7時半になってもバスは来ない。
いよいよおかしいと思い、待っていた場所に来た香港行バスの案内係の女性に訊くと
「コレは7時のバスだからもう行ってしまったわ。
 マカオ行きは今日はもう無いけど、このチケットは明日も使えるわよ」
とのこと。

・・・・・・はぁ~~~~!?!?私たち6時半からここで待っていましたけど?
・・・・・・ホテル前の案内係はココだって言ってたじゃん!!!

このお姉さんに文句を言っても仕方が無いけど、どうしても怒りが湧いてきます。
まぁ悪いのはホテル前で案内してたお兄さんとチケット窓口の人だよね。
夫はこういうのも中国だよな~という諦めた感じで「じゃ明日にする?」なんて言ってたけど、私はどうしても納得できない。
だって相場より高いチケット買わされてるんだよ!?
でも怒ったところでバスはもう行ってしまったとの事なので、翌日に延期するか、他のルートで行くか、行く事自体を諦めるか選択する事になりました。
夫は「しょうがないね~」なんて呑気に言ってるけど、前の晩遅くまで荷物の準備をしていたのも私だし、少しでもマカオの情報を~と思って夜遅くまでPCに向かっていたのも私。
朝早く起きて家族が出かけられる準備をしていたのも私。
夫は昨夜は「明日の朝早いから」と早々に寝てしまい、今朝だってギリギリまで寝ていて自分は着替えをして出てきただけ。
(夜中に水漏れの対処はしてくれたけど)

夫と私ではガッカリ感が違うのだ~~~!
ルート変更はともかく、中止は嫌~!
出来れば延期しないで今日行きたい。

なのでルート変更する事にしました。
とりあえずバスチケットを払い戻し。
夫は払い戻す気が無かったみたいだけど(出来ないと思っていた)、私は思いっきり怒ってる顔をして窓口に行き返金要求。
窓口のお姉さん、よほど私が怖かったのかおどおどしながら返金してくれて、しかもこういう場合の中国人には珍しく「不好意思」と謝ってくれました。


さて、新しいルート探しです。
とりあえず新幹線(火車)の駅に行ってみました……が、マカオ行きの新幹線は無いとのこと。
では広州市内の駅からならあるのか?と広州東駅へ。
そこでも見つからず、案内の人に訊いたら「マカオへはバスがある」とのこと……でも東駅からは出ていない。
じゃあ広州駅?そこには長距離バスの乗り場があるし。
そう思ったけれど、ここで私たちは暴挙に出ました。

タクシーに乗って「去澳門!可以マ?」。

その時のタクシー運転手さんの顔!(笑)
「え?……え!?マカオ~!?」っていう感じwww
運転手さんは慌てて車を降りて公安(警察)の人に相談。
(以前何処かで聞いたのですが、広州のタクシーはどうやら行ける範囲が決まっているらしいのです)
で、公安の人に「何処に行くんだ?」と訊かれた私たち、笑顔で「澳門!」。
するとオマワリさんは呆れたような顔をして「マカオへはバスが出てるから、今からこのタクシーでバス乗り場まで行きなさい。このタクシーではマカオまで行けないから」とのこと。
「はーい、解りました」と言いながら内心ラッキー♪と思った私たちはバス乗り場へ。
もしホントにタクシーでマカオまで行ってたらいくらくらいかかったんだろう???(^^;)

タクシーがバス乗り場に着くと、まさにマカオ行きのバスが出るところ!
タクシーの運転手さんが車の窓から「この人たちが乗るから!」とバス乗り場の人を呼び止めてくれたおかげでなんとか乗る事ができました。

(続く)







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旧暦七夕

2012年08月24日 00時19分46秒 | 広州日記
今日は旧暦の七夕でした。
七夕は以前書いた五節句のうちの一つです。
今はすっかり牽牛と織女が会える事にあやかって願い事をする日のようになっていますが、もともとは季節の変わり目の節目となる日に無病息災を祈る行事だったそうです。

とは言ってもやはり天の川伝説はロマンチックで、中国ではバレンタインと同じように「情人節」と呼ぶそうです。
(西洋版情人節と中国版情人節といった感じなのでしょうか)
そして今日もバレンタインと同じように男性から女性に花を贈るのだとか。

そして、夕方に夫と電話している時に向こうから「今日は七夕なんだって~」と言ってきたから、ちょっとだけ何かあるのかな~?なんて思っていましたが何も無し。
まぁいつも午前様の夫が日付が変わる前に帰って来ただけでも「七夕のご利益」があったと思いましょう(笑)





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