25期石神井バスケの広場

都立石神井高校バスケットボール部25期OBが開設したブログです。近況、思い出などを、お気軽にご投稿ください。

~チャレンジ~  2024年度東京都高等学校バスケ男子新人戦本大会3回戦 兼 関東高等学校新人大会予選        25期  細田  浩

2025-02-20 12:58:14 | 日記


東京都高校バスケ男子新人戦本大会3回戦 BEST8決め
会場は武蔵野の森総合スポーツプラザ。対戦相手は国学院久我山高校。
年末のウインターカップ東京代表高校、3年生が抜けて日の浅い新チーム。
留学生は居ないが201,197,195,191cmのセンターメンバーを揃えたチーム。
同じ新チーム同士、自分のプレーを出して欲しい。
 勝利すればBEST8

 第1Q 
石神井5:24国学院久我山

石神井、オフェンスに積極性が見られずなかなか得点できない。久我山の高い壁に気後れしている。石神井No.5ドライブ跳ね返される。No.10動きが悪くインサイドからも得点出来ず。
 久我山エースNo.5スリーポイントラインとペイントエリアの間(ペリメータエリア)を自在に動きプルアップスリーポイントシュート、ドライブからジャンパーを決めてくる。現段階で東京都高校トップスリーに入るスコアラーだろう。

 第2Q 
石神井23(18):53(29)国学院久我山

石神井No.10の強気のインサイドで得点。
全体的にオフェンスに積極性が出て得点が増えるも前日好調だったスリーポイントシュートが決まらない。ディフェンスのサイズへの戸惑いか。
 久我山ベンチメンバーを出してチームの熟成を図っているように見える。センターを頻繁に交代させる。

第3Q
 石神井41(18):70(17)国学院久我山

久我山スタメンを外しベンチメンバーを繰り出す。
久我山のセカンドチーム。
 石神井通常の力を発揮し3Qのスコアーは上回る。


第4Q
 石神井52(11):87(17)国学院久我山

勝利チームはダブルヘッダー。久我山、スタメンの体力温存の為セカンドユニットがメイン。久我山セカンドチーム、サイズはないが小気味良く動く。
石神井もBEST16のチームの力を随所で見せるも次の大会へのチーム力向上ストロングpoint構築へ変化を求め新しい戦力をつぎ込みながらの戦い。
 試合終了。

支部大会決勝、新人戦本大会國學院久我山と両強豪との対戦であった。両校共力の差は歴然としていた。
が両校とも新チームにはまだまだ完成されているチームとは言えない。
強豪チームの監督がチームを作る為に新戦力を試し、上手くいかず苦悩をする姿が両チームに如実に見えた。

今大会の順位決定戦までの主なチームを観戦したが、私立、都立高校関わらずどのチームもチーム作りに苦戦しているように見えた。

全くの私見であるが、本大会でBest16に残ったチーム(優勝した八王子学園高校は別格)、は大雑把に言えば実力的にはBest2にもBest32で終わってしまう位置にいる。
また、支部大会で敗退した有力チームも捲土重来を期し虎視眈々と上位を狙っている。
4月の新入生の影響もあるだろう。


石神井もこれまでの戦力を強化してしても相手に対策を立てられ限界は見えている。
今年のチームには、まだまだ大きな可能性を残した財産となるメンバーがベンチに多くおり完成には程遠い。
この試合で石神井監督が示したチームの変化への~チャレンジ~が今後の努力と研鑽で形になったときには更に強いチームが生まれるだろう。


石神井今シーズン最初の大会でBEST8決めの試合進出は久しぶりだがエイトへの壁は結果の通り厚い。強豪との大会場での試合の経験は次大会へつながる。
 勝負は4月からの関東大会予選。目標はBEST8以内。関東大会出場。



~Step by Step   Best16達成~  2024年度東京都高等学校バスケ男子新人戦本大会2回戦 兼 関東高等学校新人大会予選        25期  細田  浩

2025-02-20 11:22:58 | 日記
2025 (令和7)年1月11、12、13、16,17,18日にバスケ男子新人戦本大会が開催された。
特に、ノーシ―ドチームはブロック決勝まで連休3日間で最大4試合の消化と強行日程となる。16,17,18日はBest8順位決定戦。

新人戦本大会は、支部予選を勝ち上がった32校と、WinterCup代表戦を戦い支部大会を免除された8校、計40校が東京高校バスケの新チームの覇権を争う大会である。上位2校は関東高校新人戦大会へ出場する。


石神井は2シーズン振りに第4支部予選を突破。それも準優勝という好成績であった。
その為、本大会はシードされ2回戦から。
石神井の組み合わせは第1支部3位自由学園と同支部Best8の世田谷学園の勝者と1月12日に対戦した。勝利すれば東京都BEST16。2019年度以来石神井5シーズン振りの成績となる。
勝ち進めば1月13日に前年度チームがWinterCup東京第2代表であった国学院久我山高校とBEST8決めの戦いが予想される。

石神井チームの観戦は支部決勝戦の11月末以来のとなる。
12月は練習試合を重ね、正月は2日が初練習と聞いた。
11月の支部大会の好調さの維持とさらなるステップアップがなされているか、調子を落としていないか、と期待と不安が入り交ざった心境で試合会場の都立大崎高校へ向かった。


東京都高校男子バスケ新人戦本大会2回戦
石神井高校vs世田谷学園
会場:都立大崎高校

世田谷学園は強豪高で常にBEST8を狙う伝統があり、2019年度新人戦では東京都5位の成績を残している。コロナ以降強化の方針の変更なのか少しチーム力は下降気味であるが決して侮れないチーム。
前日1月11日の1回戦の対自由学園戦を観戦したが、往時より部員数が驚くほど少なくなっていた。チームのサイズはないが能力ある長身のエースNo.22を中心に、攻守に洗練されてスキルを発揮する好チーム。
世田谷学園は昨日に続き2試合目、石神井高校今年の公式戦初戦。

1Q:石神井15 :17世田谷学園

石神井センターNo.10インサイドから得点を重ねる。
世田谷長身のポイントゲッターNo.22ミドルシュート、№10、12ペイントエリア内のバックドア等パスワークで石神井ディフェンス翻弄する。
石神井キャプテンNo.4スリーポイントシュートで対抗。
石神井速攻決まるも世田谷学園インサイドワークで加点し接戦石神井オフェンスが単調になり攻めあぐねる。

2Q:石神井35(20):32(15) 世田谷学園

お互いミスが多い展開も石神井インサイドで優位に立ち、リバウンドから速攻、インサイドプレー加点。7分33秒石神井逆転19:17
石神井ポイントゲッターNo.5ドリブルイン2本連続得点。No.4スリーポイントシト。
逆転するももどかしい展開。
世田谷学園、前日の自由学園戦より攻守ともに動きが良く別チームを見る思い。 

3Q:石神井57(22):48(16) 世田谷学園

石神井速攻、No.5スリーポイントシュート
で加点し10点差に点差を広げるも世田谷学園、No.10スリーポイントシュート、速攻で点差詰める。世田谷学園意地を感じさせる追い上げ。47:42
世田谷No.2インサイドタフショット決める。50:44。石神井点差開け始めて隙が生まれてかディフェンス足が止まる。
世田谷学園早いトランジションからペネトレイトで確実にスコアー。逆に石神井のペリメータディフェンスが機能していない。
いつの間にか父母で一杯の石神井観戦席後方に石神井女子チームの面々が大挙来場し大声援。チーム石神井の後押し。大声援のおかげか、石神井動きが良くなる。
石神井チームのディフェンスが世田谷学園のインサイドパスワークを封じ、世田谷学園攻めが単調になる。 
終盤、石神井No.4スリーで加点。   
 ベストタイミングでの美しいコーナースリーポイントシュートの成功にひときわ大きな歓声があがる。
更に、石神井速攻で加点。

4Q:石神井86(29):69(21) 世田谷学園

石神井速攻、インサイドで加点。
石神井No.6ポイントガード本日2本目のスリー決まる。
世田谷学園ディフェンスの足止まり始め石神井フリーになる機会増える。
残り3分切る。80:66
石神井ベンチメンバー1年生No.16投入。速攻でディフェンスのファウルを受けながら巧みに躱しながらタフショット決める。アンドワンショット。小さくガッツポーズ。1分前に近い状況でのレイアップを落としている彼が失敗から学んだ貴重な、飛翔の契機にして欲しいショット。その後、双方フリースローで加点して終了。
石神井勝利。

石神井東京都Best16決定
6シーズンぶり

石神井、正月明けの初戦の為か、スタミナ切れか動きが少なく足が止まってしまい、オフェンスが単調になりがちなところ、スリーポイントシュートが効果的に決まり勝利することができた。
世田谷学園の粘りに前日スカウティングに来ていた石神井の選手たちも戸惑ったかもしれない。しかし少しのズレが致命傷にならず、チームがフィットしなくても何とか勝利をものにできるのが今年のチーム。

世田谷のエースに得点を重ねられたように、これから先、さらに強い対戦チームの優秀なエース級を如何に押さえるかチームセットディフェンスで大きな課題を残した
がこの2か月でチームに明らかに改善されていた点も見られた。
ターンオーバー数、リバウンドの奪取率、スリーポイントシュートの意識
2か月間という短い期間でこのようなチームスキルの獲得は部員の努力もあるが、
監督やコーチ、正月返上で練習に参加した若いOB達の指導の賜物。

実は、支部戦の戦績や前試合のスカウティングから石神井の優位性は固く、圧倒して欲しいという思いが強くあったが、結果は辛勝であった。

支部大会準優勝の勢いから年末から年明けでチーム力の急成長の夢を描いていたことは否めない。


~Step by Step~ ゆっくり確実に
チームは前進している。


そんなことを考えながら祝勝と反省会の店を求めて応援に来たOB達とまだ明るい五反田の街の雑踏を歩いていた。