#紫陽花と猫 #41 #スタッフにアピール #地球ファンタジー

2019-07-11 14:06:48 | 日記
#紫陽花と猫 #41 #スタッフにアピール







6月の紫陽花。

雨に濡れて、

綺麗に洗われている。


雨のシャワー。


蓮は自分で自動的に綺麗に出来る『ロータス効果』があると言う。

しかし、紫陽花は雨に依存している。

土との相関関係で生きている。

アジサイは土と太陽と雨水と、見えない微生物と土の性質とで共生している。






真っ白い紫陽花。

山の中の小さな小川が流れる所にそれはあった。

誰もそこには住んでいない場所。

周りには竹林が立ち並ぶ。

その中の、小さなチョロ川の傍に1つひっそりと咲いていた。


竹林の日陰だから?

陽当たりではないから?


いいえ。

そう言う種類なのです。


植物は、自らの足を持たない。

だとしたら、なぜ『真っ白い』紫陽花がそこに?



周りを観察すると。


そこは、一帯が別荘地域。

とても大きな敷地です。

東京圏の巨大企業の所有地。



それは、遥か前のこと。


ひょっとして、私が生まれる前の時代かも知れない。


地面には排水溝が施工されている。

周りのそこには誰も住んでいないのに?



遥か以前の頃。


そこには、人々が住んでいた。

その時に、お気に入りの白いアジサイ。


それを植えて、毎年、咲くのを楽しみにし、眺めていたのかも知れない。



ポツン、ポツンと散在した村むらの住宅があったのかも知れない。


丸い住宅用の石が積み重ねられている。

丸い石の野積み。


既に、草に埋もれて。


当時の人々の生活も、時代の変化で草に埋もれてしまったのだ。


ダムの底に当時の町まち、村むらがあった。


渇水になり、それが現れたと言う。


当時のコンクリートの永久橋がダムの底から現れたと言う。


その下に、本来その橋の下に流れていた湧水が流れている。


今でもダムの底には当時の歴史が残る。


上に水が覆い被り、底は動くことなく静かにそれが残るのだ。


遺された歴史。

人々の生活。


産業構造が変われば、人々は町へ、町へと移転する。


生活を求め、新しい家族との家庭を夢みて。


取り残された人々は、田畑の守り人。




川底村落は、海底都市と何か似ている処がある。


海底には、石の大きなテーブルがあり、そこには昔の会議場所だったかも知れない。

また、逆に奥へと掘られた更に階段を下ると、そこには石の大きな円形競技場らしきモノがある。


世界のあちこちに残る大昔の遺跡。


タイムマシンでしか行けない時と空間。


人には、確かめられない過去の歴史。


私達、『ヒト』は120年さえも生きていられないか弱い存在。


動物にも最も生命サイクルが短くて早い存在のものが多い。





動物も人間も、草木には勝てない。


そこに住人がいなくなったとしても、毎年、毎年、草木は生き残り、

石垣だけの遺跡の城跡に、桜が毎年咲くのです。


小さな植物が生き残れるのは、

土の下の根と、

種子。


私は、2年も前に虫に喰われた野菜の新芽を3年後に出逢えた。




アジサイと猫。

人と動物は、泣いたり話したりして、意思を伝える。

しかし、植物と花は、無言で生命の歌を歌っています。



化石が語るルーツ。


ある日。


この地球が語り出す昔話を。

下へ下へと雨が川を下り、海へと運ばれた土と石の堆積のハーモニー。

沈下を繰り返し。


そしてある日。

隆起となりその化石は現れる。


そこに、マンモスも眠っていたことを。


何十万年と言うその歴史の中で。





また、形を変えて出てくるのだよ。

流転。

循環。

円。

その歴史。


©️11 July 2019.
#紫陽花と猫 #41
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