アダン
子ども達は「パイナップルが生っている!!!」とよく言いますが、
そうではありません。
これは、ふつう海岸端に自生しているアダンの樹です。
この画像は、シャロン農園とハレルヤこども園と、隣の畑との地境に群生しているものです。
かつては厄介モノ扱いをしていましたが、今は大事にしています。
この下に子ども達のために用意した小さなプールがあります。
いかにも南国らしい雰囲気があるというのが気に入っていますが、
それよりも、何かの折に、子ども達が、
自分の住む島の成り立ちに関心を持ってほしいと思っています。
子ども達の学びへのモチベーションへの一つのきっかけになることを期待しています。
アダンを見て(子供にとっては、少し難易度が高いかな?)、
隆起サンゴの島であったことに気が付いて、足元から世界を見て欲しいとも思っています。
身近なものから植物や地質学など深い学びへと関心が広がり深まることを願っています。
農園とこども園のある所はもともと岩石(琉球石灰岩)が多く残ってる場所でした。
あまり畑地に適さないところを選んでこども園の敷地にしたのでこのようなに自然の姿が残っています。
農地整備のために島の内部でアダンが自生している場所も珍しくなったということに改めて気が付きました。
ついでに、「珊瑚礁排除」とかいう国の補助事業があったことも思い出しました。
島の経済史についても関心のあるところです。
こども園で蒔かれた種からいろいろな道の専門家達が出てくることを願っています。
作業中に、
この近くで出てきた貝殻にも何か悠久のロマンを感じ、手元に残しています。