昭和50年代の、与論島観光ブームの最盛期に活躍したホテルです。
当時の与論島の観光や経済力を象徴する建造物でした。
島民にとっては、
結婚式場であったり大小の宴会やなイベントなどが行われる
日常生活に密着した施設でもありました。
島の玄関口の与論空港や茶花港から島の中心街に走るメインロードに面し、
かつては「イチョーキ長浜」といわれるビーチに続く小高い砂丘の上に建てられたホテルです。
私たちは「チンニャンパンタ(カタツムリの丘)」と呼んでいました。
真っ白に風化したカタツムリの殻が無数にあったのを今でも記憶しています。
どうしてそれだけのものが、浜辺の砂丘にあったのかが私にとって今でも謎の部分です。
(続く)