自殺志願者の詩（うた）

自殺志願者の詩（うた）〜オリジナルポエム〜

死の扉は

すぐ目の前にある

手を伸ばせば

そこは暗闇の無の世界

苦しみや

悲しみや

煩わしさや

しがらみから

抜け出したいと思ったらすぐ

思わず手を伸ばしたくなる

何も聞こえない

周りの声も

何も感じない

みんなの優しさも

逃げられる

自分だけ

でも

残された人は

日常から

その人だけが

ぽつんと消えた世界

扉を開ける前に

もう一度想像して欲しい

どれだけたくさんの人が

あなたがいない世の中を悲しむのか

なげくのか

辛いことがひとつもない人間なんて

この世に存在しない

だから

みんな必死で生きている

苦しくても、悲しくても

地を這うように

生きている

生きていればいつかきっと

輝く太陽の光を感じられることもあるから

それを

信じて・・・・