バレンシアは追いつくのがやっと ［サラゴサ-バレンシア リーガ２節］

開始２分で鮮やかな速攻が決まったときは、今年のバレンシアは違うぞ、と思った。
が、それも長くは続かず、ゲームを支配し続けたのはホームのセルタだった。
８分には新加入のエベルトンが決めてたちまち追いついた。いいシュートだったが、簡単にフリーにしてしまうバレンシアのディフェンスは、昨シーズンと変わらないでないか。
28分には左から放り込まれ、カニにヘッドで競り負けて２点目を入れられてしまう。
後半になってもサラゴサの支配は続く。17分にアイマールをいれても得点できず、ビセンテを入れても駄目。
35分にサラゴサから移籍してきたビジャを入れて、やっと追いついたが、逆転するほどの勢いはなかった。
UEFAカップにさへでられない今シーズンのバレンシア。初戦、ベティスを破ったゲームは見ていないが、このゲームを見る限りでは昨年をあまりかわりばえしない。
それもそのはずで、なにしろキケ・フローレスは、新戦力のクライファート、レゲイロ、ミゲル、ビアナ、モラといった選手をほとんど使っていないのだ。
まあ、レアルのように負けはしなかったのだから、救いはあるが。

昇格してきた３チーム、それにこのサラゴサと、下位のチームが総じて元気だ。バルサとデポルが２連勝。
レアルは今日のCLでもリヨンに敗北したようで、スタートダッシュに失敗した。

［リーガ２節　サラゴサ-バレンシア　２－２］