素晴らしいゲームではあったが、最後の10分は双方とも、絶対に負けないという意識が前面にでて、ドラマは生まれれなかった。
まだ2節だ。仕方ないだろう。
野球でいえば両エースの投手戦で、互いにヒットは2本、チャンスは1回づつしかなかった、というようなゲームだろうか。
アンフィールドだが、リバプールのほうが痛いドローともいえないだろう。なにしろチェルシーはプレミアで開幕7連勝なのだから。互角にわたりあったのだから満足だろう。それに今週末はプレミアで当たるというのだから、双方とも余計に慎重であったのはわかる。
前半、ジェラードのCKをギャラハーがヘッドで枠にいれたが、惜しくもクリアーされた場面があった。リプレーで見るとハンドだった。
この場面だけみればリバプールはツイてなかったかもしれないが、終盤、ハマン、ギャラハが過ちを犯したのに事なきをえたのだから、ツキはなくもなかったと言うべきだろう。
今日のチェルシーは、こういう場面でつけ込めなかったわけだ。
リバプールはモリエンテスがいなかった。怪我だろうか、残念。長身のクラウチがポストプレーで頑張ってはいたが、少し力負けという感があった。
デルオルノも太ももを痛めたらしくいなかったのも残念。
シャビアロンソ、ルイスガルシア、レイラのスペイン勢はいいプレーをしていて、嬉しかった。
それにしても、アンフィールドとはなんと素晴らしいんだろう。
ピッチの美しさと観客のかもし出すこの雰囲気。
就任したばかりのベニテスが、サポーターのために優勝しようと強く思った、と言っていた気持ちがわかる。
[CL2節 G リバプール-チェルシー 0-0]