このシリーズを発表するまでの間に、泣き虫おばあさんの仲間が二人、この世を去りました。
泣き虫おばあさんが帰ってきて6日目に仕切りのむこうにいる事情もちお兄さんが、そして18日後に、ここに登場した白花が. . .
どちらも長く住んでいた患者さんでした。
いつ発病してもおかしくない状態だったのでしょうけど、シブタこのお二人はこれからもずっと住み続けると思っていたのです。
特に白花とは3年のつきあいがあり、毎日のように共に食事をしていた仲なので、あまりにあっけない死に今でも信じられないくらいです。
沢山の思い出がありました。
愛犬ゾーキンの世話をしてくれたこと。
犬を合わせた3人(二人+一匹)で、あぐらを組んで食べたこと。
歩けない白花の代わりに、シブタが布巾や水をとっていたこと。
人に聞かれたくない話は、タイ語や北京語で話したこと。
白花の洗ったコップに注いだ水は、常に洗剤の味がしたこと。
白花がおかずとライスを手でぐちゃぐちゃにこね合わせたドロドロご飯を、砂をかむような気持ちで半泣きになって食べたこと。
白花が用意してくれた珈琲に気付かずに按摩していたらアリだらけになってしまい、アリを追い払って有り難くいただいたこと。
そして隔離病棟で按摩してきたシブタに、毎度石鹼付きで手を洗わせてくれたこと(まだ石鹼が常備してなかった頃、これは大変に有り難かった)。
ときに拷問のようなひとときもありましたが、白花はいつも真心を込めてもてなしてくれました。
妙ちくりんな白花のことを悪くいう人もいましたが、シブタは決して白花を邪険にしなかったつもりです。
ただ白花が発病して苦しそうにしていた時に、深刻にとらえずに按摩だけしてスタッフに報告しなかったのが悔やまれます。
白花が亡くなったあと、残った仲間たちは特徴ある白花の口真似などをして、在りし日をしのびました。
犬がさびしそうにしていたよという言葉に、シブタ泣き出したくなりました。
それにしても、何故このシリーズを発表するときになって二人も続けて亡くなったのでしょう?
なにかの因果があったとしか思えません。
お二人のこと、そして残された仲間たちのことを、いつまでも祈っております。
白花(本名は<宝花>という意味のビルマ名です)、今まで本当にありがとうね。
きっと、ずっと忘れないよ. . . .
泣き虫おばあさんが帰ってきて6日目に仕切りのむこうにいる事情もちお兄さんが、そして18日後に、ここに登場した白花が. . .
どちらも長く住んでいた患者さんでした。
いつ発病してもおかしくない状態だったのでしょうけど、シブタこのお二人はこれからもずっと住み続けると思っていたのです。
特に白花とは3年のつきあいがあり、毎日のように共に食事をしていた仲なので、あまりにあっけない死に今でも信じられないくらいです。
沢山の思い出がありました。
愛犬ゾーキンの世話をしてくれたこと。
犬を合わせた3人(二人+一匹)で、あぐらを組んで食べたこと。
歩けない白花の代わりに、シブタが布巾や水をとっていたこと。
人に聞かれたくない話は、タイ語や北京語で話したこと。
白花の洗ったコップに注いだ水は、常に洗剤の味がしたこと。
白花がおかずとライスを手でぐちゃぐちゃにこね合わせたドロドロご飯を、砂をかむような気持ちで半泣きになって食べたこと。
白花が用意してくれた珈琲に気付かずに按摩していたらアリだらけになってしまい、アリを追い払って有り難くいただいたこと。
そして隔離病棟で按摩してきたシブタに、毎度石鹼付きで手を洗わせてくれたこと(まだ石鹼が常備してなかった頃、これは大変に有り難かった)。
ときに拷問のようなひとときもありましたが、白花はいつも真心を込めてもてなしてくれました。
妙ちくりんな白花のことを悪くいう人もいましたが、シブタは決して白花を邪険にしなかったつもりです。
ただ白花が発病して苦しそうにしていた時に、深刻にとらえずに按摩だけしてスタッフに報告しなかったのが悔やまれます。
白花が亡くなったあと、残った仲間たちは特徴ある白花の口真似などをして、在りし日をしのびました。
犬がさびしそうにしていたよという言葉に、シブタ泣き出したくなりました。
それにしても、何故このシリーズを発表するときになって二人も続けて亡くなったのでしょう?
なにかの因果があったとしか思えません。
お二人のこと、そして残された仲間たちのことを、いつまでも祈っております。
白花(本名は<宝花>という意味のビルマ名です)、今まで本当にありがとうね。
きっと、ずっと忘れないよ. . . .