やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

カラス相手に 寿いで

2016-01-03 08:19:33 | 今日のやれこら
帰省していた「みんな」,帰って行きました。
いつもの2人になったリビングで,ぼんやりしているんです。

“他人様に「おめでとうございます」と言うのは,君が初めてだ”


ぼんやりばかりもしておられません。
“早くいつものペースに”と,散歩に出かけたんですが,「だーれにも」会いません。
「他人」様に出会う前に,いつものカラスに出会います。

「年が替わったぞー,あけましておめでとう」
声を掛けて近づきます。
いつもは,直ぐに警戒態勢に入るカラスが,今日はのんびりこっちを見ています。
正月のごちそうに有り付いて,ご機嫌なのかもしれません。

“年明けが大事,早々に言い聞かせとかないとなあー”
「ちょっと話が有る,こっちを向いてくれないか」

今日のカラスは,素直です。
カラスは,首をかしげてこっちを向きます。

滅多にない機会です,この際言いたいことを,とは思うんですが・・・
何かの本で読んだことが有ります。

『叱る前に,まず褒めなさい』


「落ちたゴミ拾いとか・・・良い所が有るしぃー」
『当たり前だ』  

こっちを向いて頷きます。

「トンビにも負けない強さが有るしぃー,この辺りの空では,君はチャンピオンだ」

褒められたカラスは,胸を張って,偉そうな仕草で,威張ります。


「ところで,なあー
  ツバメの巣を壊すとかー,ゴミ漁りをして迷惑かけるとかあー・・・」

これだけ褒めれば,「もう良かろう」と本題に入ったんですが・・・

『知った事カアー,早よ,あっちへ行かんカアー』
首を横に向け,拒否します。


“うーん,正月早々の話題がカラスでは・・・”

『新年を カラス相手に 寿いで』