こんにちは!公認会計士の青山です

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バレー会場(有明アリーナ)の費用試算

2016-12-01 | 公会計

 先日バレー会場(有明アリーナ)を新設した場合の費用の試算が明らかになりました。初期投資(つまり建設費)約340億円、年間の収支差額プラス2.5億円、65年間の修繕費約294億円です。年間の収支差額とは、施設利用収入から人件費や水道光熱費など施設維持費を差し引いた差額です。

 民間の考え方では、毎年の減価償却費が約5.2億円(耐用年数を65年とした場合、340億円÷65年)、毎年の平均修繕費4.5億円(294億円÷65年)かかるので、毎年7.2億円(2.5-5.2-4.5)の赤字となります。

 ただし、前にも述べましたが、公共施設では、赤字は覚悟の上で、せめて年間の維持費だけは回収しようという考えはありなので、収支差額プラス2.5億円というのは決して悪くはありません。本当にそれだけの収入が見込めるのであれば、、、の話ですが。

 また、公共施設で導入されている「指定管理者制度」を導入し、費用対効果も高めなければなりません。

 いずれにしても、前にも言いましたが、初期投資(つまり資本的支出)及び修繕費(つまり建物の価値を高めない修繕、収益的支出)について、都民のコンセンサスを得ることが必要です。

 私は、中学1年生の時からバレーボールをしているので、このニュースはちょっと気になります。ただ、有明アリーナに固執することはないと思うのですが。それより、日本バレーもっと強くなってほしいですね。