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ヨルムンガンド2期の感想5。何故、ココは青でヨナは赤い瞳なのか?

 今更ですが、ヨルムンガンド2期の感想5。
 我ながら、何だかなー、そうかなー、という感じの感想なので、オマケです。

 何故、ココは青でヨナは赤い瞳なのかについて、考え過ぎの見方に思えたので載せませんでしたが、ある以上は載せたくなるのも、これまた人情というものです。

→1期の感想。

→2期の感想1。多数を救うためにどこまでの少数を犠牲にすべきか?平和とは?

→2期の感想2。ココと私兵は何故仲が良いのか?

→2期の感想3。死を恐れる醜いココと恐れないキャスパー

→2期の感想4。ヘックスの間違った愛国心?愛国心とは?


○ ココ(cv伊藤静)の瞳はやや薄めの青で、ヨナ(cv田村睦心)の瞳は濃い赤。
 他のキャラは、青、グレー、緑、黒、茶など。

 ヨナ以外は現実では多数ありそうな瞳の色ですが、ヨナの赤だけは滅多にない色で、アルビノだと稀にあるようです。

 何故、そんな滅多にない瞳の色にしたのか?


○ さて、西側(資本主義系)は青で、東側(共産主義系)は赤で表されます。

 1989年のベルリンの壁の崩壊で両陣営の東西冷戦は終わり、両陣営の国々はある程度協調して今日に至ります。
 そして、東側とか西側とか、陣営とか、そんな言い方もほとんどしなくなりました。

 とは言え、それぞれの陣営の国々は、相手陣営の国々とよりはそれぞれの陣営内の国々との方が、概ね、国家同士はより仲良く付き合っているわけです。
 それは、これまでの長い付き合いから経済や文化などの様々な面で結びつきが強くなっているからでもあり、地理的に近いからでもあり、東側に民主主義が根付いていないこともあって基本的な考えの違いが相手陣営とよりも自陣営内での方が小さいからでもあり。

 つまり、両陣営の相互理解というのは、まだまだ道半ばなわけです(同じ陣営内でもまだまだ道半ばですが。)。


○ ココとヨナの瞳の色から2人を両陣営に当てはめると?
 相互理解は少ずつですが進んでいるものの、まだまだ不十分でケンカや戦争の可能性は排除できない、といったところです。


○ ココのヨルムンガンド計画に反発してココのもとを去ってキャスパーの部下になったヨナですが、2年後、キャスパーのもとも去ります。
 キャスパーのやり方では戦争ばかりで多数が死に続けることから、武器を憎み平和を望んで戦い続ける元少年兵のヨナとは考えが合わなかったわけで、当然の帰結です。

 とは言え、身寄りは無く帰る場所や行き先がないヨナ、どうしたらよいのか分からないヨナは、ヨナが知っている極めて狭い範囲で少しでも「平和」に希望が持てるものを探したところ、ココのヨルムンガンド計画しか思いつかなかったわけで、よってココのもとに戻ったわけです。ココにすがったわけです。

 つまり、ヨナは、積極的にヨルムンガンド計画とココを支持したわけではなく、消極的に、消去法で選んだわけです。


○ ヨナはココの私兵仲間から学校で学ぶようなことを学んでいましたが、就労年齢に達していないことからまだ中学生と思われ、今後とも様々なことを学んでいくでしょう。
 様々なことを知り、知識をベースにして考えるようになれば、ヨナなりにヨルムンガンド計画の是非、プラスとマイナスを考えるようになるでしょう。

 ココやキャスパーの言うことからすると、ヨナには知識が不足しているだけで一般人より考える力はあることになるので、ヨルムンガンド計画について自分で判断できるようになるでしょう。

 そのとき、ヨナは、支持するのか?、反対するのか?、修正すべきと考えるのか?。


○ 瞳の色に当てはめて考えると、西側と東側の両陣営が遠くないうちに仲良くやっていけると考える場合は、ヨナはヨルムンガンド計画を支持するというのが1つ目

 戦争か戦争に近い状態になると考える場合は、ヨナはヨルムンガンド計画に反対するというのが2つ目

 東西冷戦が終わって共産主義は駄目だと見なされるようになり、一方、資本主義も修正が必要だと見なされるようになりましたが、そんな観点からすると、ヨナはヨルムンガンド計画を修正して活用するというのが3つ目


 国際情勢と瞳の色をリンクさせて考えると、現時点では、ヨナは3つ目のように修正を望むのだとも言えます。


 一方、1945年に終わった第2次世界大戦後は多数の国が参加した大きな戦争は起きていませんが、朝鮮戦争やベトナム戦争やアフガニスタン紛争など、局地的にはかなりの規模の戦争は起きてきましたし、それらはアメリカとソ連(現在のロシア。)、西側と東側の代理戦争でもあったわけです。

 そんな代理戦争も冷戦終結後は、表向きは無くなりましたが、アメリカとロシアなどとの意見や利害の相違などから戦争の解決が遅れたり、始まったりということは続いているわけで、西側と東側との(代理)戦争は続いているという見方も出来るわけです。

 そんか見方からすると、2つ目のように、ヨナはヨルムンガンド計画に反対してココを殺すのだとも言えます。
 この場合、ヨルムンガンド計画をつぶすと小さな戦争が再びあちこちで起きることとなり、それ以前にもあったヨナの苦悩も再び起きることから説明が難しいのですが、ヨナが学び様々な現実を見聞するうちに考え方が変わったということを描く必要があります。

 人間には自由が一番大事だと考えるようになったとか、そんな感じのことですが、戦いで人が死なない世界を望むヨナをそう描くのは、なかなか難しいかと。


○ 実際にヨナがどう判断するのかは分かりませんが、以前の文でも触れましたが、現実世界の基準ではなくアニメ基準で見たとしても、ヨナがどう判断しようと、ヨルムンガンド計画は、遅くともココが寿命で死ねば直ぐに瓦解するでしょう。

 その理由は、

 あれだけの巨大システムを適切に統括できる人物がそうそう出てくるとは思えないこと。ヨナができるとしてもココとの年の差は10数歳と思われることから、10数年経てば同じ問題に直面すること、

 ココらが完成させた量子コンピューターを、数年か10年遅れるとしても他国が作れないわけはないことから、作ってからアメリカのCIAや特殊部隊等が地上にあるココらの量子コンピューターを襲撃すれば、物量的にココの私兵達が勝てるわけがないこと、

 ココらには地上の量子コンピューターを失っても衛星搭載のものがありますが、衛星の量子コンピューターは故障したら修理できないこと、ハードの交換ができないため性能の向上にも限度があることから、科学技術の進歩は日進月歩であり、地上で量子コンピューターを完成させたアメリカ等がココらの量子コンピューターに干渉して無力化が可能になること、

 そして、人間は安全と引き換えに不自由になればなったで、危険でも自由を求める性質や、危険を危険と認識できないまま自由を求める性質があるということ。


【shin】
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