子供がキャンプ場で、妙なものを拾ってきた。
へびの抜け殻。
最初見たときは、へびがそばにいるかもしれない!と考え、ちょっとびびったが、
よほどのことがない限り、大丈夫だろう....と自分に言い聞かせた。
次に、自分は、自分の小学校のことを思い出した。
そういえば自分も小学校の夏休み、両親の田舎に遊びに行って、セミの抜け殻を
沢山とって喜んでいた。
そのときに、へびの抜け殻を見つけて、都会では絶対に診ないものを見つけて、
うれしくなって家にもって帰ったものだ。
結局そのへびの抜け殻は、東京にもって帰った後、1度広げてセミの抜け殻の
数を数えたときに見た記憶はあるが、その後は何年も袋に入ったまま見ることなく
引越しか何かのタイミングで捨ててしまった。
きっとこのへびの抜け殻も同じような運命をたどり、東京で捨てられるのだろう。
確か、自分がへびの抜け殻を見つけたのも、子供と同じ年のときだったような
気がする。
ちょっと怖くなった。
でも、守られているんだ。という気になった。