岩上智一郎の作品部屋(小説・絵・漫画・料理等)

著書:新宿クレッシェンド

自身の頭で考えず、何となく流れに沿って楽な方を選択すると、地獄を見ます

闇 169(過ぎ去った未練と出会い編)

2024年12月23日 13時23分32秒 | 闇シリーズ

2024/12/23 mon

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俺は古木英大のくだらない三角関係に巻き込まれた際、三人へ言った事がある。

「このクソくだらない関係の中に放り込まれ、俺は運気も落ちたし、何もいい事が無くなった。いずれこの一件は俺の小説のネタにするから」

俺が影原美優の相談を今でも関わってきたのは『鬼畜道 ~天使の羽を持つ子~』を書くに至って、少しでもいい方向へ…、誰かしらが幸せになれるよう努めてきた。

一時は悪魔的思想によって、彼女のお腹の中の子供をおろさせてしまった。

古木と牧田順子は別れろ。

古木は影原美優とくっつけ。

これで影原は古木と一緒になる願いと、あとは子供を産む願いの一つは叶った事になる。

その上で古木へ伝えた。

暮らすのはいいが、生活的に余裕も無いので子供はおろすようにと……。

「そう、一緒に暮らすけど子供はおろす。子供を産むなら俺は知らないて、影原を捨てる。究極の二択をそこで初めて責める事ができる。牧田さん、君が別れてくれればね……」

嫌な二択を迫らせた。

本当に今思えば馬鹿な事をアドバイスしてしまったものだ。

結果泣く泣く影原美優は子供をおろす。

手術当日、彼女は俺に連絡をしてきた。

病院へ一緒に付き添ってほしいと……。

理由を聞くと、古木が当日になり連絡がつかず姿を消されたと言う。

緊急事態なので俺は彼女へ付き添った。

手術中待っている間、古木から電話がある。

出ると、声の主は牧田順子だった。

「あ、先生ですか! 牧田です。牧田順子です。今、古木と一緒にいるんですけど……」

今でも忘れられない。

別れたはずの古木と牧田は、実は裏で繋がっていた。

しかも影原美優が子供をおろす当日に二人は会っていたのだ。

「お、お電話代わりました…、古木です……」

「おまえ、何を考えてんだよっ! 今日は彼女が子供をおろす日だろうがっ!」

「いや…、てすから…、少し混乱してしまって……、じゅ、順子に……」

「順子にじゃねえよっ! おまえら別れたんじゃねえのかよっ! こんな日に何をしてんだよっ!」

思えばあの時から、俺は影原美優に同情してしまった。

そして、こんな状況でも古木と暮らそうとする彼女を本当に馬鹿な女だと思った。

小説の為とはいえ、こんな連中を俺は果たして幸せになどできるのか?

もしできるとしたら、それは影原美優しかいない。

古木英大は根っから腐っている。

自分でしでかした事を何一つケツすら拭けない。

牧田順子は頭がおかしい。

俺は強引にこの渦へ巻きこまれた被害者である。

それを何故か、俺は自分と古木の味方だと勘違い。

「先生、最後に一つだけいいですか?」

「何ですか……」

「愛は…、愛は絶対最後に勝ちますよね?」

「え?」

「愛は絶対に勝ちますよね?」

あの時の牧田順子の台詞。

まったく意味が分からなかった。

思わず笑った俺を「軽蔑します」と言ったくせに、しつこく何度も電話をしてきた牧田。

俺は影原美優の手術当日に、密会していた古木と牧田を許す事はできないだろう。

それでも牧田順子はしつこかった。

一度ハッキリ言った事がある。

「君たち三人の三角関係に巻き込まれてから、俺は本当に運気が落ちてしまった。あれだけ上り調子だったはずなのに、今じゃかなり落ちこぼれた。本当に迷惑だから、俺に連絡してくるのはやめてくれないか?」

「先生だって私たちと同じですよ」

牧田の話す意味合いが分からなかった。

「どういう事だ?」

「先生だって私たちの相談を乗るふりして、それを楽しんでいる。同じ穴のムジナですよ」

「もう俺に二度と連絡をしてくるな!」

以来俺は牧田順子を着信拒否設定し、一切の関わりを避けた。

俺はしほさんと当時やり取りしていた時期のメールを読み返してみる。

 


差出人 しほちゃん

花さんでしたっけ?

 

> 『鬼畜道』の為に、誰かしら幸せな方向へと思って関わってきましたが、どうも俺の言う事が何も理解してくれないようなんで……。

 

私が無責任って言ったのは、子供の相手でもなければ母親でもないのに中絶を勧めたからです。

それがどんなにどうしようもないことだったとしても、当人同士が決める問題で、他人が言う事じゃないと思ったから。

人の命に責任なんて、持てないじゃないですか。

後であの人に言われたからとか余計な後悔が残るだけなんですよね。

本人たちが責任を負う問題です。

トモさんが関わっても関わらなくても変わらないと思うので、この人と付き合っててもいい事無いなって思えば付きあうの辞めてもいいと思いますよ。 


 

本当に最初から関わらなきゃ良かった。

はなっから古木の相談など乗らなければ、ここまで嫌な思いをする事も、そして罪を背負う事すらなかったのだ。

俺の『鬼畜道 ~天使の羽を持つ子~』は読んでいて感動が無いと言ったしほさん。

それについても散々やり取りをした。

 


しほちゃん

>  2年前に書いた作品ですが、どうやって繋がっていくのか分かりましたか?

間に、ガールズコレクション編と、もう一つ裏稼業秋葉原編があるんですけど、それはまだ書いていないんです

なんとなく分かりました¤ï¡¼¤¤¡Ê´ò¤·¤¤´é¡Ë

 

>  この作品、何の感動もないですか?

主人公、神威龍一って独りよがりですけど、誰かの為にやろうって部分、何も感じられなかったですか?

 

原稿用紙を前にして二人で目を通しながらここは「こうしたほうがいいんじゃないかな? 」って言えると伝わると思うんですけど、メッセージだと本当にまどろっこしいですよねえー。

私が長文面倒くさがってるのが、誤解の元なんですけどね。

トモさんのいままで生きてきた人生が全部独りよがりで感動を感じないって、言ってるわけではないんですよ。

トモさんの文章からそれが伝わりづらい。

余韻がないんです。

自分の感情を細かに書き込み過ぎてて、読んでるほうに推察させるとか、そういうのがないんです。

だから自己完結で終わっちゃう。

どんなに良い事してても、独りよがりに感じちゃう。

そういう事なんですけど…、わかりますか?

やっぱりアバウト?

時にはやった事だけ書いて、読者にこの人は今こんな事考えてるんだろうな。

言わなくても伝わるよっ!…って感じがないと白けちゃう……。

整体のおばあちゃんを治療したお話でも、時間も関係なく治療してお金は最低限しか受け取らなかった。

杖無しで歩いて帰れるようになった。

すごくいい話ですよね。

でも何回も何回も出てくると、ただの美談?って感じになっちゃう。

言い回しがしつこいんですね。

さらっといいことしてほしい。

これで当たり前なんだって。

こんなに良い事したんだよって言うのじゃなくて、こんな事もありました。

人の役に立てたことが本当に嬉しかった…、みたいな感じでまとめてほしい。

読者はそれを見て、いやいや、当たり前じゃないよ、凄いよって言いたくなる。

こんな事書くと、また混乱させてしまいそうだけど。

思ってる事をうまく伝えられなくてごめんなさい。

私に文才があったらなあ。

うまく伝えられるんだけど。

以前の日文卒の人が言った「自分の事ばかり書き過ぎる」って言うの、多分このことだと思うんですよ。

自分の考えばっかり主張し過ぎて、他人の意見を入れる余地がない。

だから共感できない。

言いたい事、判ってもらえるでしょうか……。


 

俺はこんな大切なアドバイスをしてくれる人をガッカリさせ、そして失った。

彼女はもういない。

せめて俺はこれまで言われた事をすべて肥しにする必要がある。

あんな嫌な思いをさせてまで、俺自身の小説をスキルアップさせてくれたのだ。

今後唸らせるような作品を書けなければ、俺には一切の価値など無い。

淋しいけど、本当に感謝はしている。

俺は俺で、まだまだ書き続けるからね。

 


しほちゃん

>  なるほどって感じですかね。

まあ、整体編、『鬼畜道』で直した時どうなるかってところでしょうね。

歌舞伎町編は、暗黒モードで嫌な奴を思い切り演出したいですからね。

時には心理すらいらないって事ですね。

淡々と行動だけを書いてとか。

 

そうそう、そういう事です。

良い行動は誰が見てもいいから、わざわざ自分から強調すると、褒めてもらいたくて行動したみたいになっちゃう。

良い事する時は人が見てない時にって、聖書の言葉でもあるんですよ。

(そのまんまじゃないけど)

良い事を人に見られてそれを人に褒められば、その行動は報われるでしょう。

そこで、ちゃらになっちゃうんです。

良い事してるのに一切の見返りを求めないのが、人が感動する話になるんです。

トモさんなんかまさに、そんな感じでしょう?

誰からも理解されなくても、誰からも褒められなくても自分の信じた事をただ愚直に行う。

その姿には感動があるはずなんです。

 

>  例えば『打突』編で本当に大事な大和プロレス編みたいな感じで、あれだけトレーニングシーンに時間割いても、本編ではあっけなくとか。

ちょっと違います?

 

うーん、打突を使えば勝てたんだって言うのが、言い訳っぽいんです。

それは本当かもしれないけど。

使おうと思った、でも、それは絶対にできなかった……。

この人を壊すことなんて俺にはできない…で、止めておけば、感動。

使おうと思った、使ったら確実に勝てた、でもやらなかった…だと言い訳っぽい。

この違いわかります?

こんな感じ。

その後は、もうその事には触れない。

そのほうが読者の中でだけ「本当は勝てたんだよ、でもやらなかったんだ。卑怯者になれなかったんだ。こいつはそういう男なんだよ」って、いい解釈ができる。

トモさんが言わなくても、読者が肯定してくれるんです。

本人が肯定すればするほど、否定したり粗探ししたくなるのが人情です。

物凄くモテる美人さんが「私すっごくモテるから。男なんてよりどりみどりよ。」っていうとやな女でしょう?

それが本当だったとしても。

でも「ええっ? 美人だなんてそんな…、そんな事言ってくれるのトモさんぐらいなものですよ」って言ったら絶対そんなわけない! モテるに決まってるのになんて可愛いんだっ!って思いません?

そんな感じ。

日替わりで女を抱いた→モテる

しょせん風俗嬢とかキャバクラ嬢だろ?

勘違いしてんじゃねーよ。

普通の女だったら相手にしてねーよーって思いますよね。

寂しさを紛らわす為に沢山の女を抱いただけだと寂しかったんだね、孤独だったんだ……。

そんな事もあるよね……。

などなど?

女一杯抱いたからって、自分でモテるとか言っちゃ駄目です。


 

師の教えを弟子は昇華させるもの。

こんなテクニックなどを教えてくれる人など、他にいない。

これらを身に付けられるまで、俺は何度だって読み返そう。

彼女の好意をすべて俺は血となり肉としてやる。

 


>  じゃあまだこれからどうせ書き直すんだし、読んだ人全員泣かせますか。

うん、絶対泣けると思うんですよね。

トモさんの悔しさとか憎しみに、悲しみを加えてください。

理解されない悲しみ。哀愁みたいな?

余韻を残す事で、孤独感が深まると思います。

 

>  よく分かりますよ。

あの時はしほさんに格好をつけたかったんですよ、男として。

 

男として格好つけたいなら尚更ですよ。

トモさんが強いのは分かります。見ただけでそれは分かるでしょう?

馬鹿にされながらも諦めないで、トレーニングを続けてるトモさんの姿には泣けました。

あの姿を読んだから、プロレスをバカにされた時の悔しさが分かるし、プロレスが真剣勝負なんだって分かりました。

 

>  要は書き方一つで嫌悪感にも感動にも変わるって事ですね。

 

そう、そういう事です。

 

>  だからストーカー編とか過去の思い出せるもの、全部出しちゃおうかなと。

まだまだ多分、十分の一も出していないから……。

寂しさを紛らわすために沢山の女を抱いた。

↑ この部分が何か嫌で、もう長く書くようだし、全部じっくりどう口説いたのか書いてやろうじゃないのって感じですね。

 

うん、そしたらそこの感想も、全然違ってくると思うんですよね。

実際にモテるんだったら、何でモテるのか理由がないと分からない。

その中で誰もが納得するぐらいの理由があれば、いいと思うんですよね。

人妻さんに宛てたメッセージとかも、いかにも優しそうですもんね。

そういう巧みな話術が、トモさんの武器なんでしょう!

きっと!

 

>  あ、『ワールド』時代の右腕の島根君っていたじゃないですか。

昨日、マイミクになりましたよ。

あと、『野いちご』で熱狂的だったコメントの子も。

あと、中国人だったようですが、自衛隊のコミュで「同士よ」って何故か俺を変に見てくる人も。

あと、泣きたいグランプリ一回目受賞者のたなかひまわりも。

 

マイミクさん一杯増えましたね。

最近トモさん関係の人が、一杯足跡付いてるんですよね。

絶対私のこと「この人一体?」って思ってるんだろうなあ。

気が合いそうな人は、お友達になろうかな~っと思うんだけど。

あんまり増えると、コメント返すのが大変なので様子見してます。


 

そりゃ俺が小説の師匠はこの人だって書き方をしているんだから当たり前だ。

え、この人って何?

そう思うに決まっている。

それだけの事をしほさんは、俺にしてくれたのだ。

「……」

取り返しのつかない人を俺は失ってしまった。

『鬼畜道 ~天使の羽を持つ子~』の現時点で書いた最終章。

あれをしほさんが読んでくれた時、お互いやり取りしていて俺は彼女へ『こうしてやり取りしていて、ああ、俺ってしほさんと文字をいう媒体を使って浮気しているなあなんて馬鹿な事を考えていました』と送った。

しほさんはその言葉に対し、何の反応も示さず作品の感想を言ってきた。

きっと半分認めていたのだろう。

文字という媒体を使った浮気というものに……。

実際に身体を求め合わなくても、精神上で繋がってしまう事すら、俺は浮気の一つの形だと思う。

ただ、健全で清く過ごしている彼女を混乱などさせたくなかった俺は、深くその事へ追及しなかった。

彼女とのやり取りは、すべて小説の事についてだけでいいのだから。

 


しほちゃん

>  最近息が詰まるから、先の部分を別々に書いて気分転換しているんですよ。

そんな訳で、原稿用紙あわせて何枚とか計算するのも面倒なんで、数字的には今、スピードが遅く見られがちなんですよね。

だからある日を境に一気にどんって数字上がる日がありますよ。

 

最近記事も楽しく拝見してます。

ぎーたかさんも言ってたけど、本当エッセイとかも得意そうですよね!

オタク相手じゃなかったら、編集の仕事も向いてたんだろうなあ。


 

オタク相手じゃなかったら編集の仕事も向いている?

花園新社…、あんなところで働こうとした俺が馬鹿だったのだ。

給料は十万円台の時点でありえないし、ネットからエロ画像を拾ってエロ雑誌を作るような会社である。

いや、しほさんが言っているのはちゃんとした小説などの編集の仕事か。

三十後半になった今、そんなところへ就職など絶対に無理だろう。

そもそも俺は運が極端過ぎるのだ。

小説を初めて書いたら賞取れて本になった。

しかし印税は入ってこない。

全日本プロレスに行きたいと身体を作り始め、プロテストに受かった。

そう思ったら、大沢のせいで警察に捕まり取り消された。

一つの事をずっと極めれば凄かったのにと、よく言われる。

そうじゃないんだよ。

一つの事をずっと極めたかったけど、そうできない出来事や、何かしらの邪魔が入って無理になっただけだ。

平穏無事にいたくても、何かしら変な事がいつだって起きる。

ぎーたかといえば、あいつのプロフィールの友人からの紹介欄に、顔は市川由衣とか書いてあった。

俺は芸能人でいえば市川由衣が一番のタイプ。

だからぎーたかと会った事がないのに、妙な幻影を持っている。

あの当時みゆきに、ぎーたかが「みゆき様、マイミクになって下さい」ってあの批判記事を書いてから連絡あったようで、当時みゆきから「ぎーたか」って誰?とメールがあった。

「変わっている子だから、なってあげなよ」ってアドバイスしたが、多分今、あの二人は俺の事で密談を色々としていたはず。

俺がみゆきに、ぎーたかの件で協力しろよってメールしても、まるでそれについては無視。

みゆきはみゆきで女としてのプライドがあるから、俺がぎーたかへ惹かれているのが面白くなかったに違いない。

 


>  別に一人でもいいやとか思うんですけど、ぎーたかのように『先生やめないで! 先生の声をどこで聞いたらいいの』みたいな子で、しかも市川唯衣似なんて、そうそういないじゃないですか!

 

そうそう、ぎーたかさんって市川唯衣に似てるって、お友達が書いてましたよねっ!

物凄くどストライクですよね!

 

>  だから一回会って見たいなあと思っただけですよ、フン。

だって俺、迷惑なら言ってくれれば一切こういうメールはしないと何回もハッキリ言っているのに、その事で何一つ返事をくれず、でも俺には関わってくるじゃないですか。

だからイライラするんですよ。

ちゃんと迷惑だと言えば、俺は何もしないですよ。

 

トモさんの小説読んでる限り、逢った瞬間押し倒されそうで怖くて、会えないんじゃないですか~?

でもトモさんの作品は好きなんですよ。

ミクシィ友達から一回あいませんかって言われても私も怖くて絶対嫌ですね。

良い人そうでもネットでしか知らない人って何されるかわからないし!

きっと道徳心の強いマジメで良い子なんですね!

 

> 『。』みたいのは論外ですけどね。

俺はギネスを達成したいだけで、誰でもかれでも応援してくれればいいなんて思わないですよ。

自分を偽るぐらいなら、小説なんて書いてないで、素直にサラリーマン大人しくやって自分の評価を伸ばしているほうがずっと利口じゃないですか。

 

そうなんだー。

贅沢ですね?

自分の事を認めてくれる人なんて、人生でそんなに出会う事ないですよ。

トモさんは小説を通じて、沢山の人に出会えるんだから、凄い事なのに。

勿体無いなあ。

色々なものに対して自分の見解をのべる行為が。

 エッセー 【(英) essay; (フランス) essai】

1. 形式にとらわれず,個人的観点から物事を論じた散文。また,意の趣くままに感想・見聞などをまとめた文章。随筆。エッセイ。

2. ある特定の問題について論じた文。小論。論説。

ね?

 

> しほさんが結婚していなくて、俺の近くで笑顔でそんな事言っていたら「この~」って押し倒してやっつけてますからね!

エッセイなんてポエムみたいで嫌ですね、俺は柄じゃないですよー

 

いやいや、ポエムと全然違いますって。

新聞の最初の頁の下に乗ってる論説みたいな?

固い内容のものだってエッセイですよ。

エッセイって言葉がお洒落なだけで。

私は詩大好きだけど、詩集も集めてるんですよ。

トモさんにあったら三秒で押し倒されそうなので絶対逢いません!


 

俺が楽しく執筆を進められていた頃。

セクラクララが去り、しほさんが去り、みゆきも去った。

それから天罰が下り、俺の『鬼畜道 ~天使の羽を持つ子~』は、原稿用紙五千枚を間近にしてパソコンが壊れる。

嘘みたいな出来事だよな……。

中のハードディスクも壊れていたら、これまで費やした時間がすべてパーだ。

しばらく休憩しろって、何かの合図だったのかな……。

いいや…、とりあえず今できる事。

あの作品の全体的な構図的なものを作っておきたい。

ミクシィで記事という形になるが、まとめて残しておこう。

 


『鬼畜道 ~天使の羽を持つ子~」

今回は各章ごとを振り返りたいと思います

あまりにも作品自体長過ぎて、書いている俺自身が「あれっていつの時だったっけ?」と考えてしまう事が多いからです。

○×△は、その部分を作品に書けているか自己判断です。

待てよ…、これってプロットってやつ?

だとすれば初めてこういう事やったのか……。

 

【各章整理】

■一章 幼少編

○家の目の前にあった映画館と坂井との出会い。

○虐待された力なき幼少時代。

○ピアノの先生の優しさ。

○家を出て行ったお袋。

○遊び呆ける親父。

○仕向けられた三村との出会い。

○福山先生との出会い。

■二章 中学編

○惨めで暗かった中学時代。

×先輩最上さんとの出会い。

■三章 高校編

×喧嘩に明け暮れた高校時代。

○亀田先生との出会い。

○瑞穂との出会い。

○家に怒鳴り込んできた三人の人妻。

×先輩長谷部さんとの出会い。

×友人ゴッホとの腐れ縁。

○お袋と長年のけじめ。

■四章 自衛隊編

○社会人初の自衛隊のえげつない生活と、香織との出会い。

■五章 探偵編

○車の教習所合宿の気ままな生活。

○原一探偵事務所の激動の日々。

■六章 不遇編

△広告代理行で数々の思い出。

×美千代との出会い。

○横浜八景島シーパラダイスでの一人暮らし。

■七章 打突編

○大和プロレスへの挑戦。

○先輩月吉との出会い。

○整体の先生との出会い。

×自衛隊同期、二宮との再会とボクシング。

○チョモランマ大場社長、ヘラクレス大地さん、伊達さんとの出会い。

■八章 バーテンダー編

○居場所を探したホテル時代。

○野中さんとの出会い。

×二人の女子高生との出会い。

○未来、美加との出会い。

■九章 新宿プレリュード編

○彷徨い辿り着いた新宿歌舞伎町時代。

○最上さんの結婚。

○裏稼業、鳴戸にやらされた死闘とヤクザのスカウト。

×新しいゲーム屋時代。

×外国人ビルマとの出会い。

×誉志子との出会い。

×声優、郁子との出会い。

×乱れた女生活と洋子との出会い。

×チョモランマ大場社長の死亡。

×外国人エリカとの出会い。

○ヘラクレス大地さんの死亡。

○総合格闘技での現役復帰。

○野中さんの死亡。

■十章 新宿フォルテッシモ編

○レズ女とのひと騒動。

○出会い系火の国ストーカー女事件。

○ミサトとの出会いと別れ。

○『ワールド』吉田との確執と店の崩壊。

■十一章 新宿セレナーデ編

○人間を飼う男、北方との対立。

×長谷部さんの『とよき』立ち上げ。

○秋奈との出会い。

○捧げるべくして描いた絵。

○ピアノを捧げたかった発表会。

×地元ストーカー女騒動。

○やるせなさと彼女へ捧げる想いで書いた小説。

■十二章 新宿リタルダンド編

△運命が分かれた百合子の誕生日。

○歌舞伎町浄化作戦での逮捕。

■十三章 とれいん編

○風俗業で坂本と因縁の仕事。

○西武新宿線でのトラブル。

○我が子をおろした地獄の日。

■第十四章 風俗編

×はなっから穴の開いていた沈没船。

×家の目の前の映画館の閉館。

■十五章 初めて書かされたホラー小説編

×最後の裏稼業、長谷村との秋葉原。

×自身に写った心霊写真から、群馬の先生との出会い。

×インターネット『新宿の部屋』開始。

×自殺未遂錯乱女とストーカー女の脅威。

■十六章 裏稼業引退後編

×美鈴、めぐみとの浮気。

○愚直な編集会社時代。

○ヤクザより性質の悪いSFCG。

○ピアノの先生との二十数年ぶりの再会。

○家のトラブル、初めて知った親父と三村の入籍。

△四千万円と支店土地登記問題。

○地元川越にて『神威整体』の開業。

■十七章 神威整体編

×ミサトの紹介でミクシィ開始。

×百合子との様々な確執と別れ。

×龍也の結婚。

×みゆきとの出会い。

×患者に手を出す乱れた日々。

×飯田との再会。

×秋奈と感動の再会。

△神威流三点療法と祝詞。

×整体を潰さない為、潰さない為システム管理の副業へ。

×処女作『新宿クレッシェンド』の受賞。

×様々な患者を口説く乱れた性生活。

×数々の裏切り行為による『神威整体』倒産。

×半ばヤケクソで総合格闘技へ七年半ぶりの復帰。

×再度火の国ストーカー女上陸騒動。

■十八章 パンドラ編

×出版社との確執。

×長谷部さん『とよき』の立ち退き。

○人間不信と『パンドラの箱』。

△牧師妻、葵との不倫。

×自殺未遂含んだ三角関係の相談。

■十九章 派遣編

×大日本印刷時代。

×プライドを捨てる努力。

×携帯電話会社ドソアでの苦情処理。

○坂井の死亡と約束。

×龍彦のできちゃった結婚と店の準備。

■二十章 始めの一歩編

○失業保険生活。

○家業継承問題。

△詩織との出会い。

×福山先生と二十八年ぶりの再会。

×詩織やミクシィでの確執。

×みゆきとの出会い。


 

ざっと思い出して書いてみたが、結構抜かして書いている部分が多い。

最近では去っていったみゆきとは別の、新しいみゆき。

二十四歳人妻。

しほさんやみゆき、セクラクララが去り、俺は弱気になっていた。

この時新しく知り合ったみゆきは、俺が悩んでいる事に対し相談に乗ってくれた。

俺がみんなから叩かれたコメントなどを見て「心が痛い」と言ってくれた。

思えばこの頃から、俺は彼女の存在に感謝を覚えるようになった。

彼女が今、一番俺の小説を渇望している。

俺は自分の作品を読んでもらえるのが、一番の至福を実感した。

まだ俺は作品を書ける。

 


みゆき

智さんありがとうござぃました。

話聞いてくれて。

みゆき、本当に智さんの小説に順位とか甲乙とかつけれなぃです。

でも、また読みたいと思う小説ならあります。

 

 

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新説ブランコで首を吊った男岩上智一郎2024/09/09色々手直ししなきゃ…、2006年に執筆したこの作品は、そう思いながらこれだけの年月が過ぎていた。初めて書いたホラ...

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1 膝蹴り - 岩上智一郎の作品部屋(小説・絵・漫画・料理等)

膝蹴り膝蹴り-岩上智一郎の作品部屋(小説・絵・漫画・料理等)膝蹴り2007年7月13日~2007年12月11日原稿用紙178枚<Bgsoundsrc="http://www.where-...

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膝蹴り。

智さんの小説大好きです。

自信持って、これからも書いてぃってくださぃ。


 

ケータイ小説から文学というものに触れ、そして俺の作品と出会った彼女。

とにかく俺の小説を読み漁りたい。

みゆきは俺にそうメールで送ってくる。

 


みゆき

ありがとうござぃます。

智さんの小説ゎ本当に素晴らしいから、みゆきも色んな人達に是非読んでほしぃですね。

もし賞を取ってまた智さんが落ち込む様な意見や、挫けてしまぅ様な事があっても、みゆきゎ智さんの小説大好きだし本当尊敬してるし、これも一つの試練として頑張って書き続けてほしぃです。

悪魔的思想も期待してます。

執筆ファイト。


 

多くの人は去った。

でもこの子が俺の作品を読みたいと渇望するなら、まだ書き続けよう。

今まで書いた『鬼畜道 ~天使の羽を持つ子~』のデータは消失したまま。

新しいものを書くしかない。

みゆきは『パパンとママン』の続きを書かないのか聞いてくる。

二千七年十一月二十一日から書き始めたこの作品は、九章まで書き上げ、原稿用紙三百二十一枚の状態でお蔵入りさせた。

何故、俺は下記の作品をお蔵入りにさせたか?

二千八年は俺の小説で言うと、本当に呪われていたような年だった。

二千八年六月十日。

この作品に実名で出たい人……。

滅茶苦茶に書くので、お気軽に言って下さいな。

こんなキャッチフレーズで実名参加型コメディ小説を当時書き始めた俺。

多数の出演希望者がいて、俺は自由にキャラクターを物語りに登場させた。

『膝蹴り』や『メルヘン』とはまた違ったコメディを書こうと、当時は乗りに乗っていた。

しかし、何故急にお蔵入りにいたのか?

れっこさんを登場させると、すぐに彼女が妊娠。

これが唯一のおめでたい事だった。

当時、大日本印刷で俺の部下だった石川を登場させてすぐに、北海道の親父さんが脳溢血で倒れる。

何とか一命は取り留めた。

作品に登場した『居酒屋 兄弟』。

ここは因縁というか、被害が大きかった。

うちのすぐ近所にあった『姉妹』というどうしょうもない店をモデルにコメディタッチで書いたが、様々な店を出入禁止になった酷い客ばかりで、その中のオカマのオヤジが家に泥棒に入る。

当時俺は、五百円玉貯金箱を三ヶ月で十万円貯め、おじいちゃんにプレゼント。

そのオカマはそれを盗んだのだ。

あとで警察の調べより判明。

おじいちゃんが家の花壇で育てていた小松菜を深夜何度も盗む客たち。

家の隣にあったトンカツひろむへ、その姉妹のママたちは五名で訪れ、二万五千円ほどの飲み食いをし、客一人だけ残し無銭飲食。

結果、その客一人に押し付け金は払わず。

先輩の岡部さんが警察へ突き出して、この件は何とか治まる。

俺の幼馴染である安達すみれのラーメン屋幸楽に、姉妹のママのシャブ中の娘がガソリンを巻き、放火寸前の行為。

これだけじゃないが、近所でも様々な異彩を放っていた『姉妹』。

二千八年十二月三十日。

『姉妹』は火事で死者二名を出し全焼。

家から歩いて三十メートルの距離だったので、俺はその光景を目にしていたが、まさかあの中で二人が焼け死んでいたなんて、思いもしなかった……。

その前にも『打突』で出したどさん子ラーメン。

そこも火事で全焼してしまう。

当時不倫関係にあった教会の牧師の妻である望。

彼女も『パパンとママン』で出たがっていた。

しかしこの頃旦那に不倫がバレてしまい、俺との連絡を取らなくなる。

そういった事も含め、薄気味悪いものを感じた俺は『パパンとママン』をお蔵入りにさせたのだ。

それから一年数ヶ月の時が流れた。

もういいんじゃないか?

みゆきがこの作品に出る事で喜んでくれるなら、また新たな章を書き出してもいいかもしれない。

 

闇 170(絶望のマドンナとトラウマ編) - 岩上智一郎の作品部屋(小説・絵・漫画・料理等)

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