2024/12/19 thu
前回の章
福田文彦先生と久しぶりの再会を果たした俺。
また世に出てやるからなという気概が出てきた。
知り合ってから、常に俺の小説を応援しキチンと指摘してくれるしほさん。
他にも応援してくれる人たちに報いたい。
それには、また世に出なければいけないような気がした。
現時点で原稿用紙四千五百八十八枚。
ここ二ヶ月ちょいで書けた枚数。
ここまでを一回分と計算すると、このテンションを持続し、あと九回書き続ければ、日本の長編小説ギネス記録を持つ『グインサーガ』を抜けるのだ。
作者の栗本薫さんは、去年の二千九年五月で亡くなっていた。
あとは俺が追い付くだけ。
つまり俺が、このテンションをあと九回出して書けば、日本で一番長い小説の称号を手に入れる事ができる。
下手な賞を取るよりも、分かりやすい称号だ。
例えば小学生の子に「小説で賞を取って本屋さんに俺の本並んでいるんだよ」と言うのと「俺の小説は日本で一番長い小説だと、ギネス記録に載っているんだよ」と伝えるのでは、どちらがインパクトあるか。
人によって評価は違うだろうが、面白い試みではある。
現在執筆中の『鬼畜道 〜天使の羽を持つ子〜』。
俺が生きて書き続ける限り、作品はどんどん長くなっていく。
おじいちゃんに、前日から頼まれ事があった。
おじいちゃんや亡くなったおばあちゃんの兄弟たちに、線香を上げに行きたいとの事で、今日は朝九時半から、親戚関係の家を回って動く。
当たり前の事だけど、みんな年を取っていて、気弱な事を口にする。
「最低でもあと十年生きて下さい。俺が岩上家の代表としてギネスで日本一の称号を手に入れて見せますから」
もう逃げは許されない。
自ら背水の陣を作る。
俺って自分に甘いから、こうやってどんどん追い詰めていかないとな……。
あとは有言実行あるのみ。
自己を振り返り、文字にそれを表す行為。
山伏しの修行と同じような行為であり、また文字や文章にしてしまった分、後戻りも何もできなくなる。
己の業を知り、己の器を知る。
現時点で分かった事。
憎悪から小説を書いたとずっと思っていたが、悲しいから書いていた事に気づき、誰かにそれを認めてほしいが故に書き続けていた。
憎しむのはいい。
だけどそこからは何一つ生まれない。
延々と憎悪だけが根底に沈殿する事に気づく。
そして自分がいかに孤独だったのかを痛感し、書くしかないと自分の道が初めて理解できた。
ならば、まずは自分を救う為に書き、賛同した人間の魂を揺さぶる作品。
それができるなら、すべての事柄の欲などどうでもよくなった。
金の為でも欲の為でもなく、ただこの心境や境地に追いつきたいから、過去を振り返りひたすら書く。
ギネスは自分の生み出した子供が可愛いから、日本一という称号を作品に与えたいだけに過ぎない。
すべてそれができた時、俺は長編小説でギネス世界記録というオマケのついた悟りを得られると思う。
放置していた携帯電話がいきなり鳴り出す。
前に食事へ行こうと言いながら、連絡一つない例の飲み屋の女からだった。
あれから一ヶ月以上の月日が流れている。
まだスナック『十文字』で働いているのか?
ひょっとしたら股を開く気になったのか?
そう思った俺は、すぐ電話に出てしまう支離滅裂ぶりをいきなり発揮してしまう。
俺もまだ男だという悲しい性。
しかい、俺にも男としてのプライドってもんが、ちょっとはある。
だからわざと当然冷たい声で電話に出た。
「何の用だ?」
「もう…、相変わらず冷たいなあ。電話の一本もくれないでさ」
「忙しいと伝えたはずだ」
「それは分かるけどさ……」
「今ね、ギネスに挑戦しているから、暇なんぞないんだ」
「だって食事に行こうって言ったのに」
「俺は前に来週なら時間を作るとは言った。でも、来週になって電話をくれないのは、おまえだろ?」
そう…、俺はバレンタインのチョコレート、食える訳じゃないから別にいいんだけど、今年は過去ワースト記録を作ってしまった。
もらえたチョコレートは一個。
しかも弟の徹也の嫁さんの美紀ちゃんから「お兄ちゃん、チョコ」という感じだ。
前は近所の小学生が結構くれたんだけどなあ……。
やはり引き籠りが原因だったのだろうか?
「だって私、何回も電話したけど、あなたの電話とまっていたじゃない」
「へ?」
「メールも届かないし、電話をしても『お客様の都合で現在お使いになれない』とかアナウンス流れるし」
そうか……。
俺は執筆とミクシーの記事の更新に専念するあまり、携帯電話が止まっていた事にまるで気付かず、知人がパソコンのアドレスに『どうしたの? 携帯止まってるよ?』というメールをもらって初めてその事に気付いたのである。
確かにそれでは繋がるものも繋がりようがないだろう。
さて、この窮地…、どう切り抜けるとするか。
「にゃはは、ごめんなちゃい……」
「何、いきなり可愛い子ぶってんの?」
「……」
「まあ、今エステの仕事中だから、また電話するよ」
「うむ」
「今さら気取っても遅いから」
「すまなかったな」
「じゃあね」
電話を切ってから、目の前のタバコに手を伸ばす。
俺は火をつけると、ゆっくりと煙を吐き出した。
ふっ…、今回は俺が一本取られたようだな……。
最後の「じゃあね」がとても心の片隅を齧られたような痛みを感じる。
男と女、一生を懸けても分からないテーマなのかもしれない。
さて、飯野君と前回話をした時、彼の家へちゃんこ鍋を作りに行く約束をしていた。
俺は悪友ゴリへ電話を掛け、食材の買い出しをつき合わせる。
場所は飯野誠邸。
参加者は俺にゴリ、そして飯野君親子。
写真をたくさん撮り、部屋に戻ってから早速記事を書いてみる。
かわごえれっずさんの自宅にてちゃんこ鍋パーティー
朝起きて、昔給食のてんぷら箱に出た『コンビーフチーズ』を作り、ゴリの車でかわごえれっずさんとゴリと俺で、買い物へ。
いつものしょうゆダレベースと、今回は新開発の味噌ダレを作りました。
ゴリが「何かやる事ねえか?」と言うので、大根を一本おろしてもらい、そのあと味噌ダレを調合してから、スプーンで三十分ぐらい混ぜさせました。
食卓には二つの鍋を並べ……。
これだけ作って材料費四千円以下(調味料、ジュース代含む)で済ませた俺って、買い物上手でしょ。
ちゃんこは好きなほうのタレで食べます。
以前かわごえれっずさんのお母さんに、小さな鍋で食べてもらおうとしょうゆタレベースのものを持っていくと、気に入ってくれたようなんで、今回はさらに気合い入れました。
【ちゃんこ鍋に入っている材料】
・鶏ささみを叩いて白菜と合えて作ったつくね
・しゃぶしゃぶ用豚肉
・牛ロース肉
・白菜
・ごぼう
・にんじん
・大根
・豆腐
・椎茸
・えのきだけ
・春雨
・モヤシ
・ニラ
・ネギ
・(最後の締めで)うどん
帰り道、ゴリが「ゆらの里」でも行かねえか?と草津の湯を堪能しに行きます。
風呂上り、まったりとしながらソフトクリームを齧る俺。
そういえば最近自分の写真を撮っていないなと思ったので、風呂上りの中年おとめ座男でもカメラに収めるかと思い、ゴリに撮ってもらいました。
体重計乗ったら、九十七kg……。
プロレスラーのJrヘビー級よりも、まだデカいじゃねえか……。
ちゃんこ鍋を腹一杯食い、ソフトクリームに、コーヒー牛乳に、レモンサワーを飲んだ俺は、さすがにこのあと下痢になりました。
(※撮影者:ゴリ)
「あ、ゴリッチョ。悪いんだけど、ちょっとこのまま真っ直ぐ道を進んで……」
帰り道、月があまりにも綺麗だったので、初雁球場のところから写真を撮りました。
肉眼だともっと綺麗で大きく見えたのになあ……。
もっといいカメラが欲しくなりましたねえ。
まあいいや、いつか絵にして描いてみようじゃないか。
買い出しの最中、ミックスナッツの大きな缶ごと購入しました。
これで栄養を取りながら、トイレに行く以外、執筆に時間をすべて捧げる事ができます。
家族は、俺の料理を絶対に食べる事はない。
冷蔵庫へ作った料理を入れておいても、誰一人口にする事はなかった。
時間が経ち、白いカビが生えてもそのまま放置。
だから俺の作ったちゃんこ鍋を美味しそうに食べる飯野君親子やゴリの姿を見ただけで、嬉しかった。
合わない人間とは何をしても無駄。
流れに沿って、息抜きを入れつつ執筆は進む。
キチンとした数値が出ている訳ではないので、今執筆中の『鬼畜道 ~天使の羽を持つ子~』をどれだけの人が読んでいるのかは分からない。
俺は書くだけと言いながらも、その辺は気になっている。
ミクシィの記事にしても、毎回コメントをキチンとくれるのはしほさんとみゆきだけ。
みゆきとは不思議な縁だった。
岩上整体開業前、キャバクラやスナックなどへ営業と称し飲み歩いていた頃の出会い。
みゆきはどこを気に入ってくれたのか、岩上整体へ来てくれ、プライベートでもよく会った。
俺が賞を取る前辺りから、お互い連絡を取らなくなっていたが、ミクシィで再会。
その時みゆきは結婚して子供を一人産んでいた。
以来、俺の活動を応援してくれている一人になる。
ただ記事や小説を見て、傍観者を決め込む人間の多過ぎる事。
俺は思い切った記事を書いてみる事にした。
【本音記事】 応援したくない奴は、コソコソ見てんじゃねえよ、ボケ!
こんばんわ、岩上智一郎です。
俺は別にいい人って訳じゃないんで、今日は本音を書いときましょう。
ヒールって、嫌われて何ぼですからね。
俺が賞獲って本を出した時は、「岩上さん、本を下さい」と言ってくる馬鹿たくさんいましたけど、実際俺がこういう小説に関する記事を書いたところで、しほさんやみゆき以外、あと誰がコメント残しています?
当時買って「サイン下さい」って来た人には未だに感謝しています。
本を買ってくれ、温かい言葉をくれた人にも当然感謝しています。
俺の作品のレビューを書いてくれたロクスさんにもね。
足跡は同じようなメンバーがいっぱい毎日のようについているけど、みんな記事に興味はあったところで無関心を装っているだけじゃないですか。
誰も応援もないんだなって実感した俺は、それでも小説を書きたかったから、『少女たちの交換日記』と分かっていても、『ケータイ小説』ぐらいしかすがりつくものがなかったんだよ。
だって出版社とか、どこも俺なんて相手にしてくれないからね。
まあ、読売新聞とかTBSの人とか気に掛けてくれるから連絡はくれるけど、別にそれがじゃあ世に出しましょうってなるかと言えば、『新宿クレッシェンド』が発売されてから二年以上経つけど、何も成果なんてねえじゃん。
毎日コソコソ足跡だけつけているメンバーに対して、本音を言っときますね。
興味あるだけでコソコソと人の記事見て、応援する気ねえなら、おまえら全員こっちからマイミク外すぞ?
俺は今、下手くそな文章かもしれねえけど、日本中の小説家が誰も真似できない『日本で一番長い小説』とやらに挑戦してんだよ。
栗本薫著:『グイン・サーガ』
千九百七十九年(昭和五十四年)九月~二千九年(平成二十一年)五月二十六日
膵臓癌のため死去。
享年五十六歳までに書いた数、正伝百三十巻・外伝二十一巻が刊行。
一巻原稿用紙三百枚程度だとしても凄い枚数だ。
今俺が一ヶ月半ぐらいで四千五百枚書けている。
あとこれの十倍以上書かなきゃ、ギネスの世界記録に追いつけない。
栗本さんが三十年掛けて築いたものの、約十分の一ぐらい、俺は一ヵ月半で書けたんだよ!
俺から言わせれもらえば、栗本さんは幸せだよ。
だって作品を書きながら、金をもらえて、これだけの記録を年数掛けて残せたんだもん。
俺なんて、『鬼畜道』必死に書いているけどさ、ほとんどの人が振り向かないし、金なんて一円だって発生していないよ?
でも、書きたいから書いているだけだ。
もしさ…、俺のこの『鬼畜道』がギネスに載ったらさ、その時尻尾振ってくるなよ?
面白がって、ただ見ているだけの連中って悪いけど、マイミク外れろよ?
ウザいし、マイミクでいる意味合いあるの?
君らの好奇心を満たす為に、俺は生きている訳じゃない。
実際に街で会っても、同じようにシカトしてやろうか?
君らがやっている行為ってそういうのと一緒ね。
別に人に嫌われるのは、全然問題ない。
俺は作品を書くのが俺の生き様だからね。
ここまで読んでムカついた人……。
素直に退散して下さいね。
文句あって、喧嘩売りたいなら、喜んで買います。
でも、こういう時の俺って可哀相だから言っとくけど、すげー強いすからね。
本当の強さって教えといてやるよ!
いや、強さじゃねえか……。
命を張るって行為だ。
総合格闘技の試合出る時は、こうやって『試合で死んでも構わない』ってもんにサインしなきゃいけない。
こんなもんなんて、悪いけど、命を張っているなんて言わない。
俺が言わせない!
去年六月に亡くなった三沢さん……。
あの人は間違いなく命を張って、毎日を戦った。
どこがプロレスが八百長なんだ?
喧嘩も何もできねえ奴が、偉そうにほざいてんじゃねえよ、ボケ!
誰に向けるでもなく八つ当たりに近い記事。
かなり攻撃的で人を小馬鹿にした文章。
それでも俺は思った事を素直に書いた。
当然の如く、コメント欄は荒れに荒れた。
ロクス
では退散します。
僕は他人の応援をする余裕がありません。
自分の事で精一杯です。
それが不快でしたら、申し訳ありませんでした。
短い間でしたが、ありがとうございました。
岩上智一郎
ロクスさん、よく上の文章を読んでほしい。
俺はあなたには感謝をしていると書いてる。
あなたは小説家だ。
俺の応援なんかよりも書くべきだ。
正しい!
ロクスさん、俺からはあなたを外したいなんて思っていない。
ぎーたか
岩上さん、ヒールっすネ~。
それより鬼畜道 プレリュード編。
私スキです、こういう世界。
私も信念を曲げずに生きていきたいです。
ター坊
運転中などの拝見のためすみません。
しかし言葉や字などではない部分で応援してるつもりでした。
先輩が作家であるように俺は武道家です。
お互いがそれを突き進むだけで共感できるものがあると思っていましたが……。
なかなか難しいです。
セクラクララ
ボクもブログを書いていますが、コメントがない=応援して貰っていないと感じた事はありません。
感じ方って人それぞれですね。
何度もあしあと付けてすみません。
マイミク外して頂いて構いません。
これからも陰ながら応援しています。
トモ
子育てと家事・育児の合間に拝見していましたが、毎回コメントを残すとなると難しい現状です。
コメントを残さない=岩上さんを応援していない、という事ではないのですが……。
すみません、自分の日記もままならない現在、そこまでの余裕が今はありません。
そして多分、これからもしばらくないと思います。
読み逃げばかりで申し訳ありませんでした。
マイミク今までありがとうございました。
ノ
すいません
プロレスよくわからない私は「プロレスは命を張ったエンターテイメント」だと思ってました。
命を張って人を楽しませるなんて凄いですよね。
あとたぶん『鬼畜道』がギネスに載ったら尻尾フリフリします。
なので、煩わしかったらマイミク切っちゃって下さい。
頑張って悪の華咲かせて下さいね。
いや、極悪の華が咲くのを待ってます。
みゆき
今まで拝見出来なくてここにコメント残してるって、見れてるって事じゃねぇーの?
毎回コメント残せなくても、いいじゃん。
智だって毎回コメント残せなんて言ってないし。
書き手として、自分の作品に対する意見って気になるものでしょ?
遊び半分で日記書いてる人とは、違うんだからさ。
こんなにマイミクが居るのに、私としほさんの名前だけ
私だって、毎回毎回コメント残してるわけじゃないけど、応援する気持ちがあったら、日記や作品に対しての感想が出て、コメント書けるのは普通の事だと思うけどなぁ。
智の日記や作品に対して、何も感じない、書くことないから、書かねぇーんだろ
興味本意でマイミクになりましたぁ~→とりあえず何となく日記読んで足跡つけて→書く事ないから素通り。
みたいな感じでしょ?
うん。
それなら、マイミク外れればいいし。
私なんか、マイミクしてない人には日記公開してないけど、マイミクでもない人が何度も足跡付いてると、キモッて思うわ
私もマイミク整理しなきゃ!
携帯からだと面倒臭いから放置だけど。
さくら
悪気があってコメントしないわけではありませんし、応援していました。
人はそれぞれ受け取りかたが違って当たり前。
良くも悪くも岩上先生の受けた感情は私としては、少し悲しく思いました。
素晴らしい作品をお取りになって、チャンスはまだまたこれからだと思います。
人それぞれ、コミュや、アプリなど色々楽しみ方があると思います。
陰ながら応援しています。
今までありがとうございました。
大野信成
仕事も忙しいし、自分のブログで手一杯でこちらには中々お邪魔もできませんでした。
まあでも感じ方は人それぞれですからね。
すんませんした。
ぎーたか
岩上先生!炎上してます……。
早く、どうか……。
火消しを。
詩音
私はいつも彼にも、智さんの事凄い人なのよって自慢してます。
ずっと応援しています。
だから日記も読ませて貰ってます。
私は嬉しかったけどコメントできない事が、ストレスになっていたらごめんなさい。
これからも応援してファンでいます。
インフィー
はじめまして、コメントさせていただきます。
のぶたさんの紹介で「中々読ませる小説だから見てくれば」と小説好きな私に教えてくださったので、たびたび拝見させていただきました。
(そこまで足跡チェックをされているなら私の名前もわかると思います)
心に響く素敵な小説ですが、コメントを強制、素通り厳禁ではせっかくの良い作品も見辛くなってしまうのではないのでしょうか?
コメントをしなくても、なかなかこちらにお邪魔できなくても、のぶたさんのように陰ながら力になったり応援してくださっている方々もいるという事を忘れないで下さい。
岩上様の後輩で、リアルな世界でも交流のあるのぶたさん、またその奥様であるトモさんも、マイミクを切ってしまわれたみたいですので、私もこれからを楽しみにしていましたが、もうこちらにはお邪魔致しません。
偉そうな事ばかり並べて申し訳ありませんでした。
執筆活動、これからも頑張って下さい。
れっこ
ともさん、みんながみんなじゃなかったかもしれないけど、いたずらにマイミクになった人は居ないんじゃないかなって思います。
作品上悪役になっても、私の中のともさんは正義のヒーローですよ。
敵を作ることは簡単です。
仲間を見つけていくのは難しいです。
私は狭い町に暮らしているので、敵は出来るだけ作りたくないです。
でも誰にでもヘコヘコしたりするのとは違うんですよ。
信念を曲げてまで付き合うのとも違います。
鬼畜道、疑似母。
私は特にこれらの作品が好きです。
そして今、虐待に苦しんでいる子供、止めたいのにやめられない人。
そういう方に特に読んで頂きたいです。
私も最近はアプリで遊んでばかりで、足跡それで付いてたかもなんで反省です。
不愉快な思いをさせてしまっていたとは気が付かなかったので、ごめんなさい。
花
正直なところ、毎回大作なので後でじっくり読もう!
そして、読み終わった時には次のが上がってて、続き、続き!と読み始めコメントしそびれてる。
…というのが私の本音です。
いつも応援しています。
お疲れのでませんように。
しほちゃん
トモさん、ブログ書くのすごく早いから皆さんコメントが間に合わないだけじゃないかな?
コメントがないからって応援してないとは限らないと思いますよ。
過去の日記までさかのぼってコメントするのって他にもマイミクさんがいて、全員にコメント返さなきゃって人は正直難しい。
でも、それが興味本位で読み逃げだけしてるってのは違うと思います。
私は今たまたまパソコン使うことが多くてコメントもできてるけど、パソコン使わないときは一ヶ月二ヶ月使わない時だってあるし……。
でもだからと言って、トモさんと縁を切ったってわけではないんです。
自分で自分を追い詰めないでくださいね。
応援してくれる人、こんなにいるじゃないですか。
ロクス
随分久しぶりな気がします。
僕がこのブログを拝見した時は、僕の名前がありませんでした。
それであのようなレスをし、レビューも削除してしまいました。
岩上さんは、努力の人なのだと思います。
反響が無いのは悔しい事だと思います。
でも、応援が無くても、自分と闘うのが小説を書く事なんだと思います。
僕はそんな風に思う事ができました。
僕も、自作を公開した日記には殆どレスが付きません。
そういうものだと思っています。
僕自身、余裕が無いので、他人の作品はほとんど読みません。
特に、未完のものは読む事がありません。
読んでくれと、直接頼まれたものなどは別ですが。
ここで、告白しておきますが、岩上さんの日記でも、未完の、章の一部が掲載されているものは、読んでいません。
ごめんなさい。
岩上さんはきっとデカイ男なんだろうと思い、戻ってきました。
こんな失礼な僕を許してもらえるのでしょうか。
数々のコメント。
すべてしっかり読んだ。
花は、古木栄大との三角関係で絡んだ影原美優。
最近ミクシィで俺に駆らんでくるようになった。
古木とまだ一緒に暮らしているようだが、相変わらずうまくいっていないらしい。
彼女も俺が間接的に傷つけてしまった一人。
読んでいて溜め息が出る。
俺って本当に馬鹿だ。
悪戯に多くの人を傷つけた。
大野信成に奥さんのトモさん、君らに向けて書いた記事じゃないんだけどな……。
コメントをくれたほとんどの人は、俺が本音記事で書いた事に該当する人たちではない。
何故、ここまで応援してくれた人たちの事まで気遣えなかったのだろうか?
もう文章を書き、公開してしまったので、今さら取り返しはつかない。
自分でしでかした事は、自分でケジメをつけよう。
俺は新しく記事を書いた。
みなさん、ありがとう
俺のエゴで、たくさんの人たちに嫌な想いをさせたようですね。
それについては素直に申し訳ないと謝ります。
ちょうど幼少編を完成させ、憎悪に包まれていました。
多分俺自身、感情移入し過ぎて、精神的に安定していないのでしょう。
嫌な想いをしながらも、あえてコメントをくれた人たちへ。
まずロクスさん、小説家として本当に正しいです。
ありがとうございます。
ぎーたかさん、あの時メールくれて、俺は本当に感謝しています。
ありがとうございます。
たー坊、前の記事は身内に言ったつもりはない。
「俺、血は繋がってないけど、岩上四兄弟って思ってますから」
俺はその台詞を覚えているよ。
いつもありがとう。
総合にあの時復帰して試合できたのも、たー坊の力が合ってこそ。
感謝している。
セクラクララさん
同じ高校の同級生、一度も同じクラスになった事ないし、もしかしたら一度も会話した事ないかもしれない。
でも、あの時俺の本をわざわざ取り上げてくれて、本当にありがとう。
トモさん
のぶたさん
『岩上整体』の時も、色々患者を紹介してくれて、また温かい言葉を掛けてくれて、感謝しています。
ありがとうございます。
前の感謝をしていると言った人たちに言った訳じゃないけど、俺の書き方でショックを与えてしまったのなら、申し訳ない。
子育てとか、仕事とか、みんなも必死に生きているのに、俺はエゴを押し付けるような男です。
さくらさん
ありがとうございました。
確かにアプリとか、人それぞれ自由ですよ。
ノさん、やれるだけやってみます。
ありがとうございます。
みゆきさんへ
本当にありがとう。
ずいぶんと救われた気分だ。
ぎーたかさん、火消しですか?
最後にじゃあ、ちゃんとしますね。
詩音さんへ
全然凄くないですよ。
ただの馬鹿です。
でも、いつもありがとうございます。
インフィーさん、はじめまして。
勇気あるコメントをありがとうございます。
ごめんなさい、正直そこまで足跡は見ていないです。
後輩の彼については、陰ながらというよりも表立っていつも応援してくれているのは分かります。
感謝だってしています。
忘れられる訳ないじゃないですか。
さて、今回の件で自分自身、ミクシィを去ろうと思います。
結構嫌な想いをさせてしまった方々。
その人たちに言ったつもりはないですが、ショックを与えた事は事実です。
切腹に似たような行為になるので、去るというのは卑怯だと自分でも感じますが、ミクシィというコミュニケーションという場には、俺のような人間は場違いだと感じました。
俺が感謝を感じていると思った人に言います。
今でも感謝は忘れていません。
二月いっぱいまで、このままにしておきます。
色々とありがとうございました。
俺が今できるケジメのつけ方。
ミクシィから消えるという選択。
自分でしてしまった事とはいえ、仕方がない。
あ、花としほさんの名前書いてないや。
あとで個人的にしほさんと影原美優には、メールを送っておこう。
大人しく小説を黙々と書いていれば良かったのだ、俺など……。
周りを気にせず、勢いだけで書くからこうなってしまう。
猛省しよう。
感謝を忘れるな。
そしてこの事は忘れず、今後の糧に……。
詩音
早まらないで下さい……。
こう言う事はブログ等では多くて良くある事です。
淋しいですよ。
閉じずに時間を置いてみて欲しいです。
みゆき
おい、バカいってんじゃないよ。
ぎーたか
やめないで。
岩上先生の声をどこできけばいいのですか。
私はやっと、ふとしたきっかけで見つけた岩上先生をまた見失いたくはない。
詩音
毎日の綺麗な写真付きの日記や、小説を楽しみにしているのでやめないで下さい。
ノ
やめるのは自由ですが……。
今度から、どこで小説読んだらよいのですか?
三枝
しばらくコメントもせず、すみませんでした。
皆さんの愛溢れるコメントの中、私の拙文は不要と思います。
こんなにこんなに思われているんですから、どうか前向きに決断してください。
セクラクララ
偉そうなこと言ってすみませんが、言葉や文章で何かを変えたいのならもっと言葉や文章を大切にするべきだと思います。
言葉や文章の持つ影響力は、岩上さんが一番分かっている筈ですよ。
賢者は失敗から教訓を得る。
正にその通りではないでしょうか。
応援してくれる人がたくさん居るのに去る必要はないと思います。
これを糧にもっとデカい人になって下さい。
小谷野悟
どーも。
他人は本人の気持ちなんて分からないから、勝手なもんよ。
一度全員マイミク切って真っ新にして、それからついてくる奴だけまた追加するとか方法はどぉ?
そうゆう事じゃないか。
自分も辞めるな派なんだけどね。
そんな自分も勝手な一人です。
高校の同級生であり、同じサッカー部だった小谷野から電話が掛かってきた。
「岩上ー、あんま深く考えるなよ。飯でも食いに行こうぜ」
高校卒業以来だから、二十年の再会。
俳優の陣内孝則に少し似た小谷野は、少しだけ白髪になっていた。
それだけの期間が空いているのに、俺たちは自然と会って何事もないようにスムーズに話せた。
三年間同じ学校で時間を過ごし、その時でないと得られない称号『同級生』。
目に見えない絆ってものが、本当にあるんだよな。
口にあえて出すようなものではないが。
「肉食って元気出ただろ? 早くミクシィでやっぱ辞めないって記事をみんなに書きなよ」
無題
競馬で喩えるなら、俺はペース配分を何も考えない完全な『逃げ馬』にあたり、得意な距離は『長距離』である。
とにかく好きなように全力で走り、息が切れた時点でいつも『差し馬』や『追込馬』にゴール前で抜かれてしまうのだろう。
【本音記事】を書いたあと、『鬼畜道 ~天子の羽を持つ子~』の中学編を書き始め、いい感じで執筆が進む。
この前の記事(みなさん、ありがとう!)を書いている途中、何故かパソコンの画面がおかしくなり何をやっても反応しなくなった。
仕方なくもう一度電源をつけ直すと、書いた小説データは自動記録がされてなく、結局書いた部分すべてがパーになった訳だ。
それで前の記事を書き直してアップし、『鬼畜道』の続きを書こうとしたが、一度ガーッと書いた部分をまたすぐに書くだけだが、どうも同じ文章というものが書けない。
一月十日からほぼノンストップで書き続けてきたが、気づけば執筆意欲が失せ、二千十年二月二十五日原稿用紙四千五百八十八枚から、今現在おそらく原稿用紙一枚分ぐらいしか進んでいないまま、原稿を放置している。
久しぶり一昨日、漫画を買いに行き、『サムライソルジャー』一~七巻、『漂流教室』全巻、『漂流ネットカフェ』一~三巻を手に入れ、ひたすら読んでいた。
その途中、昨日の昼過ぎの話だが、高校時代の友人から「お茶でもどう?」と誘いがあり、特にする事のない俺は喜んで出掛けた。
二十年ぶりの再会で、同級生は俺を見るなり「デカくなったなあ」と言った。
今の俺にしてみれば当たり前の事だったが、高校を卒業してからちょうど二十年という時間の中で培ったものなので、よくよく考えてみれば、あの頃は体重が今と身長変わらないのに六十五キロしかなかったのだ。
今は二年前の試合(ヘビー級の試合だった為百四キロ)より体重は当然落ちて九十キロぐらいだが、メジャー団体のJrヘビー級のレスラーよりも大きな身体をしているのだ。
そりゃあビックリするだろう……。
久しぶりの再開。
俺らを繋ぐものは『西武台高校のサッカー部』。
当時担任の谷先生にやる気もないのに部活へ入れと強引だった為、俺はいつだって本気など出さず、いかにサボるかという事だけしか頭になかった。
ラクビー、バレー、ハンドボールを経て、サッカー部へ。
全日本プロレスに行こうと決めた二十歳の一月になるまで、多分一度も本気で何かをしようなんてした事がなかったのだ。
だから高校一年生の終わりに野球部が春の選抜へ行った時も、当然応援など行かず、一年間で元旦しか休みのない俺は、半年ぐらいでサッカー部を辞めた。
みんなから白い目で見られようと、俺は学校で禁止されているバイトをして金を稼ぎ、女の子たちとヒューヒュー遊びたかったのだ。
こんな俺をサッカー部OBとして扱い、去年末に連絡をくれ、一緒に選手権に出た母校を応援に行こうと誘ってくれた同級生の小谷野には感謝である。
以前『新宿クレッシェンド』で賞を受賞した時、母校である西武台に電話を入れた「第七期卒業生の岩上智一郎です。この度世界で一番泣きたい小説グランプリでグランプリに選ばれたので、来年の一月頃には本が発売されます」と伝えた。
すると電話に出た人間は「ああ、そうですか。言っておきます」とだけ簡易に言い、俺の名前も何も聞かずに電話を切った。
もちろん二年以上経つが、母校から一度も連絡なんてない。
そんな経緯もあって結局俺は、母校の応援に行かなかった。
その母校のサッカー部繋がりという同級生。
そんな状況の中でも連絡を取り合い、ようやく昨日その同級生と会ったという結果だけが残る。
二十年ぶりの再会は、男二人なのに『ステーキ宮』で六時間ほど話しっ放しだった。
同級生は俺の話を『面白い』と言ってくれたが、考えてみると、俺の話す話題自体が『鬼畜道』ですべて書いてある事や、これから書く事ばかりなのだ。
これまでの経験して感じた事を書いているだけの作品だから、スランプなんて何もない。
同様に書き続けて、日本で一番長い小説を狙えばいい。
家に帰ってから『鬼畜道』の続きを書こうとするが、一、二行書くと何故か漫画を手に取り、買ってきた漫画をすべて読み尽くしていた。
あのパソコンの不具合は一体何だったんだろう……?
俺があのような記事を書いたおかげで、数人のマイミクが去った。
中でものぶた夫婦は昔からの腐れ縁だ。
整体時代、色々協力してくれて感謝しているんだけど、俺がああいう風に書いたから傷をつけてしまったんだなあ、特に奥さんのほうには。
ここまで書いてもパソコンに異常はない。
あれは何だったんだろうか?
みんなから寄せられたコメントは、ちゃんと見ました。
いや、読みました。
多くの意見は、『辞めるな』か……。
正直まだまだ未熟な俺は、これからも書く上で、しほさんを師匠と崇めたい。
間違っている点、こうしたらもっと良くなるという点などの指摘を受け、まだまだ向上したい。
ミクシーを辞めるのは簡単だ。
『退会』のボタンを押して、簡単な何故辞めるのかのアンケートを書けば終了。
高校時代の同級生セクラクララさんは……。
【賢者は失敗から教訓を得る。正にその通りではないでしょうか。応援してくれる人がたくさん居るのに去る必要はないと思います。これを糧にもっとデカい人になって下さい】と俺に言った。
別に俺は賢者でも何でもない。
デカい人か……。
昨日ステーキを食いに行った小谷野にも直接「岩上、辞めるなよ。別に更新とかしなくたっていいじゃねえか」と言われた。
「じゃあ、たくさんの客がいる中、「立て!」と大きな声を出した同級生は、立ち上がった俺を容赦なく平手打ちして気合を入れたって書いていい?」と聞くと「そんなデマを絶対に書くなよ」と困った顔をしていた。
師しほさんからも、同じようなメールが来た。
みゆきとなんて、何度もメールを取り合いした。
コイツは結婚して本当に幸せでいい女になったんだなと実感した。
ぎーたかさんという女性からは……。
【やめないで。岩上先生の声をどこできけばいいのですか。私はやっと、ふとしたきっかけで見つけた岩上先生をまた見失いたくはない。】
…なんて可愛いコメントをくれた。
きっと可愛い女性なんだろうなと思った俺は、連絡先を書き、俺にいつか抱かれろとメールで送っておいた。
そしたら返事来なくなっちゃったけど。
近所のみゃ~ださんからも辞めるなか……。
前のミクシーの時に知り合った奥尻の美人妻れっこさんからも……。
ロクスさん、許すも何も別に俺は怒ってもいないし、何かを表現する人間ってエゴイズムの塊なんだから、あの意見は正しいと思いますよ。
他のここで知り合った人たちからも、昔から知っているリアルな知り合いたちからも……。
『レスラーって言うのはね。何をやられても壊れちゃいけないんだよ』
『人生はチャレンジだ』
生前、鶴田師匠が言ってくれた言葉の数々……。
そう、やっぱ逃げちゃいけないよな。
うん、じゃあ嘘をついたのを認めます。
このまま辞めたら『リングアウト負け』で負けちゃうから、どうせヒールだし、生き恥を晒しながら、まだいます。
不愉快な想いをさせた方々には申し訳ない。
ただあの時はああやって思って素直に書いた。
過去は取り戻せない。
でも俺は、このまま消えずにいます。
みなさん、いつもありがとうございます。
まだまだ生き恥を醜態を晒します。
何だよ、ここ二日で原稿用紙一枚ぐらいしか小説を書けていないのに、今は十五分ぐらいでこんな書けてるじゃねえかよ……。
自分でした事とはいえ、皮肉なもんだ。
俺にとって精一杯の謝罪と感謝を文字に込める。
同級生っていうのは、本当にありがたいものだ。
そして俺を見守りながらも応援して、さらに温かい言葉を掛けてくれる人たちも……。
もう腐るなよ。
みんなの期待に応えて、俺はどんどん小説を書けばいい。
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